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[E3 2006#162]ツングースカ大爆発を題材にしたミステリアドベンチャー「Secret Files:Tunguska」
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印刷2006/05/16 13:56

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[E3 2006#162]ツングースカ大爆発を題材にしたミステリアドベンチャー「Secret Files:Tunguska」

 今回のE3で個人的に一番びっくりしたのが,ヨーロッパの中堅デベロッパ/パブリッシャ,Deep Silverのブース……の場所。South HallからWest Hallに続く屋外通路にテントを建て,その中でプレゼンテーションを行っていたのだ。地図を頼りにブースを探し回った取材班だったが,地図には載っていない場所にあっては探しようがない。やるな,Deep Silver。見せる気あんのか?
 PC勢力の未だ強いヨーロッパだけあって,展示していた作品もPCものが多く,個人的には好きな会社である。あまり日本に輸入されないのがちょっと残念だ。

 「Secret Files: Tunguska」は,そんなDeep Silverのアドベンチャーゲーム。ツングースカといえば,1908年,ロシア帝国(当時)領シベリアで起きた「ツングースカ大爆発」事件の爆心地。6月30日午前7時,燃え上がる物体が落下して大爆発。半径30キロにわたって火災が発生し,2千平方キロの樹木がなぎ倒された。
 状況証拠から,隕石の落下によるものと考えられているが,当時のロシアは社会的に混乱しており,化学者による調査が行われたのは13年後のことだった。だが,計4回にわたった調査では,隕石説を裏付けるような決定的な証拠は得られていない。ゲームはそのツングースカ大爆発がメインテーマになっている。

 時代は現代。主人公となるのは,25歳のNina Kalenkow。ある日,彼女の父親が失踪し,彼女の家が荒らされる。警察はなぜか彼女の手助けをしてくれないため,Ninaは,ジャーナリストのMax Gruberと共に父親を捜す旅に出るのだ。やがて,KGBや謎めいた人物が彼女達の行く手に現れ,ツングースカ大爆発と,その50年後にソ連によって行われた秘密調査の内容が明らかになっていくのだ。



 ゲームシステムは,「シベリア」タイプ。すなわち2Dで描かれた画面を3Dのキャラクターが動き回るスタイルのアドベンチャーで,マウス一つで操作可能。ゲームのロケーションもアイルランド,キューバ,ロシア,そして中国と多彩に移り変わって我々を楽しませてくれる。
 果たして,世紀の謎,ツングースカ事件の真実とは? 言われているとおり隕石の落下だったのか,あるいは秘密核実験? それともUFO? 個人的には最後あたりが怪しいかな,と思うのだが,どうでしょうね。小粒な印象はあるが,ミステリ好きには楽しい時間が過ごせそうなこのゲーム。発売は9月だ。(松本隆一)

  • 関連タイトル:

    Secret Files:Tunguska

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