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「Prey 2」がついにベールを脱いだ。前作から大きく様変わりし,オープンワールドのシングルプレイ専用ゲームに
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印刷2011/04/19 00:00

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「Prey 2」がついにベールを脱いだ。前作から大きく様変わりし,オープンワールドのシングルプレイ専用ゲームに

リニアなFPSから
オープンワールドタイプのゲームに進化したPrey 2


 2011年4月12日〜13日にかけて,ユタ州のパークシティにおいて開催されたBethesda Softworksのプレスイベント「BFG 2011」において,2012年の発売が予定される一人称視点のアクションゲーム「Prey 2」PC/PlayStation 3/Xbox 360)が初公開された。シンプルなFPSだった前作「Prey」とは大きく異なり,エイリアンの惑星を自由に駆け回りつつ,ミッションをこなしていくというオープンワールドタイプのゲームになっており,前作とはまったく雰囲気の異なる作品になっていた。設定のユニークさや,フリーランニングの要素を取り入れたゲームプレイなど,ゲーマーにとっては非常に興味深い作品の1つになりそうだ。

Prey

Bethesda Softworks公式サイト


 2006年に2K GamesからリリースされたPreyは,ネイティブアメリカンの青年トミーを主人公に,突然飛来したUFOに誘拐されたガールフレンドを追って,巨大な宇宙船“スフィア”で血みどろの戦いを行うというFPSだった。出血量の多いスプラッタな雰囲気に加えて,重力の操作,ポータルによる移動,幽体離脱など,さまざまな要素を駆使したパズル/ギミックが巧みであり,また,ジャンボジェットが丸ごと誘拐されてスフィアに飛び込んでくるといった,意表を突いた演出も優れた作品だった。

 Prey 2の開発を担当するのは,Raven Softwareでid Tech系ゲームの開発に長らく携わっていた複数のメンバーによって,1997年にウィスコンシン州に設立されたHuman Head Studiosだ。今回のイベントでゲームの紹介を行ったのは,2000年にリリースされたハック&スラッシュアクション「Rune」以降,同社のプロジェクトリーダーを務めるクリス・レインハート(Chris Rhinehart)氏。
 彼は,id Softwareの「DOOMエンジン」(id Tech 1)を初めてライセンスして制作された記念碑的な作品「Heretic」(1994年)の開発に参加していた古参の開発者だ。Prey 2には「RAGE」のために開発された最新のゲームエンジン「id Tech 5」ではなく,Preyと同じ「Quake 4」世代のエンジンが使用されているのだが,これは,レインハート氏を始めとするHuman Head Studiosのメンバーが慣れ親しんだ開発環境であるという理由が大きいだろう。

Prey


「エイリアン・ノワール」と呼ばれる,独特のSF世界


Human Head StudiosのChris Rhinehart氏
ゲームの説明をしてくれた,アソシエートプロデューサーのMatt Bisenius氏
 2011年3月に公開された本作のティザームービーは,ジャンボジェットに乗ったカップルが機内で撮影していると,突如緑色の光に包まれてエイリアンに誘拐されてしまうという,思わせぶりな実写映像だった。前述したように,Preyにはジャンボ機がスフィアに引き込まれてクラッシュランディングするという壮絶なシーンがあるため,その場面と今回のPrey 2とは何か関係あるのだろうと思われていたが,今回,レインハート氏によって語られたのは,主人公であるU.S. Marshals(合衆国連邦保安官),キリアン・サミュエルズ(Killian Samuels)がそのジェットに乗り込んでいたという事実だ。

 レインハート氏は続けて,「Bethesdaとの交渉が終わり,開発が始まった2009年7月,我々はPrey 2はどうすべきかを考えました。トミーの活躍のためスフィアはもう出せなくなりましたが,これでかえってPreyの世界を自由に拡張することができるようになったのです。さて,重力操作やポータルなど,スフィアの興味深い部分がなくなってしまうと,Preyシリーズには何が残るのでしょうか。それは,残虐なエイリアンによって誘拐された1人の男が,敢然とエイリアンに立ち向かうという設定にあると思うのです」と語った。

 ティザームービーでは,キリアンが持っていたピストルを使って機内でエイリアン達と撃ち合うシーンも見られたが,実際のゲームはちょっと違うようだ。スフィアに墜落した機体の唯一の生存者となった彼は,前作をプレイしたゲーマーなら見覚えがあるはずの,飛行機の残骸が散らばる場所で目を覚まし,すぐにエイリアン達と戦うことになる。

 このシーンの最後,ちょうどキリアンがコクピットのあたりに到達したとき,彼の運は尽き,エイリアンに殴られて画面は暗転。キリアンの身に何が起きたのかレインハート氏は詳しく説明はしなかったが,「Preyの面白さは,誘拐されてまったく知らない世界に連れて行かれるということでした。そのため,すでにファンによく知られたスフィアを舞台にするのではなく,まったく別の世界へお誘いすることにしました」と続けた。その,まったく別の場所とはどこなのか……?

 次のシーンに登場したのはスフィアではなく,エイリアンの母星,Exodusだ。主人公の立っているBoweryは,見上げるようなビルが建ち並ぶ大都市で,映画「ブレードランナー」のように,ビルの間を飛行する自動車のようなものが飛び交い,謎めいた文字の書かれた原色のネオンサインや巨大なビデオ広告なども見える。グラフィックスは必ずしも美しいとはいえないかもしれないが,id Softwareのゲームエンジンらしい,くっきりとした緑や赤が独特の雰囲気を盛り上げていた。Boweryは,犯罪者がたむろし,ブラックマーケットなどが並ぶ危険でいかがわしい場所であり,レインハート氏はこうした表現を,“エイリアン・ノワール”と呼んでいた。
 キリアンは,そんな危険な場所を舞台に,バウンティハンターとして生計を立てているのだ。果たして,彼の身に何が起きたのだろうか?

