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印刷2023/12/30 10:00

紹介記事

頭を使って死闘を乗り切れ! 非アクションの死ねるゲームで,年末年始を苦しもう

 2023年,お疲れ様でした。
 4Gamer読者の皆さんなら,今年もたくさんのゲームを遊んだことかと思うが,この1年はとくに話題作が多かった印象だ。「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」にもうハマりすぎちゃって全然動けなくなった人や,「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」PC/PS5/Xbox Series X|S/PS4/Xbox One)で燃え残ったすべてどころか,何もないところにも火を点けてSNS上でいろいろな幻覚が見えるようになったレイヴンなど,話題作で楽しそうにしているゲーマー達は,皆さんの周りにもたくさんいたのではないだろうか。

今年は大作が多く,「The Game Awards 2023」を何が取るか,ワクワクしていた人も多いのでは?
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 さて,今年のオススメタイトルはいろいろあるが,筆者は苦しいゲームが大好きなマゾゲーマーである。年末年始ということでせっかく時間があるのだから,ここは苦しい,でもクリアできるととても嬉しい,そんな死ねるゲームを紹介していきたい。
 ただし苦しいと言っても,難しい操作が求められるアクションはナシ。理不尽に努力が無に帰す作業だったり,ただただ硬いだけの敵をボタン連打で殴り続けたり,そういう虚無感に襲われる苦しさもナシだ。今回紹介するのは,縛りプレイではなく,しかし難度は高く,頭を使って困難を克服して,クリアの喜びを嚙み締められる。じっくり取り組みたくなる苦しさを持つゲームである。

 いや,個人的に今年はそんなのばかりハマってたなぁ,というだけで,大変私的なチョイスなのだが,ここはほら,苦しみのおすそ分けをさせてくださいよ。


バルダーズ・ゲート3(戦術家)


 まずは軽いジャブからいこう。「The Game Awards 2023」で6冠を達成し,GAME OF THE YEARにまで輝いた今年最高と言える一作が,Larian Studiosの「バルダーズ・ゲート3」PC/PS5)だ。待望の日本語版も12月21日に発売されたばかりなので,プレイの真っ最中な人もいるだろう。

日本語版発売に合わせて,PC版も日本語に正式対応。筆者は日本語MODで先に遊んでいたクチだが,機械翻訳の状態でも,面白すぎて時間が溶けた
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 簡単に紹介しておくと,本作はTRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ 第5版」(以下,D&D5e)をベースにしたファンタジーRPGだ。この再現度がめちゃくちゃ高く,同一の世界観での冒険や,自由度の高いシナリオ進行の仕組みが盛り込まれているのはもちろん,戦闘システムや取れる行動なども,D&D5eほぼそのまま。そもそもTRPGのD&D5eの戦闘は,手番の回ってきたキャラクターごとに,移動とアクション(主に武器攻撃や魔法)を行うシミュレーションRPG的な遊ばれ方をされることが多く,これをうまくデジタルゲームとして落とし込んでいる。
 結果的に,D&D5eのリッチで濃密な冒険を,DM(ダンジョン・マスター。ほかのTRPGにおけるGM)なしに1人で遊べてしまうゲームに仕上がっており,高評価も納得という感じだ。筆者も,D&D5eのプレイヤーという贔屓目はあるが,今年のGAME OF THE YEARを選ぶなら間違いなくコレである。

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 そんな本作を,この物騒な記事のトップバッターにしている理由は,難度を上げてゲームを始めたときの容赦のなさである。本作は通常の難度である「冒険家」でもなかなか歯ごたえがあるのだが,これをハードモード相当の「戦術家」に上げると,それはもうエグいことになる。敵のHPはがっつり上がり,AI自体も賢くなり,AC(防御力みたいなもの)などもアップ。パーティの回復に必要な大休憩の条件なども厳しくなるなど,いろいろな面で辛くなれる。
 本作のAIの賢さ具合はものすごく嫌らしく,例えばうかつに崖などに位置取りしようものなら,そのへんの雑魚敵が容赦なく突き飛ばしで落下死を狙ってくる。単純なHPとダメージのやり取りだけでなく,キャラクターごとの立ち回りに一瞬たりとも気が抜けない。

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 また,本作の戦闘で一度に登場する敵の数は,D&D5eの公式シナリオと比べてもかなり多いと思う。ちょっと正気とは思えない数がワラワラ襲ってくるし,ただ攻撃されるだけでも辛いのに,先述した突き飛ばしやデバフ魔法などもバンバン使ってくる。
 これが通常のTRPGのキャンペーンであれば,DMが「死ねえ!」と襲い掛かってきたとしても,内心では「全滅はしてほしくないな,パーティの戦闘能力的にこのぐらいの敵にしておこうかな」と手心を加えてくれるかもしれないが,デジタルゲームの本作にそういった優しさはない。明確な殺意を持って「死ねえ!」と襲い掛かってくる。

