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直撃世代でなくとも楽しめる,「ひでぶ!」で「あべし!」な“一撃当千”アクションゲーム「北斗無双」インプレッションを掲載ヒャッハー!
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印刷2010/03/20 12:54

プレイレポート

直撃世代でなくとも楽しめる,「ひでぶ!」で「あべし!」な“一撃当千”アクションゲーム「北斗無双」インプレッションを掲載ヒャッハー!

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 コーエーは3月25日,PlayStation 3 / Xbox 360用ソフト「北斗無双」を発売する。本作は,もはや説明不要の超有名コミック「北斗の拳」と,爽快感の高いゲーム性で人気を博している「無双」シリーズのコラボレーション作品だ。原作のイメージをそのままに,“北斗神拳”や“南斗聖拳”の奥義を駆使して悪逆非道な無法者共をぶっ飛ばす! 一騎当千アクションとも表現される,「無双」シリーズらしいゲーム展開が楽しめる。
 本稿では,北斗無双を実際にプレイした印象を交えつつ,ゲームの概要を紹介していこう。なお,筆者がプレイしたのはPS3版なので,操作方法に関してはPS3コントローラを基準に説明している。その点はご了承を。

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「北斗無双」公式サイト



弱肉強食の世紀末を体験できる二つのモード

原作では描かれなかった“if”の物語に注目!


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 本作には大きく分けて“伝説編”“幻闘編”という二つのモードが存在する。
 伝説編は原作の物語を追体験できるモードで,ザコを倒しながらボスを目指して突き進むという,極めてスタンダードなゲーム展開が楽しめる。プレイヤーキャラクターとしては,主人公のケンシロウ以外に,レイやマミヤなども選択可能で,原作の名場面を忠実に再現したムービーシーンも多数収録されている。また,ボスに対して,原作でトドメとして使用された技をヒットさせると,通常よりも大きなダメージが与えられるなど,ファンならニヤリとする要素が満載だ。

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ボス戦で地形やギミックを利用して戦うことになるのも,伝説編の特徴。また,ボスをある程度弱らせると“無双闘舞”という必殺の奥義を発動可能だ。制限時間内に表示されるボタン入力を成功させることで,相手にトドメをさせる
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 一方の幻闘編は,原作では描かれていない“if”の物語を楽しめるモードで,伝説編を進めて行くことによってキャラクターがアンロックされていき,プレイできるようになる。伝説編と比べてマップが広大で,多数の有名キャラクターが入り乱れての乱戦や,“拠点”の存在など,従来の「無双」シリーズに近いゲームシステムとなっている。
 現時点で個別シナリオの存在が判明しているのは,レイ,トキ,シン,ジャギ,マミヤの5人。ユリアの望む平和な世界を実現するため,力を手に入れようと強敵達に戦いを挑むシンや,ジャギ&アミバの偽物コンビによる珍道中など,それぞれ原作とはまったく違った展開のストーリーが楽しめる。

ケンシロウと同じ女を愛した南斗聖拳の使い手,“悲しき殉星”のシン。原作では拳の力によりユリアを奪い去ったが,最後はケンシロウの拳で倒れることを拒み自らサザンクロスへ身を投じる。しかし幻闘編では,ラオウの魔手から守るために,南斗の五車星にユリアを預け,彼女の愛を勝ち取るために力を求めて旅立つ
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打倒ケンシロウ&トキを目指し,手を組んだジャギとアミバ。二人の名を騙って悪事を働き,評判を貶めるはずが,結果的に街の救世主になってしまったり,その場のノリでサウザー率いる聖帝軍に喧嘩を売ったりと,ギャグ色の強いドタバタ劇を展開する。果たして“最凶”タッグの明日はどっちだ!?
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「無双」らしい戦闘システム

「北斗の拳」との親和性高し!


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 戦闘での操作方法は,□ボタンと△ボタンの組み合わせでコンボ攻撃,×ボタンでジャンプと,基本的に従来の「無双」シリーズと変わらない。「三國無双」や「戦国無双」を遊んだことのあるプレイヤーならば,すぐに慣れるはずだ。そのほか,R2ボタンで敵や鉄骨などを掴んだり,R1ボタンで発動するキャラクター固有アクションなどもある。
 注目したいのが,キャラクターの戦い方に流派ごとの特徴があるという点だ。例えばケンシロウのような北斗タイプの場合,戦闘中に攻撃をヒットさせると“秘孔効果”が発動する場合があり,通常よりも大きいダメージが与えられる。一方,レイのような南斗タイプだと,タイミング良く△ボタンを押すことで“見切り攻撃”が発動し,見切り状態時は攻撃モーションが変化して,通常よりも強力な技を使用できるようになるのだ。そして,武器を使用するマミヤやジャギは特殊タイプとなっており,テクニカルな戦い方を求められる比較的上級者向けのキャラクターとなっている。