Prey


バウンティハンターとして,さまざまなミッションをこなせ


 レインハート氏によると,このデモに登場するシーンは,キリアンがこの惑星に連れて来られてからゲームをしばらく進めた場面とのことだ。すでに,ゲームを楽しむには十分なアイテムを得ており,複数のミッションを受けられる状態である。キリアンは,理由は分からないものの部分的に記憶を失っており,そもそもなぜこの惑星にいるのかも思い出せないようだ。
 とりあえずは,このエイリアンの惑星で生きていくことが急務なので,バウンティハンターとして仕事を請け負いながら,暮らしていくことになるわけだ。もっとも,いったい誰がキリアンに仕事を与えているのかなど,細かいストーリーは紹介されなかった。

Prey

 前作と大きく異なるのは,Electronic Artsの「ミラーズエッジ」のように,一人称視点でゲームの世界を自由に移動できるフリーランニング(パルクール)の要素が取り入れられていることだ。
 キリアンは壁をよじ登ったりハイジャンプして,ビルとビルの谷間を自由に行き来する。また,片方の手ででっぱりに掴まりながら,もう一方の手で銃を撃つというようなことも可能で,移動の自由度はかなり高く,また爽快感も十分だ。FPSではなく,一人称視点のアクションアドベンチャーといった雰囲気だ。

 また本作では,ガジェットのアップグレードも非常に重要な要素だ。プレイヤーキャラクターは便利なバイザー(ヘッドギア)を装着しており,これはエイリアン語の自動翻訳機能や,ターゲットを発見するレーダー機能などを備えている。さらには,街を歩き回る多くのエイリアンが,自分に対して好意的なのか,それとも悪意があるかといったことまで色によって分かる仕掛けになっている。
 前述のように,Boweryは治安の悪い場所で,カジノやストリップクラブなどがひしめいている。エイリアンの種類も多く,大きな半透明の頭を発光させて自分の感情を表現するものや,トカゲのようなものなど,合計で12種ほどいるとのこと。
 「Red Dead Redemption」のように,プレイヤーが街中を歩いているだけでランダムにイベントが発生し,例えばリンチを受けているエイリアンを助けるかどうかといったものが確認できた。もちろん,それを受けるかどうかはプレイヤー次第だが,こうしたクエストをこなして資金を集め,それを装備品や武器に変えていくというのが基本的なゲームの流れであるようだ。

Prey

 デモで紹介されたミッションのターゲットは,ほとんどの場合プレイヤーを振り切って逃亡を図るので,前述のフリーランニングのテクニックを活かし,周囲の環境をうまく使って,相手を捕らえ,あるいは血祭りに上げる必要がある。
 無関係なNPCは,キリアンの銃を見ただけで興奮して襲ってきたり,恐れおののいて逃げ出してしまったりなど,いろいろな反応を見せる。そのため,通常は銃をホルスターにしまい,必要なときだけ取り出してターゲットを撃ったり,あるいはカーボーイのロープのような電磁式の縄で相手を捕らえるのだ。捕らえたターゲットからは,雇い主に送り届ける前に話を聞くことができ,ときどき重要な情報が手に入ったりする。
 ターゲットに限らず,誰かから話を聞き出したい場合,会話を重ねて相手を説得したり,金銭を渡したり,銃で脅したりと,さまざまなアプローチがとれるとのことだ。


前作とはまったく異なる,シングルプレイ専用ゲームに


 ここまで聞いて,Prey 2が前作とはまったく違ったゲームになっているのがお分かりになったと思う。前作の重力操作やポータルを使った移動などは,本作にまったく登場しない。また,前作のモチーフであったネイティブアメリカンの民話も今回は無関係で,かなりストレートなSFになっているのが分かる。
 レインハート氏によれば,前作のさまざまな要素は,スフィアが宇宙船であると同時に巨大な生命体でもあったことから可能になっており,通常の惑星を舞台にした本作では,そういった要素とは決別せざるを得なかったという。ただ,今回のデモに登場したAnti-Gravity Waveという武器は,重力を反転させて敵を吊るし上げるような感じであり,エイリアン世界だけに,一風変わったガジェットや武器が多数用意されているようだ。
 また本作にマルチプレイモードはなく,シングルプレイのキャンペーンモードだけに絞られているとのこと。

Prey

 Preyとはかなり趣の異なる作品だからといって,前作のファンがプレイを避ける必要はないはずだ。ネタバレ注意だが,前作のエンディングは,スフィアを破壊したトミーが地球に帰ると,再びポータルドアが開き,彼がふたたびその中へ歩いていくという不思議なシーンだった。「Prey will continue」(Preyは続く)という言葉が画面に表示されたが,このエンディングがどういう意味なのか,Prey 2では明らかになるかもしれない。
 前作のストーリーを知っている必要はないが,ポータルドアを潜り抜けたトミーに何が起きたのか,前作のファンであれば気になるに違いない。

 Prey 2はPC,PlayStation 3,そしてXbox 360向けに,2012年の発売が予定されている。Bethesda Softworksが今回のイベントで発表した作品群の中では,最もあとで発売されるタイトルだが,6月にロサンゼルスで開催されるElectronic Entertainment Expo 2011で何らかの新情報も出てくるようだ。日本でも展開される予定だが,現在のところ詳細は発表されていない。追加情報を待ちたいところだ。

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