イベント
ゲーム&ウオッチやゲームボーイ,そしてファミコン。レトロハードへの愛が溢れるインディーズゲームを「BitSummit」で探してみた
ゲーム&ウオッチ風のシューティング「I.F.O」
Total Batteryの「I.F.O」は,昔懐かしい液晶ゲーム機「ゲーム&ウオッチ」への愛に溢れた作品だ。画面の中には液晶スクリーンだけでなくゲーム機のボディまでが再現されており,スマートフォン版だと,本当の液晶ゲーム機に見えなくもない。
ジャンルは「タイムパイロット」風の全方向スクロール型のシューティング。ショットは自動で発射され,左右のボタンで旋回する。敵UFOを倒し,飛び出した宇宙人を捕まえるとパワーアップ。中には体当たりで敵を倒すドリルのような武器もあって楽しい。自機の耐久力が減ると警告のアラームが鳴るのだが,この音色も「ゲーム&ウオッチ」風になっているなど,細部までのこだわりがナイス。
本作はApp Storeで配信されているほか,PC版が公式サイトでダウンロード販売されている。価格はiOS版が240円ドル,PC版が0.99ドルだ。
「I.F.O」公式サイト
「I.F.O」ダウンロードページ
溢れるゲームボーイ愛「助けてタコさん!」
「助けてタコさん!」は,弱冠22歳のフランス人クリエイター,Christophe Galati氏がゲームボーイ25周年を記念して制作している作品だ。
ジャンルは横スクロールのアクションRPGで,主人公はタコ。敵の魚に墨を吐きかけると一定時間停止し,上に乗って足場として利用できるようになるのがポイントだ。
会話などのメッセージは日本語化されており,ひらがなメインの会話ウインドウも懐かしい。人間とタコが争う世界が舞台で,主人公のタコが同胞を裏切って人間の姫を助けたところから物語がスタートする。正式リリースされた際にはストーリーも楽しみだ。
なお,本作はPC/Wii Uで配信される予定。PC版はIndie Date Baseにてデモ版が配信されている。
「助けてタコさん!」公式サイト
「アイワナ」のクリエイターが贈る
「悪魔城ドラキュラ」リスペクトの「Brave Earth: Prologue」
「アイワナ」の通称で知られる,死にまくりゲーム「I Wanna Be The Guy」。同作を手がけたKayinworksの新作横スクロールアクションが「Brave Earth: Prologue」だ。
プレイヤーは女騎士の「ナオミ」か,女魔術師の「シンレン」を操作し,敵と戦う。ファミコン風のドット絵と高難度が特徴で,ダークな雰囲気と独特の操作感は初期の「悪魔城ドラキュラ」から影響を受けているようだ。
ナオミは剣を武器とする接近戦型。ステージ内に隠されているアイテムを拾うと,剣から放たれる弾やスライディング,盾といった必殺技がパワーアップする。シンレンは飛び道具を発射でき,少しの間なら空中浮遊が可能。こう書くとビギナー向けキャラクターに見えるが,シンレンのステージはとにかく難しいため,かなりの腕前が必要になるだろう。練り込まれた敵の配置や,タフなボスキャラなど,とにかく遊び甲斐があるという印象だ。
本作は2016年4月にSteam Greenlightを通過している。リリーススケジュールは未定だが,配信を楽しみにしておきたい。
「Brave Earth: Prologue」公式サイト
- 関連タイトル:
Brave Earth: Prologue
- この記事のURL: