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第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた
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印刷2008/02/08 22:20

企画記事

第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた

画像集#021のサムネイル/第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた
 プレオープンが2007年10月10日に終了し,いよいよ正式サービス開始となるはずだったMMORPG「三國志 Online」。あの延期発表からおよそ4か月を経た昨日(2月7日),ついに第二次プレオープンサービスが開始された。4Gamer読者であればすでにご存知のように,正式サービスが延期された理由として,「こちら」のインタビューで「“三國志シリーズ”として納得のいくクオリティではなかった」と語られている。
 先日行われたプレス先行試遊会(関連記事)では体験しきれなかった新しい本作の世界を,今回さらに時間を掛けてプレイした。果たして“納得のいくクオリティ”とはどのようなものなのか,その印象を報告しよう。

画像集#003のサムネイル/第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた
三国制覇の状態や,各武将の軍団値を確認できる掲示板
画像集#009のサムネイル/第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた
軍団値は,それぞれの武将に該当するアイテムの種類が納入されることで上昇していく
画像集#006のサムネイル/第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた
ターゲット一覧は,画面範囲内の敵味方のPC/NPCだけでなく,フィールドのオブジェクトも表示される。クエストで探し物のときはオブジェクトだけ表示し,移動しながら更新してみるのも手だ

 Lv20のキャラクターを駆り出して……とも思ったが,まずはキャラクターの作成から見てみよう。細かいところがたくさん変更されているようなので,順当に頭からチェックしていきたい。
 キャラメイキングそのものには大きな変更なないものの,今回新たに声が一つ追加され,声のピッチを変更することが可能になった。これにより高い声から低い声まで任意に選択できるようになっている。
 第一次プレオープンで作ったキャラクターはそのままの声なの? と気になる人もいるだろう。実は,2007年10月10日時点で本作のアカウントを持っていたプレイヤーには,市民IDの登録メールアドレスに,声を変更できる記念アイテム「変声薬」が受け取れるシリアル番号が記載されたメールが届いているはずだ。そのメールを見落としていないか,さっそく確認してみよう。

画像集#001のサムネイル/第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた 画像集#013のサムネイル/第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた
実際に変声薬を使うと,声9種類,声の高さ9段階をその場で変更できる
画像集#014のサムネイル/第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた 画像集#015のサムネイル/第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた 画像集#016のサムネイル/第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた

 キャラクターを作成し水鏡村を散策してみると,プレス先行試遊会でも触れているように,やはり速度の増加によって移動が楽になったことが嬉しい。あのときは(久々だったせいか)いま一つ体感できなかったが,しげしげ自分で歩き回ってみると,なるほど確かに速くなっている。実感できないという人は,軍略など移動速度の増加がないゾーンで試して欲しい。通常フィールドでの移動速度がいかに変わったのかを体感できるだろう。

三国志の世界が味わえるクエストの変更


 新しい移動速度を喜びつつ,さっそくプレイヤーにはお馴染みの村長「水鏡」に挨拶し,チュートリアル的なクエストを進めてみる。そのままクエストを続けていくうち,ふと違和感を感じた。その違和感の正体は何だろうと考えてみたのだが,そうか,クエストのメッセージに前回とは違うストーリーが描かれているからだ。序盤からクエストの中で,「諸葛亮」を始めとした,三国志で有名な人物たちの名前が次々と登場するのだ。こうなると,俄然三国志色は強まってくる。
 これらの要素は追加されたクエストだけでなく,既存のクエストも,内容(物語)が大幅に変更されて“色”を強めている。第一次プレオープンでは,三国志との関連性のないストーリーの仕事を頼まれることが大半だったのだが(そして実はあんまり疑問は抱いていなかったのだが),今回の変更によって,「三國志 Online」の名に恥じない世界観が序盤から提示されたことは,素直に嬉しく思う。
 なお,インタビューで語られた,水鏡村に吹く「風」だが,これについてもクエストを進めていくうちに,(三国志をご存知のプレイヤーであれば)「これか!」と気づくだろう。一部の敵NPCは,その「風」に対応して名前が変更されている。
 このほか,水鏡村には各勢力の募兵役NPCのほかに文官がおり,所属すると,その拠点都市へ向かうクエストを受けられるようだ。低レベル用の軍略も,水鏡村で挑戦できるようになっているので,ぜひ挑戦してみてほしい。

画像集#004のサムネイル/第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた
有名な武将の名前が出るだけで,本作が「三國志シリーズ」であることを意識できる
画像集#010のサムネイル/第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた
平和だった水鏡村,荊州に吹く風。いったい何者?
画像集#008のサムネイル/第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた
勢力に加われば,いよいよ君主の下へ

