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「LJL 2020 Spring Split Finals」Sengoku Gaming 対 DetonatioN FocusMe戦レポート。DFMが3-1で勝利し,怒涛の4連覇を達成
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印刷2020/05/08 16:06

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「LJL 2020 Spring Split Finals」Sengoku Gaming 対 DetonatioN FocusMe戦レポート。DFMが3-1で勝利し,怒涛の4連覇を達成

 「リーグ・オブ・レジェンド」の国内プロリーグ「LJL 2020 Spring Split」の決勝戦が,2020年5月4日に開催された。

 大会史上初となる大阪(COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール)での実施が予定されていた今回の決勝戦だが,新型コロナウイルスの影響により,各チームがゲーミングハウスから試合に参加するオンラインでの開催となった。

お馴染みのキャスター陣もリモートで参加
画像集#004のサムネイル/「LJL 2020 Spring Split Finals」Sengoku Gaming 対 DetonatioN FocusMe戦レポート。DFMが3-1で勝利し,怒涛の4連覇を達成
画像集#005のサムネイル/「LJL 2020 Spring Split Finals」Sengoku Gaming 対 DetonatioN FocusMe戦レポート。DFMが3-1で勝利し,怒涛の4連覇を達成

 「LJL 2020 Spring Split」の覇者を決めるプレイオフ。その決勝戦の舞台に立ったのは,プレイオフを勝ち抜いたDetonatioN FocusMe(DFM)と,Sengoku Gaming(SG)の2チーム。プレイオフのラウンド2でもぶつかった組み合わせだ。
 そこではSGが勝利を収めたが,敗北したDFMはラウンド3でV3 Esportsを下し,決勝の舞台へと舞い戻ってきた。

DetonatioN FocusMe(DFM)


画像集#001のサムネイル/「LJL 2020 Spring Split Finals」Sengoku Gaming 対 DetonatioN FocusMe戦レポート。DFMが3-1で勝利し,怒涛の4連覇を達成

レギュラーシーズンデータ
勝敗数 12勝2敗(1位)
ゲーム時間平均 34分57秒
ファーストタワー獲得率 64%
ファーストブラッド獲得率 57%
ドラゴン獲得数平均 2.6
キル数平均 13.8
デス数平均 8.6

 LJLの絶対王者として君臨し,今季のレギュラーシーズンも10勝2敗の1位で通過したDFM。だが,プレイオフのラウンド2ではSGに2-3で敗れており,今回はそのリベンジマッチに臨む。
 

Sengoku Gaming(SG)


画像集#003のサムネイル/「LJL 2020 Spring Split Finals」Sengoku Gaming 対 DetonatioN FocusMe戦レポート。DFMが3-1で勝利し,怒涛の4連覇を達成

レギュラーシーズンデータ
勝敗数 9勝5敗(2位)
ゲーム時間平均 38分59秒
ファーストタワー獲得率 50%
ファーストブラッド獲得率 50%
ドラゴン獲得数平均 3.5
キル数平均 8.6
デス数平均 9.0

 Top,ADC,Supに国内最高峰の選手を揃え,MidとJGには韓国の名門「SKT T1」出身のPrean選手とBlank選手を招き入れたSG。シーズン前半では苦戦を強いられたが,回を追うごとにその実力を発揮し,今回のプレイオフ決勝戦まで駒を進めた。
 

「LJL 2020 Spring Split Playoff Finals」Twitchアーカイブ



第1試合


 第1試合では,DFM Ceros選手の代名詞ともいえるチャンピオン,ハイマーディンガーがピックされた。対DFM戦において,ほとんどのチームがバン枠を割くハイマーディンガーだが,オープンにしたということは,SG側がその対策を用意してきたということだろう。

 それを裏付けるように,SGはゲーム時間7分にPrean選手のアジールのRスキル「皇帝の分砂嶺」とBlank選手のトランドルの連携によって,Ceros選手のハイマーディンガーをキルしていく。Prean選手はさらに,ゲーム時間9分にもCeros選手の立ち位置のミスを見逃さずに,キルをとっていった。

