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[CES 2018]NVIDIA,自動運転用SoC「DRIVE Xavier」を2018年第1四半期中にサンプル出荷。「LEVEL 5」の自動運転向けプラットフォームも予告
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印刷2018/01/09 20:42

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[CES 2018]NVIDIA,自動運転用SoC「DRIVE Xavier」を2018年第1四半期中にサンプル出荷。「LEVEL 5」の自動運転向けプラットフォームも予告

 北米時間2018年1月8日,NVIDIAの総帥であるJensen Huang(ジェンスン・フアン)氏によるCES 2018基調講演があった。

Jensen Huang氏(President & CEO, NVIDIA9


NVIDIAが注力するのはゲームとAI,自動運転


 冒頭,氏は,現在のNVIDIAが注力している成長分野は次の3つだとした。


1.ゲーム


Volta(開発コードネーム)
 ここ数年,CES 2018「NVIDIAにとって,ゲームは1000億ドル規模の市場があり,しかもそのビジネスは力強く成長し続けている」とHuang氏。さらに氏は「我々の子供,あるいは孫の世代はすべての人がゲーマーになるだろう」と予測し,ゲーム市場の将来性が確実なものであることを強調した。

 なお,ゲームに関する発表は,すでにお伝えしているBFGD」(Big Format Gaming Display」関連のみ。GeForceの新製品などは出てきていない。


2.AI


 Huang氏は2017年に発表したAI向けGPU「NV100」を搭載する「Tesla V100」を手に,その性能をアピールしている。
 もっとも,その内容は,2017年12月に日本で開催されたGTC Japan 2018の基調講演そのままで,新要素はなかった。


3.自動運転車両


Volta(開発コードネーム)
 そして,今回のメインテーマとなったのが,自動運転車両(Autonomous Vehicles,AV)である。Huang氏は「全米では年間820万件の自動車事故が起きており,130万人が交通事故で死亡している。その経済的損失は年間500億ドル以上だ」としたうえで,それを解決の切り札となるのが,AIを活用した自動運転車両であると断言した。
 また,自動運転車両の技術は物流や人の移動に革命をもたらし「将来的に3兆ドルという超巨大市場になる」と大胆な予測もしてみせている。


史上最も複雑なSoC「DRIVE Xavier」で完全自動運転を目指すNVIDIA


Huang氏が掲げたDRIVE Xavierのプロセッサパッケージ
Volta(開発コードネーム)
史上最も複雑なSoCだとHuang氏はDRIVE Xavierを評していた
 そんな自動運転車両の実現に向けた大きな一歩,そして,CES 2018における目玉としてHuang氏が発表したのが,「DRIVE Xavier」(ドライヴ エグゼイヴィア)である。

 DRIVE Xavierは,ARMv8アーキテクチャに基づく64bit CPUコアを8基と,Voltaアーキテクチャベースでシェーダプロセッサである「CUDA Core」を512基,行列計算専用の演算コア「Tensor Core」(テンサーコア)を20基集積したSoC(System-on-a-Chip)だ。
 12nm FinFETプロセス技術を用いて製造され,トランジスタ数は90億,ダイサイズは350mm2に達するとのこと。Huang氏は「世界で最も複雑なSoC」と呼んでいた。

 その性能は「30 TFLOPSに達する」とHuang氏は述べていたが,「Terra FLOPS」ではなく,おそらくAIの演算性能を示す「Tensor OPS」のことだろう。
 従来製品「Drive PX2」は,2基の「Tegra X1」プロセッサと2基のGPUで合計24 Tensor OPSを実現していた。それを引き合いに出して,「2基のプロセッサを搭載するDrive PX2が24“TFLOPS”だったのに,DRIVE Xavierは1基でそれ以上の性能を達成した。これはすごいことだ」とHuang氏が自賛していたためである。

 なお,DRIVE XavierはNVIDIAがTegraシリーズで培ってきた画像処理エンジンも搭載しており,車載カメラからの映像を1.5GPixels/sの速度で取り込み,評価可能だという。