 そしてこのクエスト群だが,単に「三国志」が感じられるものになったというわけではない。クエスト数の増加などにより,序盤が以前より遊びやすくなっているという感じを受けた。前回のプレオープンテストでは,レベル10前後でほぼクエストをこなし,それから長安に向かった気がするなーと思いながらプレイしたのだが,今回は,長安や成都などの勢力拠点都市には到達していない三熊林周辺(広義の意味での初期ゾーンだ)で,武器の技能レベルが12になっていたのだ。

画像集#007のサムネイル/第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた
クエストの中で,自然と軍略についての話が登場する
画像集#018のサムネイル/第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた
軍略はレベル帯ごとに用意されている(その名前からクエスト攻略が必要なものも?)
画像集#011のサムネイル/第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた
対象レベルを少し越えていたが,水鏡砦を防衛する軍略に挑戦。敵NPCは弱かったものの,多数の敵を追いきれず侵入を許し敗北してしまった

 戦闘は,敵が技を使用するタイミングに攻撃を当てれば,クリティカルが出るようになったことで,準備時間が0.0秒の技能をどのタイミングで使うかが一つのポイントになっている。敵の準備時間もそう長くはないので,技能を使ったあとの回復時間中に敵が準備に入ると攻撃が間に合わないことも多々あり,慣れるまではそこがなかなか難しい。
 なお,敵NPCの技能使用中に自動攻撃が入ってもクリティカルが出るのだが,その直後に(間に合えば)すぐ技能で攻撃することにより,連続でクリティカルを発生させられるようだ。とはいっても,敵の技能準備を狙ってずっと自動攻撃していて,倒すことに時間が掛かるのでは本末転倒。これまでと同じように技能を使いつつ,タイミングが良ければ瞬時発動の技能で狙ってみるくらいが良いだろう。

生産は大変? 採集やNPCへのアイテム売却に大きな変更が


 一方生産関連には,気になった点がいくつかある。
 以前の採集は,採集可能なポイント1か所で,同ランク素材数種類(3種4種くらい。場合によっては5種以上も)が手に入ったのだが,第二次プレオープンからは,1か所につき2素材となっているように見える。すべてを周ったわけではないので確約はできないが,少なくともほぼ大半の採集ポイントは2種しか採れない。
 確かに,ずっと同じ場所で採集し続ければOKというのも(楽ではあったが)ゲームとしてどうなの? という気もするし,我々には見えないさまざまな理由で“移動が必要”と判断してのことだろうか。ともあれ,移動しなければならないことについては,実のところ問題とは思っていない。
 ちょっと残念なのは,不要な素材が取れなくなったことで(もちろんメリットでもあるのだが)プレイヤー同士の取り引きが少なくなってしまうであろうこと,NPCにアイテムを売ったときの単価に大きな変更が加えられていたことだ。例えば素材100個分を売りに出しても数銭ほどでしか売れず,生産職での金策がやや大変になったイメージを受ける。もちろん,バランスの調整という目的もあるのだろう。

画像集#020のサムネイル/第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた

 そのバランス調整の一つとしてなのか,敵NPCが落とすお金がやや増えた印象を受けた。前回までの,収集だけでほぼ賄えてしまっていたのは,行き過ぎだったという判断かもしれない。以前のプレオープンのときのように,割と高値で売れるような素材も入手できないようだが(見つけてないだけ?),まぁあったところで金策としては有効な手段ではなさそうだ。個人的には,採集による竹簡の出現率がちょっと上がっている印象を受けたが,それはさすがに気のせいかもしれない。

 以上が,第二次プレオープン初日を数時間プレイしてみた印象だ。
 今回の第二次プレオープンでは,やはりクエストを通じての「三国志」らしさが感じられることが,(ゲームバランスには影響しないながらも)大きな変更のように思われる。この先に展開されるであろう,三国制覇,客将を含めた合戦などの「三國志」らしさについてはまだ未知数なわけだが,これを体験するまでは,「この4か月間の結果」についての評価はできそうもない。
 なおその合戦なのだが,「こちら」の記事では第二次プレオープンでの合戦日程が掲載されている。それによれば,2月27日の魏対呉まで決定されているようだ。そうなるとそれ以降,つまり正式サービスがいつになるか気になるところ。オンラインショップなどでは,パッケージの発売日が2月29日となっていたり(そう,インタビューでも出てきたあの日だ)と,その日がおぼろげに見えている。コーエーからの正式発表が待ち遠しいところだ。

画像集#005のサムネイル/第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた 画像集#019のサムネイル/第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた 画像集#012のサムネイル/第二次プレオープン開始! 新しい「三國志 Online」を軽く触ってみた
  • 関連タイトル:

    三國志 Online

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