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  • 発表日:2008/03/03
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Intel,Moorestownこと携帯電話向けのAtomプラットフォーム発表
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印刷2010/05/06 19:53

リリース

Intel,Moorestownこと携帯電話向けのAtomプラットフォーム発表

Atom
配信元 Intel 配信日 2010/05/06

<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>

インテル
大幅な消費電力の削減を実現した最新の
インテル Atom プロセッサー・ベース・プラットフォームを発表
〜スマートフォンやタブレット型機器に対応〜

ニュース・ハイライト
・インテルの優れたシリコン技術と製造能力により、プラットフォームの待機時電力を50分の1以上に削減しつつ、性能向上、小型化を実現※1

・高速インターネット、マルチタスク、1080p フルハイビジョン、3Dグラフィックス、マルチポイントでのビデオ会議、音声通話を実現し、PCと同様同等の体験をポケットサイズで提供

・新しいインテルの Hi-K 45nm 低電力 SoC プロセス技術※2に基づく最新の インテル Atom プロセッサー Z600番台は、SoC(システム・オン・チップ)上 に1億 4,000万個のトランジスターを集積

・プラットフォームには、コントローラー・ハブ(MP20)、専用のミックスド・シグナル IC も搭載

・各種オペレーティング・システムやハイエンドのスマートフォン、タブレット型機器、ハンドヘルド機器などの市場セグメントに対応

画像集#001のサムネイル/Intel,Moorestownこと携帯電話向けのAtomプラットフォーム発表
インテル株式会社(東京本社:東京都千代田区丸の内 3-1-1、代表取締役社長吉田和正)は、本日、インテルの省電力アーキテクチャー、トランジスターや回路設計における優れたノウハウ、そして独自の製造プロセス技術を活用した、最新の インテル Atom プロセッサー・ベース・プラットフォーム(開発コード名:Moorestown)を発表しました。

消費電力を大幅に削減した新しいプラットフォームにより、インテルは高性能スマートフォン、タブレット型機器、携帯端末など様々なコンピューティング機器に参入することが可能になります。このプラットフォームは、急増するリッチ・メディアやインターネット・アプリケーションを処理するための卓越した性能、各種ソフトウェアのサポート、およびハイビジョン映像やマルチポイント・ビデオ会議など、多くのアプリケーション間でのマルチタスク処理性能など、インテル製品の本来の強みを結集しています。

インテル コーポレーション 上席副社長 兼 ウルトラ・モビリティー事業部長のアナンド・チャンドラシーカは「インテルは、スマートフォン市場でのインテル・アーキテクチャーの採用に向けた道を開く最初の製品を発表しました。
ハンドヘルド機器市場に対応するため、消費電力、コスト、実装面積を飛躍的に抑えるなど、Moorestownによって、インテル・アーキテクチャーの利点を拡大しました。
その取り組みの結果、ハンドヘルド機器が小型で高性能なモバイル・コンピューター化する中で、インテル Atom プロセッサーは、大幅な低消費電力化とともにさらなる高性能を実現しました」と述べています。

低電力と業界最高水準のパフォーマンスを実現する設計

画像集#002のサムネイル/Intel,Moorestownこと携帯電話向けのAtomプラットフォーム発表
新しいプラットフォームには、インテル Atom プロセッサー Z600番台(開発コード名:Lincroft)、インテル・プラットフォーム・コントローラー・ハブ MP20(開発コード名:Langwell)、専用のミックスド・シグナル IC(開発コード名:Briertown)が搭載されています。
このプラットフォームは、45nmプロセスのインテル Atom コアに、3D グラフィックス機能、ビデオ・エンコード/デコード、メモリー/ディスプレイ・コントローラーを統合したシステム・オン・チップ(SoC)設計による「インテル Atom プロセッサー Z600番台」のために再パーティション化されています。
また、幅広いシステムレベル機能や I/O ブロックをサポートするMP20 プラットフォーム・コントローラー・ハブも含まれています。
さらに、専用のミックスド・シグナル ICは、電力供給とバッテリー充電機能を統合し、様々なアナログ/デジタル・コンポーネントを集約しています。

