バンダイナムコエンターテインメントの3D対戦格闘ゲーム
「鉄拳8」に,2026年8月25日(早期アクセスは8月20日)より参戦する追加キャラクター
「ボブ」の先行プレイレポートをお届けする。シリーズではおなじみの人気キャラクターが,最新作ではどのようなファイターとして生まれ変わったのか。
大柄で重量感のある見た目とは裏腹に,軽快な動きで相手を翻弄するボブ。その戦闘スタイルを象徴するのが,公式でも掲げられている
「スピード&ウェイト」だ。素早い攻めを展開しながら,ここぞという場面では体格を活かしたパワフルな一撃を叩き込む。スピード,ウェイト,パワーを兼ね備えたボブの仕上がりはいかに。実際にプレイして分かった,その使い心地と魅力を紹介していこう。
食の救世主からマンハッタン地方検事局の捜査官へ
「鉄拳7」でブライアンとの戦いに巻き込まれ,大規模な崩落事故によって入院生活を余儀なくされたボブ。そこで出会った病院食の味気なさをきっかけに「理想的な食」を追求するようになり,退院後には自身が考案したハンバーガーをチェーン展開。これが大成功を収め,さらに新商品として生み出した「ボブおにぎり」が全米で空前のおにぎりブームを巻き起こすことになる。
そんなボブに再び転機が訪れたのが,三島一八率いるG社によるニューヨーク侵攻だ。経済が急減速し,街に大量の失業者があふれるなか,ボブはハンバーガーやおにぎりを無償で提供するフードバンク活動を開始。SNSでは「おにぎりを食べることは“鬼斬り”,つまりデビルを斬ることだ」という投稿まで拡散され,おにぎりブームの立役者だったボブは,いつしか人々から“食の救世主”として支持を集めるようになる。
その人気と正義感,そして行動力はやがて思わぬ方向へと発展する。「ボブをニューヨークの検事に!」という声まで上がり始め,ついには有事下の緊急措置として,マンハッタン地方検事局から捜査官としての協力を正式に打診されることに。こうしてボブは,今度は“食”ではなく“正義”のため,一八を捕らえるべく再び戦いの最前線へと立つのであった。
特殊ステップのユナイテッドステップは健在。さらにスピナーボール(前転)からの択がより多彩に!
ここからは,実際にプレイして感じたボブの使い心地について紹介していこう。
ボブの特殊ステップである
「ユナイテッドステップ」は本作でも健在だ。素早いステップから,ボブ風神とも称される主力技のラングワッシャーや,強力な下段攻撃のカッティングコッパなどを繰り出し,相手にプレッシャーをかけていける。ユナイテッドステップを起点に攻めの選択肢が広がるため,ボブらしいスピード感のある攻撃を楽しめるだろう。
ユナイテッドステップ
 |
ラングワッシャー
 |
崩しに使いやすいカッティングコッパ
 |
ユナイテッドステップから繰り出せるガンベロ・ニーラッシュは,2段目をガードさせれば有利な状況を作れる一方,しゃがまれると空振ってしまう。対となるガンベロ・スピンヒールは中段攻撃となっているため,この2つを使い分けて相手の対応を迫るのも面白そうだ。相手の動きを読んで攻めを通したときの気持ちよさは,ボブの魅力のひとつといえる。
ガードさせて有利状況を生み出せるガンベロ・ニーラッシュ
 |
また,前方へ転がりながら移動し,さまざまなアクションへ派生できる
「スピナーボール」も強化されている。今作ではヒート発動技が追加されたほか,立ちガードされた際に有利な状況を作れるアクションも用意された。中段・下段による二択を迫るだけでなく,そのまま攻めを継続しやすくなっているのがポイントだ。さらに,パワークラッシュ技のギガジャッカーにも派生できるため,状況に応じて攻め方を変えながら,相手を翻弄していけるようになった。
前方に転がりつつ移動するスピナーボール
 |
ルレットカッターは有利状況を作り出せる中段攻撃
 |
ジャスト入力でヒートスマッシュのアクションがパワーアップ!
