生成AIを使用した推理ADV「Uncover the Smoking Gun」，Steamで配信開始。チャットを通じてロボットを尋問し，事件の真相を暴く

　KRAFTONの傘下スタジオReLU Gamesは2024年6月24日，PC向けAI推理ゲーム「Uncover the Smoking Gun」の配信をSteamで開始した。税込価格は2400円，7月8日まで10％オフのセールを実施している。

Steamの「Uncover the Smoking Gun」ストアページ

　本作は，OpenAIが発表した生成AIの最新モデル「GPT-4o」を利用した推理アドベンチャーゲームだ。ロボットと人間が共存する近未来を舞台に，プレイヤーはAI専門探偵となって事件の手がかりを追跡し，犯人や犯行の手口を明らかにしていく。


　GPT-4oを使用していることもあり，ロボットへの尋問は選択肢などではなく，自由なテキスト入力で行う。チャットを通じて事件の容疑者であるロボットを尋問し，証拠を掘り下げていくのだ。


　プレイヤーは犯罪現場で疑わしいものを調査し，手がかりを収集して，事件に隠された関連性を見つけ出す。事件の全貌を把握したと判断できれば，推理結論を提出し，精度に応じて評価スコアがもらえる。事件の真相を突き止められなかった場合も，そのシナリオを繰り返し挑戦できる。

　シナリオには，マンション，研究所，ギャラリー，バイオラップ，病院で発生した5件の事件が用意されている。それぞれの事件を解決する過程で，隠れたストーリーにたどり着くこともあるようだ。


　犯人となるロボット容疑者は，プレイヤーの質問に答えるレベルを超えて，それぞれが個性的で，人間とチャットをするような口調で話してくる。曖昧な陳述をしたり，陳述を翻したりするので，その陳述が真実か偽かを判断し，鋭い質問で事件の糸口になる答えを引きだそう。

　なお，本作は日本語，韓国語，英語，中国語など8言語に対応している。体験版も配信中なので，気になる人は遊んでみよう。

「Uncover the Smoking Gun」公式サイト