これらの新しい製品群により、インテルの前世代製品とプラットフォーム・レベルで比較した場合、待機電力は 50 分の 1 以下、音楽再生時の消費電力は20分の1 以下、インターネット閲覧やビデオの実行では電力が2分の1から3分の1に抑えられ、大幅な消費電力の削減を実現しています。
これらの省電力性能によりバッテリー持続時間は、スタンバイ時で10 日以上、音楽再生時で2日以上、インターネットの利用やビデオ再生時では最大5時間まで向上します※3。
この革新的な省電力性能に、1.5〜3倍に性能が向上したコンピューター性能、2〜4倍の性能向上を実現した高品質なグラフィックス、4倍以上高速になったjavascript 性能を組み合わせ、そして、美しい1080pフルハイビジョンのビデオデコード、および720pハイビジョン録画に対応することにより、リッチでPCのような視聴体験を強力なハンドヘルド・コンピューターで実現します※4。

新しいプラットフォームでは、従来のインテル Atom プロセッサーの設計に搭載されていた C6 ステートをベースに、SoC では新たな超低電力ステート(S0i1、S0i3)が組み込まれており、消費電力を100mW(マイクロワット)まで低減します※5。
プラットフォーム・レベルでは、新たに待機時、および使用シーンに基づくシステムのあらゆる側面にわたる動作時の電力状態を管理する、きめ細やかなOS電力管理手法を採用しました。
ソフトウェアによるこの管理技術では、 SoC の電源部分およびシステム電圧回路において、強力なパワー/クロック・ゲーティングを使用しています。
さらに、新しいHi-K 45nm 低電力 SoC プロセス技術※2を採用し、さまざまな範囲のI/O 電圧をサポートするマルチプル・トランジスター設計を採用しています。

これらの電力管理能力を、必要に応じて性能を向上させるインテル バースト・パフォーマンス・テクノロジーや、必要に応じて帯域を引き上げるバス・ターボ・モードと組み合わせ、業界最高水準の性能と電力効率を幅広いハンドヘルド機器に提供します。

インテル コーポレーション インテル Atom プロセッサー チーフ・アーキテクトのベリ・クタナ は「インテルは、従来のプロセッサーより熱設計電力を10分の1に低減した第一世代のインテル Atomプロセッサーの出荷以降、今回は、プラットフォーム・レベルでの 50 分の 1 の消費電力の削減に取り組みました。
プロセッサー性能を向上させつつ、この目標を達成できたことを嬉しく思ってお
り、インテル・アーキテクチャーの可能性を常に創造する当社のアーキテクトや
設計者を誇りに思います」と述べています。

出荷時期

インテル Atom プロセッサー Z600番台、インテル・プラットフォーム・コントローラー・ハブ MP20、および専用ミックスド・シグナル IC は、本日より出荷を開始します。
新しいプラットフォームは、高性能スマートフォン向け製品では最大 1.5 GHz、タブレット型機器やその他のモバイル機器向け製品では最大 1.9 GHz という幅広いスケーラブルな動作周波数に対応します。
また、これらの製品群は Wi-Fi、3G/HSPA、WiMAX などの通信規格、およびAndroid*、MeeGo*、Moblin* といった各種OS をサポートしています。
インテルは、これらのプラットフォームでの幅広いアプリケーションやエコシステムに対応し、開発者やユーザーにPCと互換性のあるソフトウェアやインターネットにおけるユーザー体験を提供します。

画像集#003のサムネイル/Intel,Moorestownこと携帯電話向けのAtomプラットフォーム発表 画像集#004のサムネイル/Intel,Moorestownこと携帯電話向けのAtomプラットフォーム発表

最新のインテル Atom プロセッサー・ベース・プラットフォームに関する詳細は、www.intel.com/pressroom/kits/atom/z6xx/index.htmにてご覧いただけます。

シリコンの技術革新で世界をリードするインテルは、人々の仕事と生活をさらに豊かにする先進的な技術と製品を開発、イニシアチブを推進していきます。
インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jpで入手できます。

*Intel、インテル、インテルAtom、Intel ロゴは、米国およびその他の国におけるインテル コーポレーションの商標です。
*その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。

※1:第1世代のインテル Atom プロセッサー・ベース・プラットフォーム(開発コード名:Menlow)との比較

※2:45nmプロセスで製造されたインテル製品は、鉛フリー製品です

※3:時間当たり1500mAのバッテリー利用を想定

※4:現在の業界でも最先端のスマートフォンと比較

※5:最新のインテル Atom プロセッサー・ベース・プラットフォーム(開発コード名:Moorestown)のベータテストプラットフォームによりインテルが計測

性能テストやインテル製品の性能については、こちらでご覧いただけます
http://www.intel.com/performance/resources/limits.htm
http://www.intel.com/performance/
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