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サイバーコネクトツーが東京ゲームショウに初出展? 意外なような納得のような理由を,名物社長の松山 洋氏から聞く[TGS2026]
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印刷2026/09/19 10:40

イベント

サイバーコネクトツーが東京ゲームショウに初出展? 意外なような納得のような理由を,名物社長の松山 洋氏から聞く[TGS2026]

 東京ゲームショウ2026(TGS 2026)で,サイバーコネクトツー(以下,CC2)のブースにお邪魔した。理由は「実はCC2って東京ゲームショウには初出展なんです」とのプレスリリースが届いたためだ。

 現地に突撃し,近くのスタッフに声をかける。すると同社名物の代表取締役にしてゲーム開発・製作の総指揮を担う松山 洋氏に取材を取り次いでもらえることになった。松山氏はべつの取材を終えたばかりだったのだが,宣伝室の頼もしい男性スタッフはこう言った。

「大丈夫です! 私が突撃して取材対応してもらいますんで! うちの社長,フリー素材と公言していますので!」

 すごくCC2の社員さんっぽいなと思わされた。

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 と,その前に。CC2ブースの様子から見ていこう。

 今回のTGS出展は,2026年6月から順次開催されている,CC2の30周年施策『サイバーコネクトツー展 -「好き」と「情熱」を込めたエンターテインメント-』の一環だ。本施策は全国47都道府県をめぐる展示会であり,TGSブースでも過去の名作たちの関連展示が行われていた。

 つまりこれが“見出しの答え”でもあるわけだが,今は置いといて。一部の展示物と作品ラインナップを軽く紹介しておく。

・「.hack」シリーズ
・「サイレントボマー」
・「ASURA’S WRATH」
・「テイルコンチェルト」
・「Solatorobo それからCODAへ」
・「戦場のフーガ」シリーズ
・「.hack//Z.E.R.O.」(開発中の完全新作)


CC2の歴史と,同社タイトルの“心を揺さぶる名セリフ”を紹介する外壁パネル
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オリジナルタイトルの開発資料。作画資料やアニメ原画などが盛りだくさん
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同社の長年の盟友,バンダイナムコエンターテインメントが(当時のバンダイ名義で)発売した「SDガンダム GジェネレーションZERO」に体験版が付属していたころからの縁がある本作「サイレントボマー」
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1996年創業のサイバーコネクト時代のデビュー作「テイルコンチェルト」も。2001年にサイバーコネクトツーに社名変更して以降,同社は約10年周期でケモノ路線を再燃させてきた
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私を含む多くの人の脳をヤった「.hack」シリーズ。今まで出会った人のほとんどが「.hack//G.U. Vol.3のサブタイが一番好き」と言った
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 といったところで,松山氏のインタビューで答えを確かめよう。


CC2がTGSに来たワケ


4Gamer:
 今回,CC2はなぜTGSに初出展されたのでしょう。

松山氏:
 ちょうど47都道府県でサイバーコネクトツー展をやってるんで,せっかくだから千葉会場は東京ゲームショウでやるかっつって。
 でも,今はほかの県での開催ともスケジュールかぶってるから,僕は土曜に群馬いくし,日曜に島根いくしで,月曜にまたこっち帰ってきて。TGSで写真撮影とかサインとかに対応するんですよ。

4Gamer:
 それはまた多忙な……(笑)。

松山氏:
 初出展って話だと,CC2は今まで30年,TGS自体には来てたんですよね。ゲームデベロッパとして。
 それでバンダイナムコエンターテインメントさんとか,アニプレックスさんとかのステージに上がらせてもらったりもして。だから慣れてないわけじゃないんです。ただ,自社の名義でこういったブースを出すのは,実は初めてでございます。

来客に対応する松山氏
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4Gamer:
 逆に,今までは出展しない理由があったんですか。

松山氏:
 だって僕らデベロッパですし。TGSってモノを紹介して売るための場所ですから。その点,我々は作るのがお仕事で,プロモーションはパブリッシャさんの仕事ですしね。もちろん,これまでもお手伝いとかはさせてもらってきましたけども,こういう場は全面的にお任せです。

4Gamer:
 デベロッパとしての立場で一線を引いていたと?

松山氏:
 もちろん。我々は作るプロ,彼らは売るプロなんで。そういう役割分担ですよね。だからTGSに出展してこなかったんです。

来客に対応する松山氏(2)
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4Gamer:
 ちなみに,今年の会場の印象はどうでしょう。

松山氏:
 どこの会社がどうとかって言い出したらキリがないんですけど,今回は日本の企業も海外の企業もほぼ同じくらいの比率になってて,どっちも勢いがあるのがすごい。顔ぶれも豪華絢爛じゃないですか?
 一通り会場を回って,知り合いにあいさつさせてもらったんですけど,「ゲーム業界,元気だなあ」って思いましたよ。改めてね。

4Gamer:
 さっきから松山さん宛の来客もひっきりなしですしね。

松山氏:
 僕にとって毎年のTGSって,懐かしい顔ぶれとあいさつできる機会でもあるんです。それで各社のブースを見て,「みんな元気そうでよかった」っていうね。そういう年に1回のイベントやなって。
 その点,今回は初めて自社ブースを出しましたから。ここに来れば間違いなく私がいるってことで,皆さんけっこう足を運んでくれまして。ごあいさつに来てくれることをうれしく思ってます。

4Gamer:
 もはや業界歴の長さゆえの同窓会みたいな?

