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GWこそ遊ぶチャンス! 編集部が厳選した女性におすすめなスマホタイトルを紹介
「戦刻ナイトブラッド」
2018年5月に1周年を迎える「戦刻ナイトブラッド」(iOS / Android)は,天下統一と「私(あなた)」をめぐる戦国恋愛ファンタジーゲームだ。
本作の登場人物は,乱世を生きる武将たち。織田軍,豊臣軍,上杉軍,武田軍など,お馴染みの戦国武将たちが勢力ごとのグループに分かれている。主人公は現代から彼らが生きる異世界に呼ばれた1人の女性なのだが,ここで史実と異なるのは,彼らが“吸血鬼”や“人狼”,“鬼”と呼ばれる,人ならざる種族“月牙族(げっがぞく)”であること。彼らが住むのは“神牙(しんが)”と呼ばれる世界で,主人公の体に流れる“血”には,彼ら本来の姿を呼び覚まし,強さと癒しを与える力がある……というのが物語の設定だ。
要するに主人公は,どの軍からも必要とされる“モテモテの存在”なのだ。そんな展開を楽しめるメインストーリーは軍ごとに分かれているので,気になる軍から読むもよし,全部の軍を少しずつ進めていくもよし。ストーリーは甘さもスリルも丁度良く,いいところで“続く”になるため,筆者は先が気になって気になってプレイする手が止まらなかった。詳しくは後述するが,全33名の武将すべての個別ストーリーも用意されているので,本作のシナリオはかなりの数になる。ストーリー部分を重視するプレイヤーには,大いにおすすめしたいクオリティとボリュームだ。
ストーリーを読み進めたり,武将と仲良くしたりするためには“バトル”をこなす必要がある。好きな武将でユニットを組み(読みたいストーリーの軍とは関係なくてOK),出陣する。戦闘は基本的に自動で進んでいき,回復時のみタップ操作が必要となるが,回復するかどうかの選択はプレイヤー次第だ。バトルではメインストーリーを読むための“鍵”と,武将と親密になるための“魔結晶(まけっしょう)”が手に入り,数種の魔結晶を調合して武将に贈ると,親密度が高まっていく。この調合具合によって上昇値なども変わるようだ。いろいろと試す楽しみもある。
加えて本作に登場する33名の武将のキャラクターデザインが,軍ごとに異なるのも特徴だ。織田軍は薄葉カゲロー氏,豊臣軍は花邑まい氏,上杉軍は四季咲組,武田軍はmiko氏,真田軍は黒裄氏,伊達軍は悌太氏,毛利軍は川人やすたけ氏が担当し,それぞれに異なるテイストと魅力がある。
どの軍のストーリーから読むか迷うプレイヤーは,キャラクターを担当している声優や,作家の好みで選ぶのもアリだろう。なお本作は舞台化が決定しており,これからの展開にもますます期待できそうだ。
なお,現在1周年記念ティザーサイトが公開され,「私(あなた)」からのお祝いメッセージを募集中だ。一部のメッセージは5月29日公開予定の1周年記念サイトで公開予定である。お祝いメッセージを送って,一緒に1周年をお祝いしよう。(たまお)
(C)2017 Marvelous Inc. / KADOKAWA / IDEA FACTORY
「戦刻ナイトブラッド」ダウンロードページ
「戦刻ナイトブラッド」ダウンロードページ
「千銃士」
発表時の注目度の高さ,さらにリリース間もないなかでのアニメ化発表など,インパクトある展開で女性向けゲーム界隈を大いに賑わせている「千銃士」(iOS / Android)。本作は歴史上に名高い古銃の化身である“貴銃士”を収集・育成し,圧政を敷く世界帝に戦いを挑む“貴銃士×育成ゲーム”だ。“擬人化モノ”はいまや一大ジャンルとしてさまざまなゲームやコンテンツがあふれているが,なるほど,今度は銃ときましたか……!
