「キネマ51」：第16回上映作品は「ブリングリング」

　
　
1.パリス・ヒルトン
いわずとしれた，スーパーセレブリティの一人。巨大ホテルチェーン，ヒルトンホテルの創業者一族のご令嬢。セックスビデオ流出など数々のスキャンダルで有名。FOXチャンネルで2003年から放映された「シンプル・ライフ」は，ライオネル・リッチーの娘，ニコール・リッチーと共に田舎暮らしを体験し，二人のとんでも言動を楽しむという番組。これが大ヒットし，当時のFOXチャンネルの最高視聴率まで獲得した。「ブリングリング」に出てくる彼女の自宅を見れば，スキャンダルを騒ぎ立てるマスコミや，その言動を馬鹿にする庶民の噂話など，負け犬の遠吠えにすぎないと思い知らされる


2.ハーマイオニー
大ヒット小説「ハリー・ポッター」シリーズに登場するヒロイン，ハーマイオニー・グレンジャーのこと。ハリー・ポッターの親友で，秀才。映画版で彼女を演じたのがエマ・ワトソン。支配人は1作目から観続けているため，彼女の成長をずっと見守っていた（という錯覚）気持ちが強かったのか，今作のエマ・ワトソンを観るのが辛かったようだ


3.浜省〜ドン・ペリニヨン的な
浜省とは，1970年代から活躍するシンガーソングライター，浜田省吾のこと。支配人の青春時代に，佐野元春や，尾崎 豊などと並ぶ人気ロックシンガーとして若者の支持を受けていた。とくに1984年に発表されたアルバム「DOWN BY THE MAINSTREET」に収録された「MONEY」という曲が大ヒット。成功者の証として歌詞に登場するのが，「ドン・ペリニヨン（フランス，モエ・エ・シャンドン社が作っている高級シャンパン）」。当時の若者は「ドン・ペリニヨン」という飲み物のことはあまり分からなかったが，言葉のインパクトがあったため，何かとネタにされる歌詞となった