画面上に戦闘に参加しているキャラクターが表示されているが,いくらなんでも敵の数が頭おかしい
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 戦術家における戦闘のキツさは,ボス戦どころか雑魚戦も含めて,だいたいの主要な戦闘でとりあえず一度は全滅するレベルである。しかも,本作にはランダムエンカウントの雑魚は存在しない(配置されているものを倒したらそれっきり)ので,強引なレベルアップで突破することもできない。
 難関で足止めを食らったら,いける場所を駆けずり回ってとにかく経験値を入手し,どうにか戦える状態にパーティ編成を整えて挑むしかないのだ。うーん,マゾい!

 とはいえ,これは攻略情報を何も知らないで挑む場合の話。本作の高い自由度は,「この戦闘なら,この方向から接近して開始すれば楽になるな」といった戦術も許容してくれるので,一度ネタを知ってしまえば,かなり戦いやすくなるだろう。そのため,戦術家に難度を上げてプレイするのは,個人的には1周目をオススメしたい。初めて見る敵の群れに「どうすりゃいいんだよこれ……」と絶望しながらも勝利を掴む体験をしたい人は,ぜひ。

自分のパーティと敵,そして味方NPCが入り乱れることも。この数が出てくるセッションなんて,大変すぎて筆者は絶対DMをやりたくないので,デジタルならではの戦闘だと思う
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 懸念があるとすれば,D&D5eをまったく知らない場合,攻略法を考える難度が上がるということだ。というのも,本作におけるクラスやレベルアップで覚える技能などは,だいたいD&D5eのままなので,TRPG版の経験者なら「こういうことがしたいから,このクラスを取ろう」と考えられる。しかし未経験の場合,ゲーム中でこうした情報はまったく開示されないので,実際に試してみるしかない。そのため,苦しい戦闘がより苦しく感じられるかもしれない。
 しかし安心してほしい。本作では戦闘中に小まめにセーブができる。本当に詰まったら,行動のたびにセーブして戦闘を有利に運び,無理やり勝利することも可能だ。ちょっと卑怯だが,背に腹は代えられない。

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 というわけで,濃厚な冒険とキッツイ戦闘のどちらも楽しみたければ,1周目で戦術家を選んでほしいのだが,実はさらに難しい「自信家」という難度も用意されている。これは,日本語版が発売される少し前,海外では発売からしばらく経って追加された特殊なモードで,ボスがより強くなる。さらにこのモードではセーブデータが1つしか作れず,上記の戦闘中の小まめなセーブが封じられてしまう。
 そして最大の問題が,全滅するとそこでおしまいという点だ。別の難度に変更して続行はできるのだが,自信家での挑戦は強制終了。あまりにマゾいモードで,さすがに筆者もこちらはクリアできていないのだが,限界まで挑戦してみたい人は,一度ゲームをクリアしてから挑んでみよう。

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クロノアーク(ハード)


 頭を使ってどうにか攻略法を見出し,クリアの興奮に思わずガッツポーズを取る。そんな苦しいゲームの歓びを最高に味わえる筆者イチオシのタイトルが,この「クロノアーク」だ。

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 本作は,韓国のAl Fineがアーリーアクセス版を展開中のインディーゲームであり,ジャンルとしてはデッキ構築+ローグライクの要素を盛り込んだターン制RPGとなる。名作「Slay the Spire」以降,この手のジャンルのインディーゲームはいろいろと出ているが,本作は

  • パーティ戦闘
  • 日本人でも受け入れやすいキャラデザイン
  • 多数のプレイアブルキャラ
  • 力の入ったメインストーリー

といった点で差別化されている。
 好みのキャラクターでパーティを組んで,探索しながらレベルを上げてカードや装備を集め,持てるリソースのすべてを用いてボスに挑む。全滅したらその周回はクリア失敗となり,レベルも装備もすべて失うが,「何がいけなかったのか」の経験はプレイヤー自身に蓄積されていく。それを次の周回に生かし,ボスを撃破できればメインストーリーが進行していく……というのが,本作の基本的なプレイサイクルだ。

