「Call of Duty: Infinite Warfare」最適化版となる「Radeon Software Crimson Edition 16.11.1 Hotfix」が登場

　北米時間2016年11月3日，AMDから，公式最新Hotfix版グラフィックスドライバ「Radeon Software Crimson Edition 16.11.1 Hotfix」が公開となった。前回の「Radeon Software Crimson Edition 16.10.3 Hotfix」から8日後のリリースとなる，新しい「non-WHQL」版ドライバは，全世界で11月4日発売となる「Call of Duty: Infinite Warfare」，そしてその限定版などにバンドルとなる「Call of Duty: Modern Warfare Remastered」への最適化版として，アプリケーションプロファイルを追加したものとなっている。

　すぐに入手したい人は下に示したリンクを利用してほしい。

→64bit版Windows 10用Crimson 16.11.1 Hotfix
→32bit版Windows 10用Crimson 16.11.1 Hotfix（※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応）
→64bit版Windows 8.1用Crimson 16.11.1 Hotfix
→32bit版Windows 8.1用Crimson 16.11.1 Hotfix（※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応）
→64bit版Windows 7用Crimson 16.11.1 Hotfix
→32bit版Windows 7用Crimson 16.11.1 Hotfix（※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応）

→ノートPC向けの64bit版Windows 10用Crimson 16.11.1 Hotfix
→ノートPC向けの32bit版Windows 10用Crimson 16.11.1 Hotfix（※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応）
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.1用Crimson 16.11.1 Hotfix
→ノートPC向けの32bit版Windows 8.1用Crimson 16.11.1 Hotfix（※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応）
→ノートPC向けの64bit版Windows 7用Crimson 16.11.1 Hotfix
→ノートPC向けの32bit版Windows 7用Crimson 16.11.1 Hotfix（※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応）

　「Display Driver」のバージョンは「16.40.3111.1001-161102a-308481E」。先週リリースの「Radeon Software Crimson Edition 16.10.3 Hotfix」だと「16.40.2911.1001-161025a-308178E」だったので，同じ系列の最新版ということになるだろう。
　バグフィックスの規模は決して大きくないものの，「Open Broadcaster Software」（OBS）がらみの問題などが潰してあったりするので，Call of Dutyフランチャイズの新作をRadeon環境でプレイする気満々の人だけでなく，それ以外の人でも，下にまとめたアップデート内容に気になるところがあれば，導入してみたはどうだろうか。

　ただし，ドライバのインストール作業は自己責任となるので，その点はくれぐれもご注意を。


＃＃＃＃　以下，英文リリースノートまとめ　＃＃＃＃

●Radeon Software Crimson Edition 16.11.1 Hotfixの対応GPU

• Radeon RX 400シリーズ
• Radeon Pro Duo
• Radeon R9 Furyシリーズ
• Radeon R9 300・200シリーズ
• Radeon R7 300・200シリーズ
• Radeon HD 8500以上のRadeon HD 8000シリーズ
• Radeon HD 7700以上のRadeon HD 7000シリーズ
• Radeon R9 M300・M200シリーズ
• Radeon R7 M300・M200シリーズ
• Radeon R5 M300・M200シリーズ
• Radeon HD 8500M以上のRadeon HD 8000Mシリーズ
• Radeon HD 7700M以上のRadeon HD 7000Mシリーズ
• AMD FX APU with Radeon R7 Graphics
• AMD A-Series APU with Radeon R8・R7・R6・R5・R4・R3 Graphics
• Athlon/Sempron APU with Radeon R3 Graphics
• AMD E-Series APU with Radeon R2 Graphics

（※Carrizoベースの「FX-8800P」「PRO A12-8800B」「PRO A10-8700B」「PRO A8-8600B」「PRO A6-8500B」「A10-8700P」「A8-8600P」「A6-8500P」は非対応。AMDはこれらのユーザーに対し，「Radeon Software Crimson Edition 15.12」を使うよう推奨している）


●Radeon Software Crimson Edition 16.11.1 Hotfixが統合するコンポーネント
（※比較対象はRadeon Software Crimson Edition 16.10.3 Hotfix）

• Display Driver：16.40.3111.1001-161102a-308481E（←16.40.2911.1001-161025a-308178E）
• Radeon Settings：2016.1102.1342.22833（←2016.1025.1747.30190）
• 2D Driver：8.1.1.1571
• Direct3D：9.14.10.01221
• OpenGL：6.14.10.13456
• OpenCL：21.19.155.257
• Mantle：.1.10.0163（※Mantle API：102400）
• Audio Driver：10.0.1.0
• Vulkan Driver：1.3.0
• Vulkan API：1.0.26

●Radeon Software Crimson Edition 16.11.1 Hotfixにおける最適化
（※比較対象はRadeon Software Crimson Edition 16.10.3 Hotfix）

• 「Call of Duty: Infinite Warfare」「Call of Duty: Modern Warfare Remastered」へ最適化

●Radeon Software Crimson Edition 16.11.1 Hotfixにおける新要素
・CrossFireの拡張

• 「Titanfall 2」用CrossFireプロファイルの追加

●Radeon Software Crimson Edition 16.11.1 Hotfixで解決した問題

• Thunderbolt 3接続の外付けグラフィックス技術であるXConnectを利用する環境で「Microsoft Office」を実行していると，（外付けグラフィックスボックスを）外したときに，外付けグラフィックスボックスからノートPCへのGPU切り替えが正常になされない問題（※「何を外すのか」が書いていないのだが，おそらくはこういうことだと思われる。原文は「AMD XConnect Technology will now allow Microsoft Office applications to migrate to iGPU on unplug.」）
• CrossFire環境で「Battlefield 1」をプレイすると，一部のマップもしくは場所で地表がちらついて見えることのある問題
• Radeon R9 390シリーズ搭載環境でOpenGL版「Heaven Benchmark」を実行すると，クラッシュしたりアプリケーションがハングしたりすることのある問題（※クラッシュする主体は不明。文脈からするとドライバソフトウェアのような気もするが……。原文は「Radeon R9 390 graphics series may experience a crash or application hang when running Unigine Heaven using OpenGL.」）
• WattManに対応しないGPUを搭載する環境で，WattManに関するエラー表示が間欠的にポップアップし続けることのある問題
• CrossFire環境で「Tom Clancy's The Division」を一定時間以上プレイすると，ゲームアプリケーションがフリーズしたりハングしたりすることのある問題
• 「Open Broadcaster Software」（OBS）を使って，Webブラウザ上で見ているビデオやモニタリングしているストリーミングのキャプチャを一定時間以上行うと，アプリケーションの挙動がカクつくことのある問題