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  • カバー
  • Mogura
  • 発売日:2022/09/16
  • 価格:通常版:1000円(税込)
    リリース記念スペシャルセット:8000円(税込)
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9月16日発売の「hololive ERROR」先行インプレッション。“電車編”が追加された完全版がSteamに登場
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印刷2022/09/15 12:00

プレイレポート

9月16日発売の「hololive ERROR」先行インプレッション。“電車編”が追加された完全版がSteamに登場

 人気VTuberグループ「ホロライブ」の運営元であるカバーによるPC向けホラーゲーム「hololive ERROR」が,Steamにて2022年9月16日に発売となる。Steamではストアページがすでに公開されており,価格は1000円(税込)だ。

画像集 No.016のサムネイル画像 / 9月16日発売の「hololive ERROR」先行インプレッション。“電車編”が追加された完全版がSteamに登場

 本作は,3Dグラフィックスで描かれたフィールドを歩き回りながら探索し,さまざまな手がかりから謎を解き明かしていくホラーアドベンチャーゲームだ。と同時に,これまでYouTubeでの動画や漫画,また謎解きイベントなどで幅広く展開してきたホラー企画「hololive ERROR」を締めくくるタイトルでもあり,同企画を追いかけてきたファンにとっては,その集大成的な意味も含まれている。

 本稿では,そんなゲーム版「hololive ERROR」のインプレッションをお届けする。ホロライブの人気タレント陣がキャストとして登場し,普段の配信とはまた別の側面を見せてくれる本作の魅力を,余すところなく紹介していこう。

今回Steamで発売される「hololive ERROR」は,ホロライブプロダクションのオフィシャルショップで2022年7月に発売されたものに,”電車編”が舞台のチャプターを追加したコンテンツアップデート版となっている。なおSteamでの発売に合わせ,オフィシャルショップで購入した人向けにも無料アップデートが行われるとのこと
画像集 No.004のサムネイル画像 / 9月16日発売の「hololive ERROR」先行インプレッション。“電車編”が追加された完全版がSteamに登場

「hololive ERROR」公式サイト



ホロライブタレントと行く異界巡り「hololive ERROR」


 冒頭でもお伝えしたとおり,「hololive ERROR」はホロライブのタレント陣がキャストとして登場する,ホラーをテーマにしたメディアミックスプロジェクトだ。物語の舞台となるのは,数多くの怪談が根づく地方都市・青上町。ホロライブのタレント達は,その街にある高校・青上高校に通う生徒として別の名前が割り当てられ,存在している世界となっている。

本作の”主演”とでも呼ぶべきキャラクター・美空時乃。ときのそらさんが演じる彼女のように,作中に登場するキャラクターにはキャストとしてホロライブのタレントの姿が与えられている
画像集 No.001のサムネイル画像 / 9月16日発売の「hololive ERROR」先行インプレッション。“電車編”が追加された完全版がSteamに登場

 ゲーム版の「hololive ERROR」の主人公は,そんな青上町で起こった不可解な事件の解明を目指すオカルト雑誌の記者だ。プレイヤーはそんな彼を操作し,数十年前に崩落したはずの青上高校の旧校舎や,深夜にだけ現れる謎多き電車を探索していくこととなる。

ゲームは記者の主観視点で進行。記者が宿泊していると思われるホテルの部屋に散らばっているアイテムを調べるとフラグが立ち,やがて青上高校や電車内に”飛ばされる”ことに
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操作は[W][A][S][D]キーで移動し,[E]や[Q]キーでインタラクトするというPCゲームでは一般的なものだ。激しいアクションを要求されたりはしないので,ホラーが苦手な人も安心(?)だ
画像集 No.003のサムネイル画像 / 9月16日発売の「hololive ERROR」先行インプレッション。“電車編”が追加された完全版がSteamに登場

 学校や電車内の探索は,画面に映る,または聞こえてくる不穏な情報――ただならぬ雰囲気の美空時乃やシルエットの人影,すすり泣く声などなど――に近づいていき,道中に落ちているメモや写真を拾うことで進行する。フィールドの構造上,ほぼ前方に向かって歩いていけば話が進んでいくので,いわゆる攻略的な要素は薄いといえる(ただメモは見逃しがちなので,画面はよく見ておかなくてはならない)。

