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印刷2018/03/24 15:53

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[GDC 2018]恐竜世界をVRで冒険できる。「ARK Park」ローンチイベントレポート

画像集 No.001のサムネイル画像 / [GDC 2018]恐竜世界をVRで冒険できる。「ARK Park」ローンチイベントレポート
 2018年3月22日(北米時間),Snail Gamesが開発を手がける「ARK Park」PC/PS4)の正式ローンチ発表会が,サンフランシスコで開催されたGDC会場近くで行われた。ARK Parkについては,すでにPS4版が3月22日発売と報じられていたが,新たにPC版のローンチも同日であると発表された。
 PC版はSteamやOculus Store,Viveportで販売されており,対応機器はRift,Vive,Windows MRの3タイプ。コントローラはそれぞれのVR専用コントローラのほか,ゲームパッドもサポートしている。なお,対応言語は英語,日本語,中国語,韓国語で,字幕と音声に対応する。

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 さて,ARK Parkは「ARK: Survival Evolved」からスピンオフしたVRタイトルだ。恐竜世界での冒険を高クオリティで綴り,実に1300万本以上を売り上げたSurvival Evolvedだったが,裸一貫で投げ出されて木の実を拾って飢えをしのぎながら生き延びる……といった超硬派な内容は,購入前の予想と少し違っていたという人もいたかもしれない。

Survival Evolvedの恐竜がそのまま使われている
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3DサウンドにはWwiseのツールとVisiSonicsのReal Space 3Dを採用
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 ARK Parkはそこからうって変わって,ゆるいゲームとなっているようだ。まず,舞台が野生の世界ではなく,「ジュラシックパーク」のようなテーマパークという設定となっており,より安全に恐竜と親しめる。Survival Evolvedと同じ世界でありつつ,ゆるりと探索したり,恐竜を愛でたりすることに重点を置いたゲームになっているのだ。

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 とはいえ,VRで恐竜世界を見て回れるだけのデモというわけではない。弱点を探すために恐竜の遺伝子を集める必要もある。集めた遺伝子の欠片はパズル要素がある謎解きで解析していく。そのほか,採集や武器作成,テイミングといった要素をしっかり残している。
 また,恐竜の卵を入手できれば,それを孵化させて育てることもできる。恐竜を成長させれば,その背中に乗ることもできるようだ。

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 テーマパークにはアトラクションの形で10のマップがあり,それぞれで「ティラノサウルスに会える場所」といった設定があるようだ。ちなみに,安全に恐竜と触れ合えるのは,恐竜を凶暴化させないデバイスを設置している場所だ。そういうスポットでは飼い慣らしたもの以外でも,襲われることなく交流ができるのだという。

画像集 No.031のサムネイル画像 / [GDC 2018]恐竜世界をVRで冒険できる。「ARK Park」ローンチイベントレポート
 戦闘では7種類の武器が使用できる。というか,ゲーム内で7種類の武器を作成できる。また,素材を集めて武器を鍛える……といったあたりは,定番の要素と言えるだろう。武器には6段階のレベルが設定されており,鍛治で鍛えていくのだ。

 ARK Parkにはマルチプレイの要素もあり,最大4人のプレイヤーで一緒に冒険を楽しめる。そのほか,教育要素として,恐竜のホログラフィックモデルを観察できる場所なども用意されていた。

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 ARK Parkの発表以降,Snail Gamesには恐竜世界のVR化に期待する多くのファンからさまざまな便りが届いたという。そのうち,自閉症で恐竜が好きな次男を持つ英国の男性からのメールに興味を持ったスタッフは英国に渡り,その次男に開発段階のARK Parkをテストプレイする機会を与えたそうだ。その模様の映像が紹介されたのだが,少年は突然のプレゼントに対して表情豊かに驚きを見せていた。

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 会場ではRift版とWindows MR版が用意されていたので,ちょっと後者を試してみた。
 チュートリアルを始めると,コントローラの使い方,主に移動方法や設備の操作方法などを教えてくれる。
 移動はワープ式だ。左手のタッチパッド上側を押すとドローンと放物線が伸びるタイプで,Windows MRの作法ではなく,Viveの作法が採用されていた。インタフェースはもう少し説明が必要かもしれない。

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 スタート地点から列車に乗って,先ほど述べた教育用施設らしき場所に移動した。列車はひたすら進むだけだが,大きく表示されたレーダーには巨大な恐竜の位置が表示されており,ときどきその姿も眺めることができた。
 到着した施設の内部では別の操作のチュートリアルが行われ,円盤状に小さな恐竜が何体かと,中央にティラノサウルスがいる操作盤の前に誘導された。周りにはトカゲ系の恐竜をはじめ,さまざまなミニ恐竜なども並んで動いている。ここでまた指示に従って操作を覚えていくのだが,会場の騒音でヘッドセットの音声が聞きとりにくかったこともあって,筆者には少し分かりづらかった。

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 ミニチュアの翼竜を手でつかむと,いろいろな角度から観察でき,全体に細かい羽毛が生えていることが分かる。非常に精巧な作りである。そこから手を離すと,翼竜は落ちて消える。盤を回して別の恐竜を取る。落とす。消える。その繰り返しで,なかなか次に進まない。
 さらに場所が狭すぎたので,手前のミニ恐竜にかろうじて触れるのが精一杯で,中央のティラノサウルスにはまったく手が届きそうにない。もう少し広めのスペースを確保する必要がありそうだ……と思ったら,やってみるとなんとか手に持つことができていた。吸い付き型だろうか?

 実は,ここで手に取ったミニ恐竜をパネルに投げつけるのだそうだ。そうすると,その恐竜の情報が表示される。それに筆者はなかなか気づけなかった。
 また,なぜか見回す操作が多くて(次の誘導メニューが後ろにあるとか),気がつくとケーブルでぐるぐる巻きにされていたので注意してほしい(たまには逆回転もしたほうがいいぞ)。

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 会場ではARK Parkのほか,「PixARK」PC / PlayStation 4 / Xbox One / Nintendo Switch)も紹介されていた。3月27日にSteam Early AccessとXbox Reviewでの提供が予定されている新作スピンオフだ。
 ビジュアルから分かるとおり,「Minecraftで作ったSurvival Evolved」といった風情のゲームで,実際のプレイフィールもSurvival Evolvedに近くなっているようだ。会場ではブロックの地形を掘り進んだり,家を作ったり,ダンジョンに潜ったりするところが紹介されていた。短いデモだったが何度か恐竜に出くわして殺されていたので,見た目よりずっとガチなゲームだろう。

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 なお,家を作る要素はSurvival EvolvedとPixARKには搭載されているが,ARK Parkには存在しないとのこと(代わりにプレイヤーの拠点となる基地が用意されている)。

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 先日,Nintendo Switch版がサプライズ発表されたSurvival Evolved(関連記事)。今春にはiOS版Android版のリリースも控えており,さらにまもなく大型DLCがやってくるとのことだ。
 ARKは2015年から始まった比較的新しいIPではあるが,着実に進化と拡大を続けている。恐竜世界に乗り物や武器などの未来文明を持ち込んだゲームデザインは,VR体験によっていっそうの価値をもたらしうる。ARK ParkはARKシリーズの中でも,特別な位置にあるゲームに思われた。

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