ボブはヒートスマッシュに目押し要素があり,ジャスト入力に成功するとダメージが増加する。2段目のヒット直前にLK,3段目の直前にRKを入力し,専用のエフェクトが追加されれば成功だ。タイミングを合わせることでダメージだけでなく演出も強化されるため,実戦で安定して決められるよう,まずは入力の感覚を身につけておきたい。
ジャストに成功するとボブの代名詞である「SPEED」「WEIGHT」「POWER」のエフェクトが追加される
 |
さらに,ヒート状態ではパワーアップした派生技を繰り出せるため,確定反撃から与えられるダメージを底上げできるのもポイントだ。サークルワッパーの強化版となるアラカルト・フェデラルワッパーは,12F発生で大ダメージを狙えるため,反撃の機会で頼れる技になりそうだ。
確定反撃に重宝するアラカルト・フェデラルワッパー
 |
ヒット時にスピナーボールへ移行するアラカルト・ブレイングヴィランも強力。ヒット後に前転から一気に接近できるため,そのまま中段・下段などの択を仕掛け,攻めを継続できる。攻撃面だけでなく確定反撃の火力も高められるヒート状態を,どのタイミングで発動し,どう攻めにつなげるか。ボブを使いこなすうえでは,このヒートを生かした立ち回りも重要になりそうだ。
下段から一気に接近戦を仕掛けられるアラカルト・ブレイングヴィラン
 |
 |
ボブの肉体を生かした当身技など新アクションも充実!
このほかにも,本作のボブはさまざまな新アクションを獲得している。ここでは,実際に触ってみて扱いやすそうだと感じた技をいくつか紹介していこう。
新たな返し技となるパーフェクトボディは,相手のパンチ攻撃に合わせることで反撃を繰り出す技だ。入力のタイミングはややシビアだが,相手がどの技を振ってくるかを把握したうえで要所に仕込めば,攻めを抑制する手段として機能しそうだ。
パーフェクトボディにもジャスト入力判定があり,反撃のキックが当たる直前にLKを押すことでダメージが上がり,演出も変化する
 |
 |
ダブルパウンドは,確定反撃を受けない中段攻撃で,主力技として振っていける一手。リターンはやや控えめながらリスクも低く,ヒート状態では3段目へ派生できるため,立ち回りから攻めの継続まで幅広い場面で活躍してくれそうだ。
反撃を受けない低リスクな中段攻撃のダブルパウンド
 |
オーソドックスな連係技のブレイクアペタイザーは,カウンターヒット時のみ3段目までつながり,そのままヒート発動へ持ち込める。カウンターを確認してから追撃できれば,けん制としても優秀な選択肢になりそうなので,相手の動きを見ながら狙っていきたい。
カウンター確認ができれば強力な連係となるブレイクアペタイザー
 |
細かな削りに使いやすそうなのが,しゃがみ中に繰り出せるグルモンドスイングだ。リスクが低いうえ,しゃがみステータスを持つ下段攻撃なので,相手の攻撃をかわしながら体力を削っていく場面で重宝しそうだ。
シンプルな下段として扱いやすいグルモンドスイング
 |
立ち途中から繰り出せるスラッシュブッチャーは,13F発生で連続ヒットするコンビネーション。しゃがみ状態からの反撃技として優秀なだけでなく,コンボの締めに使った際には相手を大きく運べるため,さまざまな場面で出番がありそうだ。
反撃やコンボに使えるスラッシュブッチャー
 |
そして,ボブらしいユニークな技として注目したいのがオニギリボンバー。素早くヒップアタックを繰り出す技で,見た目からすると横移動で簡単にかわされそうにも思えるが,実際には判定が厚く,横移動中の相手を巻き込むことも多かった。ガードされても確定反撃を受けないため,中距離から不意に繰り出して相手の意表を突く奇襲技として使うのも面白そうだ。
ヒップアタックで突っ込んでいくオニギリボンバー。ボブらしいコミカルなアクションのひとつ
 |
新旧ボブ使いどちらも楽しめる仕上がり。8月25日の参戦を楽しみに待ちたい
「鉄拳8」におけるボブは,おなじみの「スピード&ウェイト」という個性を受け継ぎながら,さまざまな新アクションや強化された派生技を獲得している。ユナイテッドステップを起点としたスピーディな攻めは健在であり,ヒート状態ではさらに多彩な攻めや高い火力を引き出せる。実際に触ってみると,従来のボブらしさを残しつつも,より攻撃的で幅広い戦い方ができるようになった印象だ。
シリーズでボブを使ってきたプレイヤーならおなじみの動きを楽しみつつ,新たなアクションによってこれまでとは異なる立ち回りを試せる。一方で,ボブを初めて触るプレイヤーにとっても,スピードとパワーを両立した分かりやすい強みがあり,触っていて爽快感のあるファイターに仕上がっていると感じた。
そんな新生ボブは,2026年8月25日より配信開始予定。シーズンパス3購入者向けの早期アクセスは8月20日からスタートする。新旧どちらのボブファンも楽しめる仕上がりになっているので,配信開始を楽しみに待ってほしい。