DRIVE Xavierを語るキーワード。さまざまなスペックが並んでいるが,この中でHuang氏が強調していたのは「1.5GPix/s」というイメージ処理速度だ。自動運転のために使われる車載カメラは30MPixelという仕様なので,「車の周囲すべてをカバーする,全カメラの画像をDrive XAVIER 1つで処理できる」とのこと
Volta(開発コードネーム)

Volta(開発コードネーム)
 Huang氏は,DRIVE Xavierのサンプル出荷を,2018年第1四半期――NVIDIAの会計年度的には2018年2〜4月期――に開始すると明言。同時に,中国のインターネット企業「Baidu」と,ドイツの自動車部品大手「ZF」がDRIVE Xavierを自立運転技術の開発に採用することも明らかにしている。

新世代DRIVE Pegasusを持ち,自動運転タクシーに関するUBERとの協業を発表した
Volta(開発コードネーム)
Volta(開発コードネーム)
 さらに氏は,NVIDIAの新しい自動運転向けプラットフォームとして,DRIVE Xavierを2基搭載する新型「DRIVE Pegasus」も披露した。
 新型DRIVE Pegasusは,「LEVEL 5」と呼ばれる,人の手を介さない完全自動運転を実現できるだけの演算能力を持つという。そして,このDRIVE Pegasusプラットフォームを用いて「UBERとともに,LEVEL 5の能力を持つ自動タクシーの開発を行う」ことも明らかにしている。

 DRIVE Pegasusは「2基のDRIVE Xaviertと,2基の極めて高速なGPU」(Huang氏)を搭載する,自動運転プラットフォームだそうだ。2017年10月にDRIVE Pegasusが発表されたときには,搭載するGPUが「次世代品」だという言及があったが,今回もHuang氏の口から,その「次世代GPU」のコードネームなどに関する言及はなかった。
 なお,消費電力は300Wだそうで,ISOが車載用に設定している「ASIL-D」など,高度な安全規格をクリアする製品になるとHuang氏は述べていた。

DRIVE Pegasusの製品イメージ
Volta(開発コードネーム)
基調講演における唯一のゲストとして登場した,VWのCEO,Herbert Diess(ハーバーと・ディエス)博士。ワーゲンバスこと「VW Type II」の思い出で盛り上がっていた。何でも,Huang氏は40年前,卓球の試合(!)のため初めてラスベガスに来たのだそうで,そのときはホテルでなくワーゲンバスで寝泊まりしたのだそうだ
Volta(開発コードネーム)

 というわけで,将来的に数兆ドル規模の産業に成長すると予測している自動運転車両への傾注が目立ったが,「それだけではない」こともアピールしてみせた,というのが,CES 2018における基調講演の評価ということになるのではなかろうか。

 言うまでもないことだが,現在のNVIDIAにおいて,総売上の6割以上を占めるのは,GeForceを柱とするゲーム部門である。NVIDIAはゲーム市場における安定的な収益を使って,AIや自動運転といった分野の技術開発を行っているという言い方もできるだろう。裏を返せば,ゲーム市場における地位が揺らぐことになれば,NVIDIAにとってかなり厳しいことになるわけだ。

とはいえ,ゲーム関連の発表がBFGDだけというのは,それはそれで寂しいのだが
Volta(開発コードネーム)
 DRIVE Xavierに代表される自動運転車両やAI向け技術が,すぐさまGeForceのユーザーであるゲーマーに何かメリットをもたらすとは思えないが,だからこそNVIDIAは,ゲーム部門をぞんざいに扱っていないことを示す必要があった。それが,半ば“Car Electronics Show”となりつつあるCES 2018の冒頭で,ゲーム関連の新製品であるBFGDを発表した背景ではないかと,筆者は考えている。

DRIVE Xavierに関するNVIDIA公式blogポスト(英語)

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