松山氏:
 そう。まさに同窓会。

来客に対応する松山氏(3)。左が宣伝室の頼もしいスタッフ
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4Gamer:
 CC2は福岡に本社があり,そちらではGFF(九州・福岡のゲームメーカーが集まる業界団体)の一員として,ゲームコンテストや業界のリクルートイベントなどで盛んに活動されていますよね。

松山氏:
 ええ。横浜でやってる「CEDEC」と同じ,ゲーム業界向けの勉強会「CEDEC+KYUSHU」とかを毎年やってて。こっちももう10年以上続いてるし(初開催は2015年10月。今年は11月14日開催),そこから業界に人を送り込むってこともずっとやってきました。うちも採用してますしね。

4Gamer:
 そこからさらに,九州でTGSみたいなことをやる構想があったりは?

松山氏:
 TGSのような形のゲームイベントを単純にやるってのは,ないですね。べつにTGSでいいかなと思うんで。
 だから,仮に福岡ゲームショウやら九州ゲームショウやらをやるんであれば,我々にしかできない独自のカラーを出したいですよね。
 実は今,レベルファイブの日野さん(同社代表取締役の日野晃博氏)や福岡市の市長と,秘密の相談をしてるとこなんです。近いうちに実現できるといいなと,そんなことも画策しております。

4Gamer:
 なるほど。期待しています。
 CEDEC+KYUSHUの話のついでだと,昨今はもはや話し慣れ,聞き疲れた話題かと思いますが,ゲーム開発における「AI」はどう見ますか。

松山氏:
 いいんじゃないですか? 使いたい人が使えば。人じゃなくてもできることは機械にやらせればいいと思うんですよ。人の手だと7000時間かかるような単純作業をね,簡単に短縮できるから。我々もバンバンそういった効率化を図っていきますよ。それが正しい使い方かなと思うんで。
 けど,うちはクリエイティブには使いません。クリエイティブはすべて人の手でやります。うちはね。

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4Gamer:
 ざっくりとした質問で恐縮ですが,今後の展望を聞かせてください。

松山氏:
 うん,まずはやっぱサイバーコネクトツー展。僕らの30年を皆さんに振り返ってもらうための展示を,とりあえず完走させます。ラストは来年の2月で,最後の開催場所は沖縄って決まってますから。
 はい。まずはそこまで駆け抜けていきます。

4Gamer:
 今はまさに真っ最中ですもんね。

松山氏:
 そう。ちょうど1/3。

4Gamer:
 ただ,松山さん自らも全国を駆け巡るのは大変なのでは?

松山氏:
 そうですね。でもイベントの準備とかは代理店さんに協力してもらってるんで。僕も都道府県を回って,皆さんにごあいさつして,サイン会やって。そういうことで可能な限り協力してやっていきたいんで。
 それに来場してくださった皆さんが,「懐かしい!」って喜んでくれる顔を見るのはうれしいですし。「こんな資料あったんだ!」ってものもたくさん見てもらいたいですし。
 ただ,そういうのはうれしいんですけども,それだけじゃなくて。CC2は次の挑戦を発表させていただいたばかりですからね。

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画像ギャラリー No.020のサムネイル画像 / サイバーコネクトツーが東京ゲームショウに初出展? 意外なような納得のような理由を,名物社長の松山 洋氏から聞く[TGS2026]

4Gamer:
 それでは最後の締めは,やはり新作への意気込みということで。

松山氏:
 僕らは今,完全新作「.hack//Z.E.R.O.」を開発中です。バンダイナムコエンターテインメントさんから案件をお預かりしている身ですが,「あとは好きにしていいよ」と言ってもらえてます。
 今回は純度100%。CC2の純度100%を注ぎ込みます。しかも20年前に作った「.hack」じゃなくて。今の我々が,30年かけて培ってきたノウハウのすべてを注入した,まったく新しい作品としてお届けできると思っていますので,皆さんぜひ楽しみにしていてください。

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「サイバーコネクトツー展」開催概要

会期:2026年6月6日より47都道府県にて順次開催
入場料:無料

実施内容:
・サイバーコネクトツーの歴史を追体験!当社の30年を4つのブロックに分けたパネル展示
・オリジナルタイトルのフォトスポットコーナー
・台本、開発ラフ、作画資料、マンガのネームといった資料展示
・開発したタイトルのパッケージや映画撮影で使用したアイテムの立体物展示
・お客様寄せ書きコーナー
・オリジナルグッズ販売(※会場によっては実施無しの場合もございます)
※会場によって展示内容が変更になる場合があります。

主催:株式会社サイバーコネクトツー
共催:株式会社ゲート


  • 関連タイトル:

    展示会/見本市

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