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[TGS 2011]「ウォーハンマー40,000: スペースマリーン」,デモプレイレポート&ショートインタビュー。RTSとは違うWarhammer 40,000の世界
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印刷2011/09/16 03:44

インタビュー

[TGS 2011]「ウォーハンマー40,000: スペースマリーン」,デモプレイレポート&ショートインタビュー。RTSとは違うWarhammer 40,000の世界

James McDermott氏
画像集#007のサムネイル/[TGS 2011]「ウォーハンマー40,000: スペースマリーン」,デモプレイレポート&ショートインタビュー。RTSとは違うWarhammer 40,000の世界
 2011年9月15日,TGS 2011会場の幕張メッセにほど近い「ホテル ザ・マンハッタン」の3階広間にて,THQは,同社新作タイトルの試遊とプレゼンテーション,インタビューなどを行った。
 この日に大きく取り扱われていたのは,同社人気シリーズのWarhammer 40,000で初めてのTPSタイトルとなる「ウォーハンマー40,000: スペースマリーン」PC / PlayStation 3 / Xbox 360)だ。開発元であるRelic EntertainmentのマーケティングマネージャーJames McDermott氏がTGSに合わせて来日していたので,同作の紹介をしてもらいつつ,ショートインタビューを行った。その模様をお届けしよう。

画像集#005のサムネイル/[TGS 2011]「ウォーハンマー40,000: スペースマリーン」,デモプレイレポート&ショートインタビュー。RTSとは違うWarhammer 40,000の世界
 これまでWarhammer 40,000シリーズといえば,未来的な兵器と魔法のようなファンタジー要素,さまざまな種族といった独特な世界観を備えた同名のミニチュアゲームが元になっているRTSを指していた。
 しかし,最新作であるウォーハンマー40,000: スペースマリーンはTPSである。なぜこれまでRTSとしてWarhammer 40,000シリーズを制作していたRelic EntertainmentがTPSに手を出したのか?
 その答えは,開発者自身がスペースマリーンになったかのような体験ができるゲームを作りたかったからなのだとJames氏はいう。RTSである「Warhammer 40,000: Dawn of War」は,神様視点で大舞台を操るゲームであり,1人の兵士になるという経験が味わえなかったため,TPSを作ることにしたのだそうだ。

 ウォーハンマー40,000: スペースマリーンは,多種多様なエイリアンに世界が脅かされている遠い未来が舞台になっていて,従来のシリーズと変わらない世界観だ。人類の兵器を作る工業惑星グライアを襲うオルクの兵士を撃退するため,人類を守る盾であり剣であるスペースマリーンが戦うというストーリーになっている。

画像集#004のサムネイル/[TGS 2011]「ウォーハンマー40,000: スペースマリーン」,デモプレイレポート&ショートインタビュー。RTSとは違うWarhammer 40,000の世界

画像集#002のサムネイル/[TGS 2011]「ウォーハンマー40,000: スペースマリーン」,デモプレイレポート&ショートインタビュー。RTSとは違うWarhammer 40,000の世界
 主人公であるタイタス中隊長が仲間のAIを2人引き連れて,惑星グライアに突入したところからゲームが始まる。
 James氏が実演プレイをしながら説明してくれたのだが,本作は射撃と近接攻撃とをスムーズに切り替えられるのがポイントなのだという。
 たとえば,銃撃戦を行っている最中に弾薬が空になっても,即座に近接戦闘に変更できる。そのうえチェーンソーと剣を無理やりくっつけたゴツくて強力な「チェーンソード」が近接武器なので,銃撃戦で撃ち漏らしたとしても間を繋げることができるようになっているのだ。

 スペースマリーンは,青色と黄色の見ためがどうにも目立つうえに,そもそもこそこそ隠れて戦ったりしないプライドを持っているという設定らしい。そのためか,ゲーム内にはカバーアクションのようなものが一切なく,攻めるときは攻める,隠れるときは隠れるというのがハッキリしている。それ故に近接武器と射撃武器の使い分けが大事になるということなのだろう。

