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「エンジェリック・ヴェール・プログレス」声優を交えたトークショウ開催
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印刷2003/11/29 19:45

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 「エンジェリック・ヴェール・プログレス」声優を交えたトークショウ開催 - 2003/11/29 19:45

 人気ストラテジー「エンジェリック・ヴェール」の続編,「エンジェリック・ヴェール・プログレス 〜ウェスペールの迷宮〜」2003年11月27日に発売された。それを記念して,本日(11月29日)14時から,東京は秋葉原のラオックス アソビットシティの8F,Bホールにて,トークショウが行われた。
 トークショウのゲストは,ユズリハという東洋人の女性キャラクターを演じる井上喜久子さんと,同作の開発を行っているクロムシックスの社長,田中裕大氏。そして司会は,本作の主人公オージェルの声を担当する荻原秀樹氏と,非常に豪華な顔ぶれとなった(当然そっち系のファンも大勢来ていた)。

 トークショウというからには,当然3人で話しをするのがメインだったのだが,これが全員口達者(声優の二人が口達者なのは当たり前のようだが,台本の無い場であれだけ喋られるのは,やはり凄い)で,会場に笑いが絶えない非常ににぎやかなイベントになった

 とくに井上さんのボケがなかなか強烈で,最初の挨拶もサラッと「井上喜久子,17歳です」と言い,会場は爆笑。もちろんすぐに萩原氏が「いきなりボケますか」と突っ込んでも意に介さず,「いや,ボケじゃないですよ。ある意味事実です」。「事実なんですか?」と突っ込まれて,「まぁ,事実でもないですが」。挨拶で来場者の気持ちをグッとつかんでしまっていた。
 また田中氏が前作のセーブデータを引き継げるという話をしているとき,井上さんが急に小首をかしげた。なんでも田中氏の発言にあった「コンバート」という言葉が分からなかったという。そこで田中氏が,「つまり最新作に前作のデータを反映させて……」というと,「あぁ,反映ね。最初からそう言ってくださいよ,私は東洋人なんで」と,ゲーム中のキャラクターに引っかけた切り返しで会場を沸かしていた。

 田中氏は,本作の開発理由について,掲示板等の反響を見て,前作で描ききれなかった部分を早くファンにお届けしたいと思ったこと説明した。
 なんでも,元々は「II」を,時間をかけてじっくり作ろうと思っていたそうなのだ(ここで萩原氏から,前作は凄く時間かかりましたしね,とツッコミが入った。なんでも音声収録からゲーム化まで1年もかかったらしい)。しかし,各種掲示板でファンの意見を見ているうちに,いてもたってもいられなくなった。そこで,時間のかかる「II」ではなく,あまり大きくシステムをいじらない続編を出そうと決意したらしい。
 萩原氏「じゃあ,本作はエンジェリック・ヴェール1.5」といった感じですか?」。田中氏「いや,1.3かな」。井上さん「なんで弱気なんですか!」。

 さてさて。面白い話はいくらでもあるのだが,とても書ききれないし,その場に来た人達のためのトークショウでもあるので,このくらいで終了。会話が落ち着いたところで,プレゼントの抽選が行われた。
 贈られたプレゼントは,サイン入りポスター×5人と,サイン入り特製色紙×4人,そして当選者の名前を入れたクリスマスメッセージを声優の二人がボイスメッセンジャーに吹き込んでくれる権利(?)×3人。
 まぁ,すでに当選者の決まったプレゼントの話を詳しく書いても読者にとっては悔しいだけだろうから割愛するが,面白かった出来事を少しだけ。荻原氏がサインを入れた,オージェルの描かれた特製色紙――当然女性ファンが狙っていたもの――だが,何か一つでも当てていきたい来場者達は全員抽選に参加。会場全体における女性の割合は2〜3割で,男性が当ててしまうだろうと誰もが思っていたのだが,じゃんけんで絞られた最後の6人のうち,なんと4人が女性。女性ファンの執念は凄いなぁ,……と思っていたら,男性二人がプレゼントの権利を得てしまったのである。
 話はこれで終わらない。このあと井上さんのサイン入り色紙(もちろんこちらは男性ファンが欲しがっていた)の抽選では,最後に残った4人が,男性二人,女性二人という構成。そして見事プレゼントを勝ち取ったのは,女性の二人なのである。
 トークショウ後,物々交換が行われたであろうことは,想像に難くない。

 最後に,3人からインフォメーションがあった。田中氏は,今後エンジェリック・ヴェールを,コンシューマにも進出させていきたいと語った。さらに,もちろんPCでの続編も考えていて,またゲームではなく,最新作のオマケシナリオで展開されるような全編ギャグ(?)のドラマCDも出したいとのことだった。
 井上さんは,12月17日にベストアルバムが出ることを,そして萩原氏は,本日が31歳の誕生日(!)であることを発表した。
 そんなわけで(?),会場にいる人達全員でハッピバースデートゥユー〜なんて歌いながら,トークショウは終了。来場者の誰もが,満足げな顔で帰っていった(いや,ヤマギワソフト館で行われた19時からのトークショウに向かったのかもしれないが)。

 ところで,エンジェリック・ヴェールを遊んだのに,まだプログレスは遊んでいないという人はいるだろうか? 本編がよくできているのはもちろんとして,なんでも声優の二人曰く,先述のおまけシナリオは「え,このキャラがこんなこと喋っていいの?」なんてセリフオンパレードだそうである。ファンなら必見(必聴)とのことなので,お早めに。(Iwahama)

「エンジェリック・ヴェール・プログレス 〜ウェスペールの迷宮〜」の当サイト内の記事一覧は,「こちら」


  • 関連タイトル:

    エンジェリック・ヴェール・プログレス 〜ウェスペールの迷宮〜

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