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「プリティーシリーズ10周年記念作品&新事業発表会」をレポート。新作ACゲーム「ワッチャプリマジ!」が10月稼動と発表に
本日(2021年6月24日),オンラインで「プリティーシリーズ10周年記念作品&新事業発表会」が開催されました。2010年に稼動開始したアーケードゲーム「プリティーリズム」から始まった「プリティーシリーズ」の10周年を記念した作品,新事業の発表が行われた本発表会の模様をお届けします。
まず発表されたのは,10月から順次稼動となるアーケードゲーム「ワッチャプリマジ!」です。
本作は,これまでの「歌」「ダンス」「おしゃれ」にプラスして,誰もが憧れる「魔法」という王道のテーマを加えた作品になっているとのこと。
発表会では,2つの映像が流れましたが,そこから分かった新たな要素を紹介します。
まずはコーデのカードがこれまでのデザインから一新され,まるでステンドグラスのような透明感を持つカードになりました。このカードは,画面上に5枚セットできるようです。
また,これまでのシリーズはすべてボタン操作でプレイしてきましたが,本作からはボタン操作はもちろん,画面をタッチする要素も加わるようです。カードをセットした場所もタッチしていましたが,一体どんな効果があるのでしょうね。
リズムゲームに関しては,これまで「プリパラ」や「キラッとプリ☆チャン」と基本的な部分が一緒のように見えたので,直感的に遊べそうです。
続けて発表されたのが,アーケードゲームと同様,10月から放送開始となるアニメ「ワッチャプリマジ!」です。
歌とダンスとファッションで作り上げるエンターテイメント「プリマジ」は,魔法のようにキラキラと輝くステージです。しかし,それは本当の魔法で作り上げられたステージでした。
主人公は,プリマジとお祭りが大好きな中学1年生・陽比野まつり(CV:廣瀬千夏)。そんなまつりが,目の前に現れた魔法使い・みゃむ(CV:小池理子)とともに,プリマジのトップを目指すことになるというのが本作のあらすじです。
発表会では,総監督である佐藤順一氏と監督の小林浩輔氏が登壇し,本作にかける想いを語りました。
今回初めてプリティーシリーズに初参加となる佐藤氏は,歌やダンス,ファッションといった子どもたちが大好きな部分はしっかりと残していきながら,新しいものにしたいとのこと。
プリティーリズムからシリーズに関わってきた小林氏は,新しく要素として加わる魔法と,真剣に取り組んで勝負するという気持ちを前面に押し出して,よりドラマティックな展開になるよう製作していると語っていました。
さらに,シリーズ構成を担当する坪田 文氏からのコメントも紹介されました。
坪田氏は,新しく加わる魔法という要素がこれまでのシリーズで大切にしてきた「きらめき」と素敵な化学反応を起こしていること,そして目指すのは笑って泣ける王道のガールズ青春ストーリーであるということをコメントで寄せました。
これまで10年間続けてこられたのは,ファンの熱い思いがあったからこそだからと佐藤氏と小林氏は語り,その思いを受け止め,スタッフ一同,真剣に作品作りに取り組んでいるとのことでした。
さらに発表会には,まつりとみゃむを演じる廣瀬さんと小池さんがそれぞれのキャラクターをイメージした服装で登場し,役に決まった瞬間のことや,オーディション時の思い出などを語りました。ここで明かされたのは,みゃむが猫であること。そんなみゃむに合わせて小池さんは猫耳がついた帽子をかぶっていました。
最後に質疑応答も行われたので,質問と回答について紹介します。
――アニメの総監督に佐藤氏を起用した理由や狙いを教えてください
タカラトミーアーツ プロデューサー 大庭晋一郎氏:ベテラン監督を起用することで,これからの新しい10年の基盤を作り上げられるように。また佐藤氏には,これまでのプリティーシリーズで培ってきたもののうえに,磨きをかけてもらいたいという思いから起用しました。
――アーケードゲームのカードが「プリパラ」「キラッとプリチャン」とはまったく異なるデザインになりましたが,トモチケなどの要素はどうなってしまうのでしょう
タカラトミーアーツ 専務取締役 森岡俊広氏:今回のカードはステンドグラスのようなデザインを起用しており,子どもたちの宝物になるような出来栄えを目指しています。見栄えだけではなく,読み取りなどの機能についても継続していきます。これからの発展,引き継ぎ等に関しては,今後発表していく予定です。
――「キラッとプリチャン」は,配信などといった身近なものをテーマにしていたが,本作で魔法というファンタジックなものをテーマにした理由はなんでしょうか
大庭氏:「キラッとプリチャン」は「トレンド」をテーマにしたものでしたが,アーケードゲームはお店に行って非日常体験ができる,そういうものをコンセプトにしています。なので,普段の日常では体験できないことをしてもらいたいということで,魔法という非日常なテーマを再現していこうと考え,今回は魔法をテーマにしました。
――10年目をむかえたプリティーシリーズですが,今後どれくらい続くのでしょうか
森岡氏:10年という節目をむかえたプリティーシリーズですが,沢山の応援に支えられながら15年,20年続くコンテンツを目指します。これからいろいろな試みも行いますし,ファンの皆さんに楽しんでもらえるものを提供できるよう,ずっとずっと続けていけたらと思っています。
これまでのプリティーシリーズの作品にはなかった魔法という要素が加わったことで,新たな一面が楽しめそうな本作。ゲームの稼動,アニメの放送は10月ということで,少し先にはなってしまいますが,早くゲームで遊びたい,アニメが観たいという気持ちになる発表会の内容でした。今後の続報にも要注目です。
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「ワッチャプリマジ!」公式サイト
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