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連載「PCゲームを持ち出そう!」。第34回は乗馬シミュレーション「My Horse and Me」のNDS版を紹介
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印刷2008/03/05 21:07

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連載「PCゲームを持ち出そう!」。第34回は乗馬シミュレーション「My Horse and Me」のNDS版を紹介

画像集#002のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第34回は乗馬シミュレーション「My Horse and Me」のNDS版を紹介
 PCゲームと関連のあるNintendo DS/PlayStation Portable用タイトルを紹介していく連載「PCゲームを持ち出そう!」。34回めとなる今回紹介するのは,乗馬シミュレーション「My Horse and Me」のNintendo DS(以下,NDS)版だ。

 なお,My Horse and Meは日本国内では正規に販売されていないため,入手するには,海外ゲームを取り扱う販売店で並行輸入品を購入する必要がある。
 編集部で試した限りでは,本作は国内版のNDSでも動作したが,4Gamer編集部および任天堂では国内版NDSでの動作を保証しかねるので,その点はあらかじめご了承を。また本作は海外版のソフトであり,ゲーム画面や各種メッセージ,マニュアルなどはすべて英語なので,その点にも注意してほしい。

馬とのふれあいや乗馬の楽しさが味わえる
カジュアル寄りのシミュレーションゲーム


画像集#003のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第34回は乗馬シミュレーション「My Horse and Me」のNDS版を紹介
 今回紹介するNDS版My Horse and Meは,“馬術競技や馬とのふれあいをテーマとする”シミュレーションゲーム。FEI(国際馬術連盟)のライセンスを取得しており,開発にあたって同連盟の協力も得ているとのことだが,そのタイトル(My Horse and Me=馬と私)や,パッケージのデザインからも想像がつくように,どちらかといえばカジュアルゲーム寄りの仕上がり。下で紹介しているように,馬とのふれあいや,乗馬の楽しさを気軽に味わえるゲームとなっている。
 なお海外では,PC版「My Horse and Me」が2008年2月13日に発売されており,4Gamerではそのデモ版を紹介済みだ。馬や馬術に関心を持っている人は,まずはデモ版でゲームに触れてみてはいかがだろうか。

画像集#009のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第34回は乗馬シミュレーション「My Horse and Me」のNDS版を紹介
 さて本作の目標は,愛馬の世話をしながらトレーニングを重ね,さまざまな大会に出場して勝利を収めること。
 ゲームを始めると,まずプレイヤーキャラクターや,馬の外見/性格を決定することになる。“忍耐強さはあるが性格にムラがある”“言うことを素直に聞くが性格はおとなしい”といった具合に数種類の性格の馬が用意されており,どれを選ぶかにより,プレイ中の馬の反応が変化する仕組みだ。

 馬の世話には,馬小屋の掃除やエサやり,馬体の手入れなどが用意されており,どのアクションについてもタッチペンを用いたNDSらしいインタフェースが採用されている。例えば,馬小屋の掃除は以下の手順で行っていく。

・小屋内の藁(わら)を集める
・集めた藁をちりとりに入れる
・ホースから水を噴射して汚れを落とす
・水切りで水を外に出す
・新しい藁を小屋内に均等にちりばめる

 このようなさまざまなアクションをタッチペンで行うのはなかなか楽しい。私自身は馬を世話した経験はないが,かいがいしく世話するうち,いつの間にか自分の馬への愛着が湧いてきた。

画像集#004のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第34回は乗馬シミュレーション「My Horse and Me」のNDS版を紹介 画像集#005のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第34回は乗馬シミュレーション「My Horse and Me」のNDS版を紹介

 実際の馬術競技を行うモードとしては,「Challenges」「Competition」の二つが用意されている。Challengesはミニゲーム集となっており,(ゲーム内での)馬術競技の練習になるもののほか,ロデオを題材とするゲームもある。これは,下画面の四隅に表示された円をタイミングよくタップしていくもので,タイミングがずれると,上画面で暴れている馬からプレイヤーキャラクターが落ちてしまうのだ。

画像集#006のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第34回は乗馬シミュレーション「My Horse and Me」のNDS版を紹介 画像集#007のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第34回は乗馬シミュレーション「My Horse and Me」のNDS版を紹介

 もう一方のCompetitionは馬術競技の大会で,屋外/屋内の競技場や,林の中に設置されたコースなどで行われる。Challengesのミニゲームや大会で優れた成績を収めると,賞金を獲得できる。それを使い,より良い馬具や,馬の能力を一時的に高めるための食料,プレイヤーキャラクターのウェアといったさまざまなアイテムを購入しよう。
 そのほか,馬との信頼をはぐくむ「Trust」モードでは,愛馬を撫でてやることでストレスを解消させたり,通常のエサとは別にりんごや角砂糖などをあげたりできる。

画像集#008のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第34回は乗馬シミュレーション「My Horse and Me」のNDS版を紹介
 当然ながら,馬も私達人間と同じ生き物であって,競技で高いパフォーマンスを発揮させるには,馬の気持ちや体調を把握し,うまくコントロールしてやることが重要だ。
 とくに,時間を競う競技ではつい全速力で走らせたくなるものだが,全速力で走ると「Endurance」(持久力)が減少し,それが0になると馬が一時的に走るのをやめてしまう。高いハードルを越えるには全速力で助走する必要があるので,肝心なところでバテないよう,ところどころで速度を緩めて持久力を一定レベルに保つことがポイントとなる。
 また,ハードルを飛び越えるときのタイミングも割とシビア。走る速度とハードルとの距離に応じ,適切なタイミングでボタンを押さないと馬と息が合わず,馬が跳ぶことを拒んでしまうのである。

 本作はカジュアル寄りのゲームだと述べたが,馬のコントロールは決して簡単ではなく,良い成績を収めるには練習を重ねる必要があるだろう。

NDS版My Horse and Meの見どころはココ!


画像集#010のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第34回は乗馬シミュレーション「My Horse and Me」のNDS版を紹介
 My Horse and Meは,コアなゲーマーには物足りなさがあるかもしれないが,コンセプトとしているのは,馬とのふれあいや,馬術競技を気軽に擬似体験できること。その意味で本作は十分成功しているし,NDSのユーザー層に“響く”作品といえそうだ。実際,いつも撃ち合いや格闘といった,殺伐としたゲームをプレイしている私に,癒しの時間を与えてくれた。
 また上で述べたように,馬体を洗ったり,ノミ取りをしたりといったアクションがタッチペンで行えるのは,NDSならではのメリットで,なかなか楽しい。

 馬術競技は,自分だけで挑むものではなく,人工の乗り物を運転するわけでもない。パートナーである馬と信頼関係を築き,息を合わせてチャレンジするものだということを教えてくれる作品だ。
 愛馬と共に試合に挑み,獲得した勝利の喜びを,ぜひ味わってみてほしい。

My Horse and Me


対応機種:Nintendo DS
メーカー:ATARI
発売日:2008年2月5日
価格:29.99ドル
公式サイト:http://www.atari.com/myhorseandme/main.php

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