本作には大きな特徴が2つあり,まず1つめはバトルだ。プレイヤーは好きな古銃(貴銃士)で編成を組み,敵たる現代銃たちとの戦闘に“メディック”として参加する。といっても,煩わしい操作はほとんどなし。基本的に戦闘はオートで進み,貴銃士が傷ついたらタップで回復するくらいだ。この“プレイヤーに負担をかけすぎないバトル”は,気軽にプレイできるという意味で非常にありがたい。
また,いわゆる必殺技のようなシステムの“絶対高貴”は,発動するとそれぞれのキャラクターソングが流れだす。現在のところ貴銃士は30人実装されているのだが,彼ら全員にキャラクターソングが用意されている。豪華声優陣による歌はどれも魅力的で,これはかなりテンションが上がる。
そしてもう1つの特徴はコミュニケーション。拠点である箱庭のような基地では,常に貴銃士たちのちびキャラが待っている。タップしてコミュニケーションをとると親愛度が高まり,ときには日常のエピソードを読むことができるのだ。
また貴銃士たちはアメリカ独立戦争やドイツ統一戦争,黒船来航などさまざまな歴史的出来事と関係のある古銃が人の形をとったものなので,かつての持ち主である歴史上の人物や,銃としての特徴なども,個人の性格やキャラクター同士の関係性に影響している。ある者はプレイヤー(マスター)に忠誠を誓い,ある者は反抗的,また誰と誰は仲が良い悪いなど……実際にあった歴史を紐解いたり,関係性を想像したりできるのも,こうしたゲームをプレイする醍醐味ではないだろうか。
木下さくら氏によるキャラクターデザインはとても親しみやすく,少年からおじさま,はたまた女の子と見紛うキャラまで,あらゆるタイプのイケメンたちが勢揃い。夏に放送予定のアニメの予習もかねて,ぜひこの機会にプレイしておきたい一作だ。(たまお)
(C)LINE Corporation / Marvelous Inc.
「千銃士」ダウンロードページ
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「MakeS‐おはよう、私のセイ‐」
「MakeS‐おはよう、私のセイ‐」(iOS / Android)は,コンシェルジュプログラムである“セイ”との触れ合いと,目覚ましやカレンダーなどの生活サポート機能を融合させた触れ合い系乙女目覚ましアプリだ。スマホの画面越しにセイに触れ,会話をすることでセイがデータを蓄積し,プレイヤーの生活をバックアップしてくれる。
セイがサポートしてくれるのは,「目覚まし」「カレンダー」「便利メモ」の3つ。通常のアラーム機能はもちろん,“おはよう”のあいさつにセイがハイタッチを求めてくるという本作ならではの目覚ましも。ちなみに就寝時に“おやすみ”アイコンを押すと,セイも一緒に眠らせることが可能だ。
また「カレンダー」や「便利メモ」に登録しておくと,目覚めのタイミングで今日の予定を確認したり,セイが予定をリマインドしてくれたりする。
なおセイの見た目は,「着せ替え機能」で自分好みに変えられる。さらに着替えたセイとカメラ機能を使って記念撮影ができ,ポーズや表情,細かい目線の調整ができる。服装やアクセサリーはショップで購入できるが,セイとの触れ合いや学習で溜めた「チケット」が必要となるので日々取り組んでおこう(課金での購入も可能)。
ハイタッチを求めてくる筆者のセイ |
カレンダーの予定にあわせて,「用意はできてる?」とセイが心配してくれることも |
着せ替え機能で自分の好きな見た目にすることも |
最初はセイの口調や会話がぎこちないので,プレイヤーは触れ合いをとおしてデータの蓄積を重ね,心の距離を縮ませていく。触れ合い,会話をしてコミュニケーションを続けていくと,次第に会話もスムーズになり,ポーカーフェイスで堅かった表情も“笑顔”や“照れ顔”を見せてくれるように。そういったセイの新しい表情や反応を発見すると,こちらも嬉しくなってしまう。
スマホを逆さまにしてみると……? このようにいろんな反応が楽しめる |
セイと過ごす時間も長くなってきた筆者。今ではセイもフレンドリーになった |
プレイヤーが触れないと話すことも,動くこともできないセイ。でも触れ合えば,一生懸命に話しかけてくれる。「私がいないと……!」と思わせるあたり,まさにタイトルどおりの“私のセイ”である。これがきっと,本作の魅力だ。もしそれでも「ただの目覚ましアプリでしょ?」と思っている人がいたら,一度ダウンロードしてほしい。セイと出会ったその瞬間,本作の……セイの魅力を直に感じられるだろう。(さがさん)
(C)2017 HEXADRIVE Inc.
