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ロッテがアスリート用ガムをパワプロのプロ選手向けに製作。噛みごたえや味を決める“ガムセレクト”の模様をレポート
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印刷2019/10/31 18:00

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ロッテがアスリート用ガムをパワプロのプロ選手向けに製作。噛みごたえや味を決める“ガムセレクト”の模様をレポート

 いよいよ2019年11月3日に2019シーズンが開幕する,「実況パワフルプロ野球」シリーズのeスポーツ大会「eBASEBALL プロリーグ」。このeBASEBALL プロリーグに関して,菓子メーカーのロッテが同社ならでは取り組みを行っている。

 その取り組みというのが,ロッテがプロ野球選手などに向けて製作している「アスリート用ガム」eBASEBALL選手版を製作し,それを千葉ロッテマリーンズのeBASEBALL選手に提供するというもの。ロッテ本社にて,ガム製作のための“ガムセレクト”が実施されると聞いた4Gamerは,その模様を取材してきた。

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eBASEBALL プロリーグ公式サイト


 「そもそも“アスリート用ガム”ってなに?」という読者は多いだろう。まずはアスリート用ガムについて簡単に紹介していこう。
 アスリート用ガムは,2018年11月にロッテが新設した“噛むことの専任部署”こと「噛むこと研究部」が,さまざまなスポーツやアスリート向けの取り組みとして考案したガムで,トレーニングや試合中に「噛むこと」で選手をサポートするための商品開発が開始されたものだ。
 全選手向けのガムのほか,チームの中心選手といった一部のプレイヤーには専用にカスタマイズしたガムが作られ,ホームやビジターのベンチに常備されるなど,積極的に現場に導入された。また,ガムを使用している選手がSNSで発信したことで,ファンの間でも認知が広まったという。


見本として並べられたアスリート用ガム。写真上が全選手に配布されるもの,写真下が選手専用モデルのパッケージで,選手専用モデルのパッケージには,選手名と背番号が入る
※ツイートは千葉ロッテマリーンズ公式Twitterアカウント(@Chiba_Lotte)より引用
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 それをeスポーツ選手向けにも製作しようと,およそ3か月前に立ち上がったのが今回のプロジェクトだ。招かれたのは,千葉ロッテマリーンズのeBASEBALL代表チーム所属で,キャプテンを務める下山祐躍選手と「パワプロ」中高生大会を制した期待の新星である柳虎士郎選手。2人は,アスリート用ガムについての説明を受けたのち噛むこと研究部との意見交換を行い,そしてガムの形や噛み心地,味を決めるガムセレクトに参加した。

下山祐躍選手(写真右)と柳虎士郎選手(写真左)
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 ガムセレクトとは,形状,硬さ,味がそれぞれ何パターンか用意されたものを試食し,好みの組み合わせでガムを作るという,いうなればガムのカスタマイズだ。
 まずは,粒ガムタイプ(1グラム)と,粒ガムタイプより少し大きめの板ガムタイプ(2.1グラム)の,それぞれソフト / ミドル / ハードという硬さの全6パターンのガムが用意された。形状と硬さを選ぶうえで重要なのが,トレーニングや試合などの際に,長時間でも疲れずに気持ちよく噛み続けられるかという実用性だ。形状や大きさはどちらもなじみぶかいもので,硬さは,ソフトが市販されている一般的なガムと同じ,ミドルはその約1.5倍,ハードは約3倍。プロ野球選手用に製作される際は,さらに細かく調整されているようだ。

「どれも美味しいですね!」と笑顔で感想を語る柳選手に会議室も和んだ
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 形状と硬さの試食が終わり,次は味の選択に移った。用意されたのは,エナジードリンクブルーベリーソーダミントレモンミントの5種類。どれもeBASEBALL選手用に作られた味とのことで,配合の研究自体は1年以上も前から行われていたそうだ。
 取り組みが始まったのがおよそ3か月前。なぜそれに先駆けて味の研究が行われていたか聞いてみると,チューインガム研究課の研究員の1人である大島直也氏が「実況パワフルプロ野球」のプレイヤーで,以前から「eBASEBALL」を含むeスポーツ選手向けのガムが作れないかと研究していたそうだ。そこに今回のプロジェクトの話が研究部に舞い込み,これまでの研究成果をもとに5種類の味を提案したという。

白衣を着ているのが,今回のガムセレクトを担当したチューインガム研究部の大島直也氏(左)と江村耕司氏(右)。ゲーマーという大島氏は,今後のガム開発のためか,2人の選手に普段のプレイ時間やトレーニング時の話などを質問していた
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用意されたガムは,形状・硬さが6種類で味が5種類。つまり形状・硬さと味の組み合わせは30パターンとなるわけだ
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 普段からよくガムを噛んでいるという下山選手と柳選手。形状と硬さは板ガムタイプのミドルで割とすんなり意見が一致したが,味についてはかなり悩まされたようだ。柳選手はエナジードリンクを,下山選手はブルーベリーとレモンというフルーツ系をそれぞれ候補に挙げたが,お互いに意見を交わした結果,下山選手が挙げたフルーツ系のレモンに決定。長時間食べ続けることを考慮し,なじみがあり飽きずに食べられる味であることが決め手になったようだ。

左がeBASEBALLモデルと表記されたパッケージ ※仮デザインのため味の表記はエナジードリンク
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 筆者も試食に参加し,“ガムセレクト体験”をしてみた。粒タイプは小さくて口に含みやすいがやや物足りなさがあり,ボリューム感があるスティックタイプの方が長時間噛み続けられそうだと感じた。硬さは,板ガムタイプのミドルは粒ガムタイプのハードに近い硬さを感じるといったように,形状でも噛み心地が絶妙に変化する。形状と硬さの組み合わせは6パターンとはいえ,好みの噛み心地でかつ実用性があるものとなるとなかなか悩まされた。
 味は,柳選手がお気に入りに挙げたエナジードリンクがなにより印象的だった。長時間,味わうとなるとフルーツ系に軍配が上がるが,ゲーマーならおなじみの“あの味”が見事にガムになっていて驚かされたのだ。

真剣に各パターンを試していた下山選手。キャプテンだけあって,自身だけではなく柳選手や今回参加できなかったチームメイトの好みを気にしながら選んでいたのが印象的だった
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 トレーニングや試合前での“噛むこと”の意識を持ったことで,果たして選手たちの心境がどう変わったのか,「eBASEBALL プロリーグ」開幕後にぜひ聞いてみたい。eスポーツ全体で見てもなかなか面白い今回のプロジェクトが,今後どのように広がっていくかも気になるところだ。

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