「DCS World」，イタリア戦闘機“G.91R”を新たな機体モジュールとして発表。多数のアイテムが最大50％オフとなるフラッシュセール実施中

　コンバットフライトシム「DCS World」を展開中のEagle Dynamicsが，新たな機体モジュール「DCS: G.91R」の制作を発表した。期間限定のセール「End of Summer Flash Sale」も開催されている。

「DCS World」公式サイト

Eagle Dynamics：Weekly Newsletter

　2022年7月22日に掲載した記事でお伝えした「DCS: Mirage F-1」以降，毎週のように新情報を発表中のEagle Dynamicsだが，今回はイタリアの戦闘機G.91の量産モデル，G.91Rがモチーフになっている。開発は，「DCS: MB-339」のリリースを控えるサードパーティのIndiaFoxtEcho Visual Simulationで，今のところ発売予定日や価格は発表されていない。


　G.91は，NATOが1953年に実施したNBMR-1（NATO Basic Military Requirement 1）コンペティションで選定された機体で，開発と製造はフィアットが行っている。NATO加盟国空軍の標準装備として使われる偵察や攻撃に最適化された「軽量戦闘機」が開発の主な目的で，初飛行は1958年。1961年にイタリア空軍が採用したほか，翌年には西ドイツ空軍で運用が始まった。ポルトガル空軍にも採用され，アンゴラやモザンビークで起きたポルトガルの植民地戦争にも投入されたという。アメリカ空軍も興味を示したものの，正式採用は上記3か国のみで，現在は全機退役している。


　プレイヤー向けのWeekly Newsletterによれば，IndiaFoxtEcho Visual Simulationは，イタリア空軍向けのG.91R1Bと，西ドイツ空軍向けのG.91R3，ポルトガル空軍向けのG.91R4，そしてイタリア空軍の曲技飛行隊「フレッチェ・トリコローリ」（Frecce Tricolori）向けという，4タイプの機体モジュールを開発中とのこと。見てのとおりの小柄な単発ジェット戦闘機で，アビオニクスもレトロな雰囲気だが，小気味よい飛行が楽しめそうだ。


　公式eショップで開催中の「Flash Sale」は，「DCS: M-2000C by RAZBAM」や「DCS: Mi-24P Hind」「DCS: Supercarrier」など，さまざまな機体モジュールやマップ，キャンペーンが最大50％オフで販売されるというもので，期間は日本時間10月3日8：59まで。Steamで展開中の「DCS World Steam Edition」ではやや遅れて，10月26日から10月3日までの実施が予定されている。コレクションを増やしたい人は，公式サイトの告知ページをチェックしてほしい。

Steam：G-91R Introduction | End of Summer Flash Sale