 しかし移動方向がほぼ固定なだけに,恐怖演出のタイミングは絶妙だ。教室一つ分,一車両分を進むごとになにかしらのイベントが発生するので,プレイ中は常に緊張感が漂う。実際,筆者もプレイ前は「操作で詰まることもないし,かわいいVTuberを見てビビるなんてあり得ないでしょ」とタカをくくっていたが,実際に遊んでみると突然登場する戌飼 茜(キャスト:戌神ころね)や,要所要所で表情や声色が豹変する美空時乃などに驚かされ,いったんプレイを休止したり,何度か声を上げてしまったりしたくらいだ。

普段の配信で見せる”素”の部分は完全に切り離され,プレイヤーに恐怖を与える存在となったタレント陣。こわい
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エンディングは青上町の都市伝説を解くヒントでもあるメモを何枚集めたかによって変化する。エンディングに関わるような重要なメモは,開発スタッフいわく「あえて見たくない(つまり怖い)場所に目を向ける」と発見しやすいとのこと
画像集 No.006のサムネイル画像 / 9月16日発売の「hololive ERROR」先行インプレッション。“電車編”が追加された完全版がSteamに登場

 また今回プレイしたSteam版は,電車編が追加された影響からか,プレイヤーが探索するフィールドの”異界感”が増しているのも印象に残った。崩落した校舎から電車へと移動したと思ったら,次は電車の中に突如として机や椅子が現れてこちらの行く手を阻むなど,現実離れした悪夢のようにビジュアル化されており,ゲーム全体の不穏な雰囲気作りに一役買っていると感じられた。

探索できるフィールドが増えた結果,この世ならざる場に迷い込んだ感覚がマシマシに感じられる
画像集 No.007のサムネイル画像 / 9月16日発売の「hololive ERROR」先行インプレッション。“電車編”が追加された完全版がSteamに登場
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キャラクターの背景などは他媒体で補完がオススメ


 1000円で楽しめるホラーコンテンツとしては抜群のパフォーマンスを備えたゲーム版「hololive ERROR」だが,一つ難点を挙げるとするなら,作中に登場するキャラクターの性格や背景などの説明が最小限に抑えられている点が挙げられる。
 もちろん,ホラーとしてはそのほうが正解なのかもしれないが,本作で初めてホロライブのタレントに触れる人にとっては,少々説明不足なのは否めない。あるいは「(特定の)推しの新たな一面が見たい!」といった目的で本作を購入した場合も,やや肩透かしな印象を受けるかもしれない。

タレントが演じる主要キャラクター以外は,真っ黒なシルエットで表示される
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タレントが配信などで見せる笑顔は,ゲーム内では写真の中でしか見られない
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 すでにコアなホロライブファンであるならともかくとして,もしプレイ後に本作のキャラクターについてもっと知りたいと思ったなら,まずは「hololiveERROR」の公式サイトを訪れ,関連動画にアクセスしてみるのがオススメだ。
 ここにはゲーム版「hololiveERROR」の前日譚にあたる全24話の漫画動画が公開されているほか,キャラクター同士の掛け合いが見られる360度動画などが見られる。とくに前者は,登場人物の関係性や青上町の都市伝説について深く知ることができる内容なので,ぜひチェックしておくといい(もちろんゲームプレイ前に見ても構わない)。



 ともあれホラー系のエンタメが好きな人なら,初見でも十分に楽しめる本作。ホロライブファンに向けたグッズ的な側面があるのも確かだが,それ以上に,質の高いホラー体験を提供することに重きを置いたタイトルに感じられた。ホロライブの知識がなくても楽しめるはずなので,興味を持った人は触れてみてはいかがだろうか。

漫画動画を見たうえでゲームをプレイすると,登場人物達がなぜ学校や電車内を彷徨っているのか,といった動機が見えやすくなる
画像集 No.014のサムネイル画像 / 9月16日発売の「hololive ERROR」先行インプレッション。“電車編”が追加された完全版がSteamに登場

 なお今回,本作に登場するキャラクターのアクリルスタンドをカバーより提供してもらったので,読者プレゼントとしてお届けする予定だ。こちらは今週末,2022年9月18日掲載の「Weekly 4Gamer」のプレゼントコーナーで応募を受け付けるので,こちらもお楽しみに。応募方法などの詳細は,該当の記事を参照してほしい。

画像集 No.018のサムネイル画像 / 9月16日発売の「hololive ERROR」先行インプレッション。“電車編”が追加された完全版がSteamに登場

「hololive ERROR」公式サイト

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