 一進一退の展開に動きがあったのはゲーム時間33分,ドレイク周辺での戦闘だった。DFMはYutapon選手のアフェリオスとGaeng選手のユーミのコンビが暴れまわり,劣勢かと思われた場面から,クアドラキル(4キル)を獲得する。
 この戦いでドレイクとバロンを獲得したDFMは,そのまま相手陣地へと攻め込み,一気にネクサスを破壊してこの試合に勝利した。 

スレッシュのフックから,ミス・フォーチューンのRスキル「バレットタイム」のコンボで開戦したSG。一見いい形で「バレットタイム」が決まっているようだが,DFMのキャリー陣であるYutapon選手(+Gaeng選手)とCeros選手がその範囲外にいるのがポイント
画像集#007のサムネイル/「LJL 2020 Spring Split Finals」Sengoku Gaming 対 DetonatioN FocusMe戦レポート。DFMが3-1で勝利し,怒涛の4連覇を達成

生き残ったYutapon選手とCeros選手が長射程のスキルを使ってうまくダメージを出していき……
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Yutapon選手(とGaeng選手のユーミ)が前へ前へと出て,SG陣営を壊滅させていった
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第2試合


 第2試合で大きな活躍を見せたのは,DFM Gaeng選手のブリッツだった。ゲーム時間3分,5分,6分半と早い段階から3つのキルに絡み,試合の流れを作っていく。

 DFMが優勢に試合を進めていき,決定的な場面が訪れたのはゲーム時間27分の集団戦だった。DFMはEvi選手のナーがSGの背後へとテレポートし,そこからCeros選手のアジールのRスキル「皇帝の分砂嶺」とナーのRスキル「ナー!」を使ったコンボでSGの陣形を完全に破壊。
 この集団戦を5-0で制したDFMはそのままSGのネクサスを破壊し,28分という短い時間でゲームを決めた。

Evi選手がSGの後ろに回り込むようにテレポート。それを察知したSGはEvi選手を素早くフォーカスしたが,Evi選手はいったん後ろへと引きながら,「ぷんすこ」のPassive(戦闘状態に増加し,Maxまで溜まるとメガナーへと変身できる)を溜めていく
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メガナーへと変身したEvi選手はそこから反転し,アジールのRスキル「皇帝の分砂嶺」に合わせて完璧なタイミングで「ナー!」を使用し,SGのapaMEN選手とBlank選手を左右から挟みこんで無力化した。DFM側の見事な連携と言うしかない
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第3試合


 DFMが優勝に王手をかけ,SGにとっては後がない一戦となった第3試合。

 この試合で,SGはBlank選手のジャーバンIVを中心として,ボットやトップなどの各地でタワーダイブを敢行して,積極的に試合を動かしていく。

SGが11分30秒に行った,ボットレーンへの5人でのタワーダイブ。トップとミッドのファームを失ったが,2キルとボットタワーを獲得し,大局的には有利な交換となった
画像集#012のサムネイル/「LJL 2020 Spring Split Finals」Sengoku Gaming 対 DetonatioN FocusMe戦レポート。DFMが3-1で勝利し,怒涛の4連覇を達成

 有利な状況を作り上げてバロンを獲得したSGだが,ゲーム時間27分にはタワーを防衛するDFMに対して仕掛けた戦闘で手痛い反撃をうけ,試合は一転して五分に近い状況へと戻る。

