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Electronic Artsが「Dead Space 2」のプレイアブルデモをプレスに公開。巨大なボスクリーチャーや無重力空間が最高に面白い
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印刷2010/07/22 13:50

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Electronic Artsが「Dead Space 2」のプレイアブルデモをプレスに公開。巨大なボスクリーチャーや無重力空間が最高に面白い

画像集#002のサムネイル/Electronic Artsが「Dead Space 2」のプレイアブルデモをプレスに公開。巨大なボスクリーチャーや無重力空間が最高に面白い

 北米時間の7月20日にカリフォルニア州のElectronic Arts本社で開催されたプレス向けイベント,「EA Showcase」で,2011年1月に発売が予定されるホラーアクション,「Dead Space 2」PC/PlayStation 3/Xbox 360)のプレイアブルデモ版(対応機種はPlayStation 3)が展示された。20分ほどのデモ版は,去る6月にロサンゼルスで行なわれたElectronic Entertainment Expo(E3)で発表された内容とほぼ同じだが,前作とは比べものにならないほどの激しいアクションが体験できたので,その印象をお伝えしたい。

「Dead Space 2」公式サイト

Electronic Artsのプレス向けイベント「EA Showcase 2010」


 これまでも紹介してきたように,Dead Space 2は前作の舞台となった巨大鉱石採掘船「USG Ishimura」から唯一脱出した主人公アイザック・クラークが,収容された巨大宇宙ステーション「The Sprawl」で再び“ネクロモーフ”の恐怖に遭遇するというものだ。
 ネクロモーフとは,死体に寄生してその身を操る謎のウィルスに汚染されたゾンビ系モンスターのこと。USG Ishimuraが小惑星を破壊して必要な鉱石を収集する,Planetcrackと呼ばれる大掛かりな採掘を行なっていたとき,偶然発掘した未知の物体“The Marker”から何らかの影響を受けているらしい。

 今回のデモの出発点は,一人用のチャンバーがずらりと並んだ部屋。宇宙テーマのSFなどで見られる冬眠装置のようなチャンバーだが,もはや正常に作動していないのか,すっかり凍りついており,それを破ってネクロモーフが飛び出してきたりする。
 ネクロモーフの進行速度を一時的に遅らせるアイテム,Stasis Moduleを使用し,それからプラズマカッターやマシンガンで息の根を止めるという戦い方は前作でもおなじみだが,今回はジャべリンガンという,矢を放って相手を壁に磔にしてしまう銛のような武器も新たに加わった。相当なパワーを持っているようで,ネクロモーフに命中したあとで,向こうの壁まで100mくらい相手をひきずっていく。

画像集#003のサムネイル/Electronic Artsが「Dead Space 2」のプレイアブルデモをプレスに公開。巨大なボスクリーチャーや無重力空間が最高に面白い

 やがて,アイザックが到着したのは,前作でストーリーの大きな鍵を握っていた宗教団体「Unity」のゴシック風の教会だ。面積も広く屋根も高いところから,ここが桁違いに大きな宇宙ステーションであることをうかがわせる。ここでは,巨大なサソリのような体型の,口から触手を伸ばした奇怪なネクロモーフが突然飛び出してきて,応戦する間もなくアイザックを地面に押さえつける。
 この触手の付け根部分には,赤ん坊のような姿のもう1匹のネクロモーフがうごめいており,そいつのお腹がこれ見よがしに黄色く輝いているのが大きなヒント。前作で,壁を突き破って出てきた巨大触手の弱点を示すポイントとしてこの黄色い輝きが利用されていたのを思い出すが,今回も同じ意味を持っているようだ。

 この巨大サソリを倒すと出てきたのが,無数の赤ん坊ネクロモーフ……。前作には“Crawler”と呼ばれる,クモに赤ちゃんの顔を付けたようなヤツが登場していたが,新バージョン(?)は完全に人間型で,しかもワラワラとプレイヤーの周囲に集まってくるのがかなり不気味だ。
 Stasisでは多くて3体ほどしか動きを止められないし,ジャべリンガンは再装填に時間がかって仕方ない。何度も体に跳び付かれて首根っこをかじられ,Xボタン連打でネクロモーフをようやく引き離すという動作を繰り返すことになったが,筆者だけではなく,ほかの参加者もこのシーンでかなり手こずっていたようだ。とにかくマシンガンを乱射して対処するしかないといった感じで,前作になかったような,激しいアクションシーンが体験できた。

画像集#004のサムネイル/Electronic Artsが「Dead Space 2」のプレイアブルデモをプレスに公開。巨大なボスクリーチャーや無重力空間が最高に面白い

 この後,Dead Space 2の新たな可能性を示すパズル要素も見られた。重力を止めるために重力発生装置の中に進入するといった内容だが,Stasisで行く手をふさぐ巨大なファンの回転速度を落とし,無重力の中,背中のジェットパックで方向を微妙に調整しつつ進んでいくという展開になっており,ただの箸休めではなく,アイザックの持つ武器や能力を巧みに利用して解いていくパズルになっている。設定にも無理やりっぽさの感じられないもので,前述したアクションと,こうしたパズルがゲームにうまく緩急を与えているのだ。

 終盤,正体不明の戦闘ヘリから攻撃を受けるという,E3のムービーでも紹介されたシーンへ続き,さらに逃げ込んだハッチの中で,腕の長い巨大なボスキャラと遭遇することになる。
 E3では,このシーンでムービーは終わっていたが,今回のプレイアブルデモではその後も少し遊ぶことができた。もっとも,あまり細かく書くとネタバレになってしまいそうなので,詳細は省くが,この巨大ネクロモーフに追いかけられたアイザックは,StasisやKinesisなど,もてるパワーを利用してこの難関を切り抜ける必要がある。
 このネクロモーフを振り切ったと思ったら,再びあの戦闘ヘリが登場して,今度はしがみつく所もないままに無重力空間に放り出されるという,次の展開が知りたくてしょうがないシーンで今回のデモは終わった。

画像集#005のサムネイル/Electronic Artsが「Dead Space 2」のプレイアブルデモをプレスに公開。巨大なボスクリーチャーや無重力空間が最高に面白い

 デモ機に集まった人の声や周囲の騒音のせいで,やや恐怖感が削がれていたということもあるが,前作以上にスクリプトを多用したDead Space 2は,よりアクション指向の派手なゲームになったという印象を受ける。もちろん,どこからともなくネクロモーフが襲ってくるといったお約束の演出も多く,目を背けたくなるようなネクロモーフの“おぞましさ”も健在で,スプラッター系ホラーのファンには注目の作品に違いないだろう。Dead Space 2は,欧米で2011年初めに発売される予定になっている。
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