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 プレイしていて少々気になったのが攻撃スピードで,全体的に重みの感じられるアクションになっている。従来の「無双」シリーズのような,スピーディな戦闘を期待しているプレイヤーは,そこに違和感を覚えるかもしれない。しかし,「北斗の拳」で描かれているような重々しいバトルを表現するには,このくらいがベストなのかもしれないと個人的には感じた。

北斗神拳による内部からの破壊や,南斗水鳥拳による八つ裂きも,残酷過ぎない程度に上手く描写されている。オプション設定で表現を抑えめにすることも可能なので,血が苦手な人でも安心だ
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フィールド上に転がっているドラム缶や鉄骨などを,武器として利用することも可能。とくに爆発するタイプのオブジェクトは,複数のザコをまとめて吹き飛ばせるので,大変重宝する
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 戦闘面ではもう一つ,大きな特徴として“伝承奥義”と“真・伝承奥義”の存在が挙げられる。“闘気ゲージ”を消費することで発動可能な大技で,複数の敵を巻き込んだり,特大ダメージを与えたりできる。
 有名な“北斗百裂拳”や“北斗残悔拳”などのほか,原哲夫氏監修のもとに生み出された,ゲームオリジナルの奥義も用意されているので,原作ファンなら必見である。

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L2ボタンで“闘気覚醒“を行うと,一定時間パワーアップ状態になる。このとき,“必殺ゲージ”が溜まっている状態で◯ボタンを押せば,真・伝承奥義を発動可能だ。ザコならかすっただけで即死し,ボスには大ダメージを与えることができる
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 また,本作では敵を倒したときに入手できる“カルマ”(業)を溜めたり,オブジェクトを破壊したときに出現する巻物を入手したりすることで,スキルポイントを得ることができる。インターミッション時に,メニューから“経絡究明図“を開くと,スキルポイントを消費してキャラクターを強化可能だ。体力や攻撃力など,ステータスをブーストするようなスキルのほか,新たな伝承奥義や真・伝承奥義も習得できる。習得数などの制限はないので,やり込めば全スキルの開放も夢ではない。お気に入りのキャラクターをとことん鍛えていこう。

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しっかり遊べるアクションゲーム

ただのキャラゲーと思うなかれ!


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 「北斗の拳」は,これまでにもさまざまなプラットフォームでゲーム化されているが,それらを含めて考えても,「北斗無双」は“大本命”といえる作品だと,実際にプレイしてみて強く思った。「北斗の拳」と「無双」シリーズとの親和性は想像以上に高く,単なるキャラゲーには終わらない,しっかり遊べるアクションゲームに仕上がっている。
 個人的に三國/戦国無双は,比較的広いフィールドを舞台に,コンボをつなげるために忙しく動き続けるゲームだと認識しているのだが,「北斗無双」では,「群がってくる雑魚を次々となぎ倒す爽快感」「強敵と死闘を繰り広げる緊張感」がとくに強調されており,キャラクター性/ストーリー性の高さと相まって“浸れる”こと請け合いだ。本作では,無法者共が「ヒャッハー!」などと奇声を発しながら襲いかかってくるが,むしろ「ヒャッハー!」と叫びたくなるのはこっちである。

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 最後に,アニメ版ファンにとっては賛否両論ありそうな,声優陣の一新についても触れておこう。筆者もアニメ版ファンの一人として,ゲーム版の声優陣が発表された当初,複雑な心境になったのは確かである(関連記事)。しかし実際にプレイしてみると,思いの外違和感がなく,新鮮な気持ちで素直に楽しむことができた。さすがは,原作者の武論尊さんと原作画の原 哲夫さんの“お墨付き”を得た声優陣である。熱狂的なファンを擁する人気キャラクターに起用された声優陣のプレッシャーと,それを乗り越えるための苦労は,とてつもなく大きなものだったに違いない。もし,アニメ版と同じ声優陣が起用されなかったことに不満を抱いている人がいるならば,そういった点を踏まえたうえで,本作に触れてもらいたいものだ。

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 ともあれ,一撃当千アクション「北斗無双」は,3月25日に発売予定となっている。原作ファンならもちろん,「北斗の拳」を知らないという世代でも十分楽しめる作品に仕上がっているので,興味のある人はぜひ購入を検討してみてほしい。

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