この時点では,アフェリオスがストップウォッチを所持していない点に注目。Yutapon選手はミッドレーンをプッシュしたのち,一瞬のスキをついてショップに戻ってストップウォッチを購入した。SG側の盲点をついた一手といえる
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フラッシュがクールダウン中のアフェリオスが前に出ているのを見て,SGのBlank選手がエンゲージをしていくが,これはYutapon選手の仕掛けた罠だった。Yutapon選手はストップウォッチを使って敵の攻撃をやり過ごし,そこから,Evi選手のナーが,Rスキル「ナー!」のノックバックを決めてDFMの反撃が始まった
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 その後,試合はお互いが相手のスキをついてネクサスの破壊を狙いにいく大荒れの展開になっていく。ゲーム時間40分にはDFMのEvi選手,Ceros選手が強引なバックドアを狙ったが,SGはこれを寸前で守り切ることに成功。
 SGはそこから敵陣に攻め込み,ネクサスを一気に破壊。なんとか1勝をもぎ取り,首の皮一枚で次の試合へとつなげた。

DFMのネクサスへの攻撃があと1秒でも続いていればゲームが終わっていた場面。SGの防衛がギリギリ間に合い,SG側の勝利となった
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第4試合


 第4試合,DFMはADCとしてセナ(とサポートタムケンチ)をピックした。これまで,DFMは3試合すべてでアフェリオスをピック(そしてSGはミス・フォーチューンをピック)していたが,ここにきて戦術をシフトした形となる。

 DFMの集団戦での狙いは一貫しており,「オーンとパンテオンがRスキル(鍛冶神の呼び声と偉大なる星路)を使用してエンゲージしたのちに前衛をはり,ジグスとセナが後方からダメージを出しつつ,前衛がキルされそうなときはタムケンチが助ける」というものだった。

 この強力な陣形をSGはなかなか崩すことができず,苦戦を強いられていく。ゲーム時間30分,SGはドレイク前でDFMを後ろから挟み込む形で戦闘を仕掛けるも,ここでもDFMにうまく対処されてしまい,集団戦に敗北してしまった。

Apamen選手がDFMの陣形の裏に回り込むことによって,前方からではなく後方からもプレッシャーをかけられる形になったSG。最大のチャンスかと思われたが……
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SGが攻撃をしかけたいタイミングで,Evi選手のオーンのRスキル「鍛冶神の呼び声」のノックアップと,Yutapon選手のセナのRスキル「ドーニングシャドウ」によるシールドとダメージが決まり,SG側は攻撃の機会を失ってしまった
画像集#017のサムネイル/「LJL 2020 Spring Split Finals」Sengoku Gaming 対 DetonatioN FocusMe戦レポート。DFMが3-1で勝利し,怒涛の4連覇を達成

 焦ったSGはその後,強引にバロンの獲得を狙ったが,その代償は高くつき,交換としてDFMにオーシャンソウルを獲得されてしまう。その後,SGはふたたび強引にバロンの獲得を狙ったが,ここでもDFMに陣形を乱されてしまい3キルを奪われてしまった。

 集団戦に勝利したDFMはSGのネクサスを破壊し,41分50秒でゲームに勝利。3勝1敗でSGを下し,見事「LJL 2020 Spring Split Finals」の勝者となった。

画像集#018のサムネイル/「LJL 2020 Spring Split Finals」Sengoku Gaming 対 DetonatioN FocusMe戦レポート。DFMが3-1で勝利し,怒涛の4連覇を達成

 本来,今シーズンの勝者は国際大会「MSI」の日本代表として出場する予定だったが,新型コロナウイルスの影響により,同大会は残念ながら中止となっている。とはいえ,何かしらの代替イベントもしくはアクティビティの計画が進められており,数週間以内に発表されるとのことだ。

「LoL Esports:John Needham(Riot Games eスポーツグローバルヘッド)からのお知らせ」


 「LJL 2020 Summer Split」がスタートするのは6月13日(土)。ここで優勝したチームが進む世界大会「Worlds 2020」は,MSIでの人員とリソースを投入し,LoL史上最大のイベントになるように準備が進められているという。新たなる戦いの幕開けを楽しみに待つこととしよう。

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「League of Legends Japan League(LJL)」公式サイト

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