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ハロー!Steam広場 第88回:ネズミの群れをなぎ払う爽快感抜群のメレー系アクション「Warhammer: End Times - Vermintide」
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印刷2015/11/10 12:00

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ハロー!Steam広場 第88回:ネズミの群れをなぎ払う爽快感抜群のメレー系アクション「Warhammer: End Times - Vermintide」

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「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam 広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,Beep音が呪いモチーフに聞こえてくる上級Steamerにジョブチェンジできるかも。

 ハロー!Steam広場 第88回は,「Warhammer: End Times - Vermintide」をメインに紹介しよう。本作は,最大4人で協力して大量に押し寄せてくる人型のネズミを近接武器などでザクザクと倒していくアクションゲームで,「Left 4 Dead」のような味付けの協力プレイが楽しめる。このほか,南北戦争をリアルに描くFPS「War of Rights」もあるので,お見逃しなく。



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わらわら群がる人型ネズミをザクザク倒すアクションゲーム「Warhammer: End Times - Vermintide」


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 今回は,ミニチュアゲーム「Warhammer」シリーズで知られるGames Workshopのライセンスを得て,スウェーデンのインディーズ系デベロッパであるFatshark Interactiveが制作した「Warhammer: End Times - Vermintide」を紹介しよう。

 本作は,闇の王達がエンパイアを崩壊させるべく結束したことで世紀末が始まる,Warhammerの物語の1つ「End Times」をベースにした作品だ。
 ゲームの舞台となるエンパイアの主要都市「Ubersreik」は,突如として現れた人型ネズミの種族「Skaven」に占領されてしまう。プレイヤーは,そこに居合わせた5人のヒーロー「Empire Soldier」「Dwarf Ranger」「Waywatcher」「Witch Hunter」「Bright Wizard」のいずれかを操作して,Skavenを駆逐していくことになるのだ。

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 ゲームは,最大4人で協力してステージを攻略していく一人称視点のアクションゲームになっている。不定期に襲い掛かるSkavenの群れや,プレイヤーを孤立させようとさまざまなアプローチを仕掛けてくる特殊なSkavenの存在など,「Left 4 Dead」を彷彿させる要素がところどころに見られ,大量に押し寄せてくるネズミを近接武器でザクザクと倒していく爽快感は,病み付きになること間違いなしだ。

ゾンビを人型ネズミに置き換えたLeft 4 Deadと書けば,伝わる人には伝わるはず。ただし,本作は近接武器が活躍するゲームなので,銃器メインのLeft 4 Deadとは爽快感のベクトルが違う
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 各プレイアブルヒーローには得意とする武器がある。両手持ちの武器で前線を圧倒するEmpire SoldierとDwarf Ranger,レイピアと短銃を使った中距離戦を得意とするWitch Hunter,遠距離から弓で戦うWaywatcherと,炎の魔法で戦うBright Wizardといった感じで,それぞれ固有の戦闘スタイルを持っている。

Dwarf Rangerは視線が低いので,そのぶんゲームシーンの迫力も増している。ただ,地面と視線の距離が近いので若干の違和感があり,人によっては3D酔いするかもしれない……うっ
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杖に宿した炎を飛ばして戦うBright Wizard。力を使い過ぎるとダメージを受けるというデメリットもあるので基本は近接戦になるが,遠距離から集団を焼き払う爽快感を味わえるのはBright Wizardだけだ
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 ゲームは宿屋からスタートし,プレイヤーはここでミッションを受注することになる。テーブルの上に広げられた地図から目的地を選んだら,フレンドを招待するなり,オートマッチング機能を使うなりしてパーティメンバーを揃えよう。もちろん4人以下で出発することも可能で,その場合はCPUが残りのメンバーを操作してくれる。

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 ミッションごとにステージは異なるものの,流れとしてはSkavenの襲撃を退けながら,爆弾で巨大な門を破壊したり,散らばった物資を回収したりといった,チェックポイントごとに用意された目標をクリアしていくという感じになる。そして,最終ポイントにある馬車に乗り込んで脱出すればステージクリアだ。
 ミッションの道中で,プレイヤーの焦燥感を煽るBGMと共に不定期にやってくるSkavenのラッシュは,まさにLeft 4 Deadのそれであり,これを耐えしのげるかどうかで,パーティの命運は決まる。

