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[E3 2002#97]大航海時代をテーマにした「Sea DogsII」
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印刷2002/05/30 23:23

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 [E3 2002#97]大航海時代をテーマにした「Sea DogsII」 - 05/30 23:23

 「Sea DogsII」(以下,SD2)が前作と大きく異なる点は,陸上でのNPCとのインタラクションが豊富になったことだ。プレイヤーは,島々に存在する港町ばかりでなく,その周辺のジャングル地帯や洞窟,岸壁などといった場所も探索できる。人里離れた森の中に人家があり,そこに住むNPCとの会話によってクエストが発生するなど,陸上でのイベントが増えたことでストーリーの展開に幅ができたのだ。開発者によると,SD2では"クエスト・ジェネレーション・システム"を搭載している。プレイヤーの状況や探索可能な街や場所に合わせて,宝探しや海賊退治といった多種多彩なクエストが自動生成されていくという。
 さらに,前作では会話しかできなったNPCとも,今回は陸上,海上にかかわらず,完全3Dの世界での戦闘を楽しめるようになった。陸地では敵軍のガードマンたちを襲って金銭を入手できるし,敵の砦や船に乗り移っての白兵戦でも,相手のキャプテンだけでなく,最大8人までの乗組員たちとのソードプレイが可能なのである。通常のアクションゲームよりもスピード感のない戦闘ではあるものの,より臨場感の高いアクション性を持っているようだ。

 本作からは4隻までの船団を指揮できるようになっており,より高い貿易や戦闘の能力を持つキャプテンたちをリクルートして,自分以外の船をコントロールしてもらわなければならない。敵国やパイレーツの船団も思考ルーチンが強化されていて,グループでの戦闘を考慮して船の位置や向きを選択するなど,より手強い相手になりそうだ。大砲には短距離や長距離のものが複数用意されていて,距離ばかりでなく砲弾を積め込む時間や与えるダメージの大きさなども変化する。プレイヤーは,自分の戦法に合わせた大砲を揃えなければならないのだ。
 前作で評判だった経済システムも,これまで以上に強化されている。SD2では,貿易できる品物が25種類にもなり,通常の物資の輸出入だけでなく,敵の領地に密輸したり奴隷貿易に手を染めることも可能だ。プレイヤーの行動が,逐一ゲーム世界の経済に影響を及ぼすため,同じルートで同じ物品ばかりを輸出入していると,その品物の価値が下がってしまうことになる。

 SD2は,前作のゲームエンジンをチューンナップしたStorm2エンジンを使用して製作されており,遠くから自船の甲板上で作業するクルーの姿を確認できるほど精細になった。また名前の通り,嵐の表現がリアリスティックになり,遠くでカミナリ雲が発達して近づいてくるのも確認できる。嵐では,流木に激突して船が破損したり,マストにカミナリが落ちて火災が発生したり,クルーが波に呑まれてしまうなどのアクシデントも加わり,海上でのプレイにも現実味を持たせた。欧米ではBethesda Softworks社から発売される予定で,夏ごろを目指して最終的な調整が行われているところだ。(Okutani)


  • 関連タイトル:

    Pirates of the Caribbean

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