画像集#003のサムネイル/[TGS 2011]「ウォーハンマー40,000: スペースマリーン」,デモプレイレポート&ショートインタビュー。RTSとは違うWarhammer 40,000の世界
 ちなみに,近接攻撃はチェーンソードを使った攻撃のほかにスタン攻撃もある。2つの攻撃は,別々のボタンに割り当てられており,使い分けができるようになっている。スタン攻撃を敵にヒットさせると敵がその場でよろめくので,このときに「とどめの一撃」を敵に与えると,チェーンソードで股下から頭まで切り裂いたり,倒れた敵を踏みつけてぐちゃぐちゃにしたりだとかいった通常の近接攻撃よりもバイオレンス度の高い攻撃がバレットタイム的な演出と共に発生する。面白いのは,この演出を発生させると体力が回復する点。戦い続けていても体力を回復できるので,回復のために距離をとったりする必要がなくなり,ゲームをテンポよくプレイできるというわけだ。
 なお,敵と戦い続けていると画面左下にある「フューリーメーター」が徐々に溜まっていき,満タンになると「フューリーモード」という攻撃力と体力の回復量がアップした状態になる。フューリーモードは,時間制限があるので使いどころが重要になりそうだ。

 パワーアップという点では,衛星軌道上から武器や兵士を供給する「ドロップポッド」と呼ばれる場所が地表に展開されていることがある。
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 このドロップポッドに近づくと,「ジャンプパック」が装着でき,通常よりも高い場所までジャンプが可能になる。さらに,空中から急降下してスーパーイナズマキックよろしく凄まじい勢いで突っ込んでいけるようにもなり,着地点を中心に広範囲へと大きなダメージを与えることができるので,オルクの集団めがけ飛び込むと一網打尽にできたりもする。
 こんな具合に,立体的なアクションができるようになるジャンプパックだが,使用可能なマップが限られていて,シングルモード全体の2割未満程度だそう。ただ,マルチプレイ時は,ジャンプパックを装備したクラスが使用できるので派手に飛び回りたいならマルチプレイがオススメだ。

 と,こんな感じでJames氏にゲーム内の要素を実演してもらったわけだが,最後にJames氏に行ったショートインタビューを掲載しておこう。

4Gamer:
 マルチプレイ時にオルクでプレイすることはできないが,Dawn of Warシリーズのようにオルクシナリオを作ったりする予定はありますか?

James氏:
 最初はオルクでのプレイもできるようにと検討したが,リソースや開発時間との兼ね合いもあって今回は難しいと判断したため,スペースマリンのみでバランスを取っていくことにしました。

4Gamer:
 Warhammer 40,000のアクションゲームというのは以前から考えていたのですか?

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James氏:
 当然考えていたし,ほかの開発会社もWarhammer 40,000のアクションを作ろうとしていたのも知っていた。しかし,まだファンが納得できるようなタイトルは出てきていません。我々は,Warhammer 40,000を最も理解しているという自負がありますし,Warhammer 40,000の製造元であるGames Workshopといい関係を保ってくることができたので,そろそろ時が満ちたと思ったわけです。

4Gamer:
 TPSにしたのはWarhammer 40,000の世界観をいろんなジャンルで表現したいということもあると思いますが,今後はRTSでもTPSでもないジャンルでWarhammer 40,000の世界観を使ったゲームを出す可能性がありますか?

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James氏:
 Relic Entertainment以外からならあるかもしれません。すでに別のメーカーがWarhammer 40,000のMMORPGを開発中なので,それが次のジャンルとなるでしょう。MMORPGのWarhammer 40,000は,より大きな世界観を持ったゲームになります。

4Gamer:
 最後に,日本のWarhammer 40,000ファンにメッセージをお願いします。

James氏:
 日本のゲーマーは新しいものを常に求めていると思うので,WarhammerのIPを使いながらもビジュアルバイオレンスが非常に激しいウォーハンマー40,000: スペースマリーンを楽しんでいただけると思います。

4Gamer:
 本日はありがとうございました。

「ウォーハンマー40,000: スペースマリーン」公式サイト

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