画面を埋め尽くす勢いでやってくるSkavenの軍団。このラッシュに耐えるためには,しっかりと固まって動く必要がある
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視野角が狭くて酔うという人は,オプションからFOVを弄ろう。上げ過ぎると魚眼レンズを覗いているような視界になってしまうので,70〜75程度がオススメだ
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 ラッシュ中,とくに注意したいのが特殊なSkaven達の奇襲だ。これらは1人で対処できないことが多く,孤立している時に出くわすと,そのまま死につながる可能性が高い。大量に湧いてくるSkavenをザクザク倒していくのはとても気持ちがいいものだが,そればかりに意識が向いてしまい,集団での行動を失念すると痛い目を見ることに。

ポールアームに首を引っ掛けられて引きずり回されたり,馬乗りになってボコボコにされたりなど,特殊なSkaven達の奇襲はとにかく危険だ
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 そういった数々の難関を乗り越えてクリアした先には,レアな武器が手に入る“かも”しれない,ドキドキワクワクのお楽しみタイムが用意されている。ここでは,7つのダイスを振って,同じ柄が揃ったダイスの数だけ報酬のランクが上がるというボーナスゲームにチャレンジすることになる。ランクが上がれば上がるほど,レアで強力な武器が手に入るというわけだ。

この瞬間のためにネズミ狩りをしていると言っても過言ではないほど,プレイヤーのモチベーションを上げてくれるボーナスゲーム。もちろん結果次第で椅子から転げ落ちることも
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 レアな武器には,ロックされた能力が付いており,宿屋の一角にある鍛冶場を利用することで,これをアンロックできる。攻撃する度に一定の確率で体力が回復したり,移動速度が上昇したりなど,強力なものが多いので,レア武器を手に入れたら金床に直行しよう。

鍛冶場では,不要な武器を解体して1ランク上の武器を作ることも可能だ。ダイス運に恵まれなくても,繰り返し遊べばレア武器が手に入るのは嬉しい
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 このように,本作はトレジャーハントをモチベーションに,ひたすらミッションを繰り返すゲームデザインになっている。本作のような視野角の狭いメレー系のFPSは,人によって酔いやすい傾向にあるので(とくにDwarf Rangerあたりは),万人にオススメできないものの,3D酔いの問題さえクリアできれば,ダイスロールに一喜一憂するネズミ狩り生活が待っている。以下のムービーを見て大丈夫だと感じたら,ぜひ遊んでみてほしい。


「Warhammer: End Times - Vermintide」Steamページ(2980円)



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1860年代の南北戦争をリアルに描くFPS「War of Rights」


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 「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。今回はデンマークのゲームデベロッパ,Campfire Gamesが手掛ける「War of Rights」を紹介しよう。

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 本作は,1860年代にアメリカ合衆国とアメリカ連合国の間で行われた南北戦争を題材にしたFPSだ。最新のCRYENGINEで描かれる牧歌的な雰囲気の戦場や,一発撃つのに数十秒を要するマスケット銃を使ったスローテンポな銃撃戦など,当時の戦場の風景をリアルに描写することに重点を置いた作品になっているようだ。

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 ゲーム内には,激戦地の一つとされるシェナンドー川での戦いや,アンティータムクリークで行われた「アンティータムの戦い」など,史実に基づいたマルチプレイ用キャンペーンが用意されており,各プレイヤーは,合衆国か連合国のいずれかに所属して戦うことになるという。
 また,当時の戦場を1/1スケールで再現することに取り組んでいるというから,シェナンドー川とポトマック川の合流地点や,シャープスバーグ付近で,実際の地形に合わせた戦闘を繰り広げることになるのかもしれない。

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 GREENLIGHTはすでに通過しており,進行中のKickstarterも目標額の7万ポンドまであと少しといった状況だ。オートマチックライフルを使用しない戦争ゲームに興味のある人は,お気に入りに登録しつつ今後の動きに目を光らせておこう。


「War of Rights」GREENLIGHTページ

  • 関連タイトル:

    Warhammer: End Times - Vermintide

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    Steam

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