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 本作はストーリー重視のゲームではあるのだが,難度「ノーマル」の時点で「基本的に難しく,挑戦的なゲームを楽しめる」という扱い。これを「ハード」にすると,それはもうマゾ楽しい,キッツい戦闘が待っている。とくにハードのボス戦となると,毎ターン悲鳴を上げたくなるような体験ができるだろう。

 詳しいゲームの紹介は,2022年末に大きな愛を込めて筆者が書いているので,ぜひそちらを参照してほしいのだが,そこから1年の間にさまざまなアップデートが行われている。
 主な追加要素をピックアップすると,まず2022年末の記事を掲載した直後,ラスボスが追加された。これにハードで挑むと,「ふざけんなよ!」と言いたくなる強さで,筆者も何回全滅したか分からない。ネタバレになるので何も話せないが,とにかく強いので,ぜひ悲鳴を上げながら挑んでほしい。

 そして次の大きなアップデートでは,そのラスボスの先に「ふざけんなよ!!!」と言いたくなる強さの新しいラスボスが追加された。攻略法がまったく思いつかず頭を抱えたものだが,周回の果てにどうにかこいつを撃破してエンディングに到達しているので,ハードでもちゃんと倒せる相手だ。
 ちなみに,こいつに挑戦している最中,もともとのラスボスは安定して撃破できるようになっていった。プレイヤーに蓄積した知識が何よりも重要になるということを強く実感でき,本作の戦闘バランスは本当に秀逸だと思う。

本作のボス戦は,とにかくギミックを把握しないとあっさり全滅する
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 ボスの追加以外では,プレイアブルキャラクターが2人増えて合計20人になったり,キャラクターごとの立ち絵や好感度システムが実装されて会話パートが面白くなったりと,キャラクター表現の強化も行われている。

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 現在のクロノアークは,正式リリース間近という状態で,2024年第一四半期のアップデート後に正式リリースが予定されている。今遊んでも,2種類あるエンディングのうち1つは実装済みなので,とりあえず最後までプレイできる。戦闘よし,キャラよし,シナリオよし。とくに触れてこなかったが,ボスごとに異なるBGMも気分を非常に盛り上げてくれて,これまたよしと,非常にオススメなので,手に汗握るターン制戦闘を楽しみたい人はぜひ遊んでみてもらいたい。
 「正式リリース後に購入すればいいのでは?」と思うかもしれないが,そのタイミングで価格が上がる予定とのことなので,先に購入しておくとお得だ。

一部のスキルにカットインが追加されるなど,この1年で演出もリッチになった。正式リリースが楽しみだ
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本稿を書いた直後に最新アップデートが当たり,現行はこちらの画像のVer2.02となる。「仲間の好感度上げのために適当に1周するか」と全滅する気で進めたら,運よく良い装備が揃ってラスボスまで倒し切ってしまったリザルト画面
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 死ねるゲームでヒドイ目に遭いたいかー! というわけで,Steamでアーリーアクセス版が配信中のRPG「クロノアーク」の話をしたい。デッキ構築要素を取り入れたローグライクRPGに,パーティ戦闘とキャラクター性,シナリオを取り入れた意欲作で,それでいてやり応えと達成感のある戦闘バランスがとても楽しい。

[2022/12/31 12:30]

Gloomhaven(デッドリー)


 最後は名作ボードゲームのデジタル版「Gloomhaven」だ。日本語MODが公開されたのは2022年なので,べつに今年のゲームではないのだが,ボリュームがありすぎて昨年に続いて今年もひたすら遊んでしまった。苦しい体験を紹介するなら,本作に触れないわけにはいくまい。

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 本作は2020年に日本語版が発売されたファンタジーボードゲーム「グルームヘイヴン」を,そのままのシステムでデジタル化したものだ。日本語には非対応だが,Steamのワークショップ上で日本語MODが公開されているので,こちらを適用すれば英語が分からなくても問題なくプレイできる。
 ジャンルとしては,協力型シミュレーションRPGといったところだろうか。最大4人のプレイヤーでパーティを組み,クエストを受注してへクス状のタイルで表現されたマップに出撃。マップ上でキャラクターを動かして,敵の全滅やマップからの脱出など,クリア条件の達成を目指す。

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 本作の戦闘で特徴的なのが,キャラクターごとに異なるデッキを使って,毎ターン2枚のカードを手札から出すことで行動を決めていくことだ。1枚のカードは上下のボックスに分かれており,それぞれ違う内容が書かれている。イメージ的には上ボックスが上半身,下ボックスが下半身の行動で,上は攻撃関連の行動が多く,下は移動関連の行動が多い。
 2枚のカードのうち,片方の上ボックスともう片方の下ボックスを組み合わせて使わなければならないというルールになっており,1枚のカードの上下ボックスを同時に使えるわけではない。そのため,どのカードを組み合わせて手札から出すか,プレイヤー間で相談しながら大いに悩んで毎ターンの行動を決めるので,戦略とコミュニケーションが重要な戦闘システムになっていると言える。

 また,そんな重要なコミュニケーションを乱す,自分勝手な行動をしたくなるような仕組みも盛り込まれている。それがまた面白いのだが,盛大に脱線するので,詳しくはアナログ版デジタル版の紹介記事を参照してほしい。

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[2020/12/29 00:40]
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[2023/05/23 08:00]

 本作の戦闘は,基本的に難度が高い。敵の数は多いし,攻撃力も耐久力も高く,扉を開けて新たな敵が出現するたびに苦戦を強いられる。なんなら,クエストによっては初期配置の最初の部屋から死闘が始まる。
 何より大変なのが,本作の全クエストには,実質,時間制限があるということ。キャラクターの手札は,使い切ったら戻ってくるのだが,全部返してくれるわけではなく,1枚はクエストから除外されてしまう。つまり,手札を使い切るたびに枚数が減っていき,最終的には出せるカードがなくなる。こうなると,キャラクターはHPがなくなったときと同様に死亡扱いになってしまうのだ。
 本作のルール上,敵を攻撃せずに移動だけしていても,毎ターン手札は2枚減っていくので,必ず死が近づく。そんなヒリヒリした状況の中で,仲間と協力してクエストを達成するのがアツいゲームと言えよう。

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 ここで目を疑うのが,ただでさえ敵が強い本作において,難度選択が難しい方向にたくさん用意されているということだ。デフォルト状態から「ハード」「ブルータル」「デッドリー」と,3段階もアップできるのである。難度を上げると,単純に敵のレベルがそのぶんアップし,耐久力や攻撃力が上がる。とくにまずいのが耐久力で,本作は「敵が硬くなる=消費する手札の枚数が増える」になるため,とにかくキツい。

 筆者のパーティは,一度ハードで一通りのクエストをクリア済みなのだが,それでもいくつかのクエストは相当辛かった。全滅したのも一度や二度ではない。しかし,それでもがっつり遊びこんでいる(なんならアナログ版もクリアした)歴戦のプレイヤーの集まりなわけで,「デッドリーも挑戦してやるぜ!」と意気込んでみたのだが……難しすぎて最初のクエストがまともに進められない
 というか,最初の部屋から明らかにおかしい。こちらより耐久力も攻撃力も高い敵が,いきなり目の前に6体配置されているのだ。

いきなり容赦ねぇ……
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 こっちは4人しかいないし,逃げ場すらない。ハードのラスボス戦より,デッドリーの最初のクエストの最初の部屋のほうが明らかに難しい。そもそも,ゲームを始めたばかりのキャラの攻撃なんて,せいぜい3ダメージとかなのに,敵はダメージを2軽減するパッシブ能力を平然と持っていたりする。勝てるか!!!

我々も歴戦のプレイヤーではあるので,障害物を設置できるキャラを編成して,殴ってくる敵の数を調整してどうにか対抗。しかし,被弾は軽減できても,こちらの火力が全然足りない
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こっちは前衛でさえHP10しかないのに,敵は超遠距離から5ダメージ+デバフとか飛ばしてくる。無理でしょ
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 おそらく,デッドリーは「普通にクリア」できることを前提に作られていないと思う。全滅しても経験値やお金はもらえるので,死にながら装備などを揃えて挑むことを想定した難度ではないだろうか。マゾいなんてものではない戦いが待っているので,無謀なチャレンジをしてみたい人は,とりあえず戦うだけ戦ってみよう。Gloomhavenは,仲間との協力で死闘を突破したときの歓びが半端ではないので,これをデッドリーでやるなら,1クエストごとに大騒ぎできる。
 まぁ本作の場合,この激マゾモードに付き合ってくれる仲間たちを集めるのが,一番の難関な気はするが……。

 なお,今回紹介した3タイトルは,いずれもSteamで年末年始のセール対象(2024年1月4日まで)になっている。存分にヒドイ目にあって,その先にある歓びを堪能してほしい。

「バルダーズ・ゲート3」Steamストアページ

「クロノアーク」Steamストアページ

「Gloomhaven」Steamストアページ

  • 関連タイトル:

    Baldur's Gate 3

  • 関連タイトル:

    バルダーズ・ゲート3

  • 関連タイトル:

    クロノアーク

  • 関連タイトル:

    Gloomhaven

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