「The Last of Us Part II」，公式ブログに開発者インタビューが掲載。主人公・エリーの進化や新しいゲームシステムなども紹介

　ソニー・インタラクティブエンタテインメントは，2020年2月21日に発売を予定している「The Last of Us Part II」において，公式ブログ「PlayStation.Blog」に開発者インタビュー（日本語）を掲載した。
　インタビューは，本作のディレクターであるニール・ドラックマン（Niel Druckmann）氏で，，主人公・エリーの成長や新たな脅威のほか，武器のカスタマイジング機能などのゲームシステムも紹介している。


　過去記事でも紹介しているが，本作は，前作のエンディングから5年が経過した2038年の世界を舞台に，19歳に成長したエリーを主人公とした作品となっている。これまで平和に暮らしてきたジャクションの集落が謎の勢力に襲撃されたことで，エリーはその復讐のためにシアトルまでの長い旅を続けていくことになるというストーリーだ。


　ドラックマン氏によると，「The Last Of Us: Left Behind」を開発中の2013年の時点で，本作についての構想があったようで，エリーを演じる女優のアシュリー・ジョンソン（Ashley Johnson）さんに予定しているストーリーを打ち明けると，レストランという公共の場にも関わず泣き始めてしまったということだ。
　感動したのか，エリーの末路を聞いて悲しくなったのかといったことには触れられていないものの，この時点で「非常に強い印象を与えられる作品になる」とドラッグマン氏は考えていたようだ。


　このブログエントリーでは，先のプレビューイベントで公開されていた，ガスを巻き散らす新しいインフェクテッド“シャンブラー”だけでなく，武器のカスタマイジングや，犬を使った探索などを行う敵勢力，そしてプローン（這いつくばり）による新しいメカニックなどを紹介している。


　また，PlayStation 3のテクノロジーを基礎にしていた「Left Behind」や「The Last of Us Remastered」と異なり，本作はPlayStation 4を標準にすることでさらに美しいグラフィックスやアニメーションが堪能できるようになったとも述べている。インタビューの各項目には，短い映像クリップも掲載されているので，こちらもあわせてチェックしておきくといいだろう。


　最後に，ドラッグマン氏は開発も佳境に入っていることを解説しつつも，プレビューイベントで発表された以上のストーリー上のツイストがあることを述べている。まさに「PlayStation 4世代の集大成」的な作品になるのは間違いないだけに，今後の続報も楽しみにしておきたいところである。

PlayStation.Blog「The Last of Us Part II」開発者インタビュー（日本語）

PlayStation.Blog「The Last of Us Part II」開発者インタビュー（英語）

「The Last of Us Part II」公式サイト