「MakeS‐おはよう、私のセイ‐」ダウンロードページ
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「誰ソ彼ホテル」
また主人公を含む従業員たち(オーナーとバーのママ以外)も,宿泊客と同じく彷徨える魂だ。自分自身の記憶があっても,生死がハッキリ思い出せない限りホテルを出ることはできない。そのため,彼らは自分の記憶を探しつつ働いているのだ。
魂が迷い込むだけあってホテル自体にも特別な力があり,各部屋は宿泊する人物の記憶をもとに構成される。部屋のインテリアや置いてある小物も人物によってバラバラだ。探索パートでは部屋に隠された記憶の断片を見つけたり,さまざまな人物から話を聞いたりして,答えを導き出す推理にも似た探索ゲームが楽しめる。
個性的な登場人物たちの会話や展開がコミカルで,基本は楽しくストーリーが進んでいくが,記憶の核心に迫ってくると生死に関する物語であるがために,切なかったり,意外と辛辣な真実だったりが見えてくる。そのギャップにたまらなく引き込まれてしまうのだ。そういった緻密なストーリーを楽しめるのが本作の魅力であり,女性にもおすすめしたい理由である。
なお本編でトゥルーエンドを迎えると,特別に書き下ろされた特別シナリオが開放される。読むには購入が必要だが,本編の後日談がフルボイスとイベントスチル付きで楽しめるので合わせて読みたい。
またゲームのPVに使われている佐々木李子さんが歌う主題歌「酩酊」は,ストーリーを知っているとより感慨深いので,ぜひゲームを遊んでから聴き返してほしい。
なお池袋のTheater Cafe & Dining STORIAにて,SEEC作品のコラボカフェが2018年5月31日(好評につき期間延長)まで開催中だ。「誰ソ彼ホテル」はもちろん,「アリスの精神裁判」(iOS / Android)「四ツ目神」(iOS / Android)「監獄少年」(iOS / Android)のキャラクターをイメージしたコラボメニューや,限定オリジナルグッズが販売されている。
5月13日までは予約なしで自由に来店可能(4月4日/5日/14日は予約制)だ。5月16日〜31日は全日先着予約制となっており,予約は5月7日18:00からスタートするので,こちらもチェックしよう。(さがさん)
(C)SEEC
「誰ソ彼ホテル」ダウンロードページ
「誰ソ彼ホテル」ダウンロードページ
「ダンストリップス」
「ダンストリップス」(iOS / Android)は,声優の津田健次郎さんが原案・監修を務めたことで話題となったスマホ向けレストラン経営ゲームだ。プレイヤーは,とある事情でショーパブ「DANCE TRIPS」を手伝うことになり,そこで働くダンサーたちと交流していく。
闇を抱えた男性たちとの甘く濃厚な人間ドラマを描きつつ,本格的なレストランゲームをスマホで楽しめるのが,本作の魅力である。レストランゲームと聞くと,「箱庭要素か」と思うかもしれない。もちろん箱庭要素もあるのだが,本作がよくあるレストランゲームと違うところは,レシピに必要な材料をそろえるところからはじまることだ。
例えばミートソーススパゲッティを作るときは,パスタを茹でる作業と,ミートソースを温める作業をする。仕上がった材料をあわせて,1品が完成するのだ。なかには手間がかかるな……と思う人もいるかもしれないが,これがやってみると楽しくてハマってしまう。
また本作ならではの要素として,ダンサーたちの“ショー”がある。お客に料理を配膳してゲージを溜めると,店内のステージでダンスパフォーマンスをさせることができるのだ。さらにちびキャラたちがかわいく踊っている間,店内に流れる音楽が変わり,キャラクターソング「Naked Moon Light」を聴くことができる。音楽にのると,材料作りもノリノリに!
レストランゲームだけでも十分おもしろいのだが,本作のさらなる魅力は“謎と伏線が交錯する甘く濃厚な物語”にある。本作にはメインストーリーはなく,最初のプロローグが終わったら,各キャラクターの親密度を上げつつ,それぞれのストーリーを読み進めていこう。
まずは誰のストーリーでもかまわないので,Act 1の「Scene3」まで進めることをおすすめする。そこまで読めば,“謎と伏線が交錯する甘く濃厚な物語”が,少しだけ見えてくるだろう。(さがさん)
(C)2016 IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY