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183機が入り乱れる,快適な対戦を満喫!「機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON」ネットワークテストレポート
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印刷2020/04/30 00:00

プレイレポート

183機が入り乱れる,快適な対戦を満喫!「機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON」ネットワークテストレポート

 バンダイナムコエンターテインメントは2020年4月25日から27日まで,PS4版「機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON」(以下,マキシブーストON)のネットワークテストを実施した。本テストは,7月30日に発売を控えた同作のオンラインプレイを技術検証するというもの。本稿ではそのプレイレポートをお届けしていこう。

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 本作は,アーケードゲーム「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス マキシブーストON」をPS4に移植したものだ。「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス」シリーズは,歴代ガンダムシリーズに登場するモビルスーツを操作して2対2のチームバトルをするという内容で,機体の性能を活かし,パートナーと助け合って戦うのが特徴だ。
 PS4版「マキシブーストON」で使用できる機体は最大186機。アーケード版で2016年から2019年までに実装された183機に加え,「ザクアメイジング」「モンテーロ」「ガンダム・バルバトスルプスレクス」()が新たに登場する。まさに同作の集大成といえるだろう。

※「ガンダム・バルバトスルプスレクス」は,パッケージ版初回生産限定特典,ダウンロード版早期購入特典として入手可能

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 今回実施されたネットワークテストは,事前応募に当選したプレイヤーが参加できたもので,PS4版の新機体を除いた183機を使用できた。期間中は常にサーバーがオープンしており,時間帯によってプレイヤーたちの腕前もさまざまだった。ビギナープレイヤーから明らかにアーケード版の経験者まで幅広い層が遊んでいるという印象で,改めてシリーズの根強い人気を実感させられた。

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 プレイできたのは,「プレイヤーマッチ」「カジュアルマッチ」「フリーバトル」の3モードだ。プレイヤーマッチは自分もしくは誰かが建てた「ルーム」に参加し,対戦を楽しむというもので,ルームを建てる際はさまざまな条件を設定できる。参加できる「勝率」「階級」の制限や,「地域制限」「連勝補正」の有無はもちろんのこと,使用できる機体を特定コストのみにしたり,ランダム選択のみにしたりするといったもの,ホストとの回線相性があまりに悪い場合は退室させるかどうかなど,かなり細かい項目が用意されていた。
 階級は,勝敗で増減するポイントで変動する,腕前ランクのようなもの,地域制限は居住地で回線相性をおおまかなふるいにかけるもので,「ホストと同じ国・地域のみ」「ワールドワイド」から選択できた。連勝補正は勝ち続けると攻撃力・防御力が下がる特殊な補正だ。これらの条件を組み合わせれば,“回線品質の良い同国内のプレイヤーかつ低い階級・勝率の初心者のみが入室でき,連勝するほどに厳しくなるルーム”や,“低コストの機体のみで遊ぶルーム”などが設定可能というわけだ。

 階級についてはネットワークテストのためか変動はなく,腕前の指標としては機能しておらず,コスト制限についても活用しているルームをあまり見なかったが,このあたりは発売後に期待といったところだろうか。

「プレイヤーマッチ」は最大18人が接続できる「ルーム」で対戦を楽しむ。固定されたチームで戦う「チームフリー」形式が多かった
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 それでも,検索時に表示される「ルーム名」「ルームメッセージ」を自由に入力できることもあり,「初心者歓迎」「シリーズ未経験者集まれ」「青回線(回線状況のマークが青色で表示される,良好な状態)のみ」など,ローカルルールによるさまざまなルームが建てられていた。
 特に面白かったのが,ランダム選択のみというルームだ。試合が始まるたびに,機体が183機の中からランダムで選ばれるうえ,チームメイトも変わるチームシャッフル形式だったため,展開がまったく安定しないカオスな戦いが楽しかった。また,真贋は不明だが,オーストラリアからの接続を謳うルームもあった。

勝率や階級で接続に制限を設けたり,回線相性の悪い相手を退出させたりと,設定項目はかなり細かい
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 プレイヤーマッチでは,ネットの向こうにいるチームメイトと徐々に息が合っていくのが非常に楽しく,チャットがない中でお互いに機体や戦法を変えつつ試行錯誤を繰り返し,ついに勝利を掴めたときは思わず声をあげたくなる。夕方以降のコアタイムともなると,いくつも建てられた18人ルームの多くが満員もしくは残席僅かとなる光景も見られ,なかなかに壮観だ。試合の合間にあるマッチング時間は,練習ステージで動作確認をしつつ待つのだが,待ち時間なしで次の試合が始まるようなこともあり,快適に対戦を楽しめた。
 ちなみに,最大人数を18人にしているルームだと,人数の関係上1チーム2人は待ち状態になる(1つの試合は4人で行うため,1つのルームで同時に遊べるのは4×4=16人。18人いると18-16で2人が空く)。

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マッチング中は練習ステージで機体を試すことができる
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 チームを組んだり,ルームを探したりすることなく遊べるのがカジュアルマッチだ。4人がマッチングされ,チームはランダム編成される(アーケード版でいう「チームシャッフル」形式)。使う機体を選べば即座にマッチングが始まり,あとは4人揃うのを待つだけ。試合ごとにメンバーは変わるため,仲間を見て機体を選ぶようなことはできないものの,試合ごとに変わっていく状況が楽しい。まさに一期一会というわけだ。時間帯や状況にもよるが,こちらもそう長く待たされることはなかった。

「カジュアルマッチ」は一期一会のランダム編成
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 3つ目のフリーバトルはCPUと練習できるモードだ。CPUの動きを止めたり,「EXゲージ」(攻撃や被弾で上昇し,半分以上溜まると機体を強化する「EXバースト」が可能)の初期値や上昇値を決められるなど,さまざまな状況で練習ができる,いわゆるトレーニングモードとなる。本作は,非常に多くの機体が存在するだけに,1機1機じっくりと操作を確認できるのは嬉しい。

「フリーバトル」ではCPUと練習できる。EXゲージが満タンの状態からスタートしたり,CPUの動きを停止させたりと,さまざまな条件を設定可能だ
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 今回のネットワークテストでは,「かゆいところにまで手が届く設定項目・UI」「オンラインやロード時間における快適さ」の2点が特に印象に残った。
 設定については,前述したプレイヤーマッチのさまざまな制限はもちろんのこと,チームメイトからの通信メッセージも定型文のみで編集できなくしてあるのに加え,「開始前」「戦闘中」「決着時」のそれぞれで受け取るか否かを設定可能だ。また,プレイヤーマッチでルームに入室した状態でも機体やナビ(戦闘中に音声でアドバイスをくれるキャラクター),ボタンや通信メッセージを変更することができる。フリーバトルではよく使う項目の「機体選択」と「バトル開始」にはそれぞれショートカットボタンが設定されており,カーソルをいちいち動かさなくていいことも,シリーズプレイヤーのニーズを汲み取り,使い心地にも考慮している印象だ。

チームメイトに対し,現在の耐久値や戦術方針などを発信する「通信メッセージ」。過去の事例を踏まえてか,今回は定型文のみで編集できなくなっている。通信メッセージを受け取るか否かの設定も細かいが,これもシリーズ独特の事情を踏まえたかゆいところに手が届く措置
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こちらはフリーバトルの設定画面。[△]がバトル開始のショートカットになっており,一押しでスタートできるのが嬉しい
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 ラグやエラーについては回線状況や時間帯にもよるのだが,これまでよりも改善されているというのが体験した感想だ。さすがにすべての試合でまったくラグがない……というわけにはいかなかったものの,エラーで試合が不成立になるまでの事態に陥ることはほとんどなかった。ロード時間が非常に短く,マッチングも早いため,充分快適なプレイを楽しめたといっていいだろう。初日こそ初心者と思しきプレイヤーがそこそこいたものの,最終日には手慣れた動きをする人も増えており,ネットワークテストの3日間で,プレイヤーの練度がしっかり上がっていくのが感じられた。

回線状況があまりに悪いと,エラーとなって試合が不成立に。とはいえ,ここまでの状況は3日間でもほとんどなかった
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 そして,改めて実感させられたのが,長い歴史に裏打ちされた圧倒的な物量の凄さだ。モビルスーツが183機も存在するという時点で驚きなのだが,それぞれがとても個性的なのだ。「V2ガンダム」や「ペーネロペー」のように1つの機体でモードが切り替わるものや,接近戦で戦う「ゴッドガンダム」「マスターガンダム」,さまざまな弾頭で射撃戦を挑む「ヒルドルブ」,戦闘機の如く飛び回る「リ・ガズィ」,のけぞりを無効化するアーマーをまとう「アレックス」など,アクションゲームのキャラクターとして楽しい機体が揃っている。
 また,TVで放映された作品はもちろんのこと,コミックで展開する「機動戦士ガンダム サンダーボルト」,7月に劇場版が公開される「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」,昔ながらのファンには忘れられない「MSV」など新旧の作品からモビルスーツが参戦しているのも嬉しい。筆者はアーケード版をプレイしていたにもかかわらず,183機が並ぶ選択画面には改めて度肝を抜かれた。また今回のネットワークテストでは,ナビやゲージデザインもかなりの数が用意されていることが確認できた。開放できない仕様ではあったものの,正式発売後はプレイのモチベーションを上げてくれそうだ。

ずらりと183機が並ぶ選択画面。アーケード版で見慣れた光景とはいえ,改めて見ると壮観だ
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「ペーネロペー」(左)は被弾しすぎると強制的に換装が行われ,性能が異なる「オデュッセウスガンダム」(右)に。実質的に2つの機体を使いこなす必要がある
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「リ・ガズィ」は飛行形態で出撃し,空を飛び回れる
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「ゴッドガンダム」は格闘攻撃が強力
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モビルタンク「ヒルドルブ」はタンクモードになると純然たる戦車的な性能に。煙幕は敵の誘導性能を無効化する渋い特性を持つ
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悲劇的な結末で知られる小説「閃光のハサウェイ」の主役機「Ξガンダム」も登場
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オールドファン感涙の「MSV」からはシン・マツナガやジョニー・ライデンが参戦
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模型誌の企画から生まれた「Ex-Sガンダム」。頭部のインコム(左)もしっかり再現。モビルアーマー形態「Gクルーザー」(右)への複雑な変形プロセスも堪能できる
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ナビ(左)やゲージデザイン(右)も数多く用意されているようだ
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 まとめると今回のネットワークテストは,アーケード版の楽しさと物量はそのままに,待たされすぎないマッチングとかゆいところに手が届く設定項目やUI,短いロード時間のおかげで快適に楽しめた。正直「対戦だけでもいいからこのままプレイさせてほしい!」と思えたほどで,7月30日の正式発売日が非常に楽しみだ。

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4月27日11時には予定通りネットワークテストが終了。こうしたテストにつきもののロスタイム的な延長はなかった
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