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Lost Eden 〜神々のきえた国〜公式サイトへ
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[TAIPEI 2007#04]人徳と戦術センスを問われるCommanderシステムが,MMORPGの戦争をぐっと面白くする「4Story Online」
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印刷2007/02/09 22:12

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[TAIPEI 2007#04]人徳と戦術センスを問われるCommanderシステムが,MMORPGの戦争をぐっと面白くする「4Story Online」

 台湾メーカー以外のブースが集合するエリアにある,韓国ZEMI INTERACTIVEのブースには,ファンタジーMMORPG「4Story Online」(以下,4Story)の看板が出されていた。プレイアブルなバージョンは今回用意されておらず,ブースには数名のスタッフとノートPCのみという状態だったが,作品に関する説明が聞け,キャラメイキングからチュートリアル,実際の戦闘シーンなど一連の流れが見られるムービーと英語の資料を入手できた。まずはそれらから分かる,ゲーム概要をお伝えしよう。



マーケティングマネージャー Kim Jungkill氏
 ちなみに,同社マーケティングマネージャーのKim Jungkill氏に開発の進行度合いを聞いてみたところ,企業秘密で答えられないと言われてしまった。ただ,韓国では2006年12月下旬に1週間だけのクローズドβテストが行われ,2007年2月末にはプレオープンβテストが予定されている。氏は,オープンβテストはその後3〜6か月以内には実施したいと述べており,より詳しい情報が入ってくるのも,さほど遠いことではなさそうだ。

 さて,まずはタイトルの4Storyについてだが,このゲームの舞台となっている,創造の女神が生み出した大陸には,まったく異なる歴史と特徴を持った三つの王国「DeFugel」「Brore」「Craxion」が存在する。それぞれの王国で展開する物語=クエストを進めれば,過去に神々が滅びてしまった理由を解き明かし,その過ちを“One Hero”すなわちプレイヤー自身が修正していくことで,新しい4番目の物語を生み出すという意味がこめられている。
 それゆえに4Storyには,バックストーリーと直接関わる「メインクエスト」とは別に,街などにいるNPC個人の物語とつながる「サブクエスト」,インスタンスダンジョン内で受ける「IDクエスト」,サーバー全体で起こる「イベントクエスト」があり,総クエスト数は4000個以上にもなるとのこと。

 スクリーンショットを見る限り,インタフェースはいたって定番のスタイルのようだ。画面上部には自分のHPとSPバーが見え,左下にはチャットウィンドウ,ミニマップやスキルショートカット,使用中のバフのアイコンが表示されている。
 プレイヤーはキャラクター作成後,まず「DeFugel」と「Craxion」のいずれかから所属国を選ばねばならない。三つめの「Brore」は,レベル30以上になって初めて移籍可能な王国だ。所属国の名誉と復興のために,ときには他国のプレイヤー達との争いは避けられず,この国家間で行われる大規模RvRこそが4Storyの大きな特徴であり,魅力だといえる。戦闘システムについて説明する前に,まずはキャラクターメイキングを紹介しておこう。

4Storyの舞台となる大陸マップ。三つの王国は,ヨーロッパ風の町並みで絶対王政の「DeFugel」,長い歴史を持ち学問を重視する「Craxion」,合理性を重んじる君主が砂漠に建国した「Brore」と,まったく異なる性質を持ち合わせている


■キャラクターメイキング

 4Storyでのキャラクター作成は,まず以下の三つから種族と性別を選び,そのほか,髪の色など外見のカスタマイズを行う。

・Werebeast
獣と人間の中間のような外見。強い力を持ち素早い身のこなしが可能な種族。自然の力を源に動物を召喚できる

・Human
知能に優れ,ウィザードやクレリックに向いた種族。膨大な魔法書から学んだ魔法を使いこなせる。平凡な見た目の中にさまざまな可能性を秘めた種族でもある

・Fairy
HumanやWearbeastよりも,もっと精霊に近い存在といえる古代から続く種族。小さくて優雅な外見をしている

 六つの職業「Warrior」「Assassin」「Archer」「Mage」「Summoner」「Priest」には,とくに制限は設けられていないようだが,各種族には身体能力などの特徴があるため,職業を選ぶ際に向き不向きはあるようだ。



■コマンダーの判断能力が戦いを左右するRSCS

 肝心のRvRと戦闘システムだが,まずスクリーンショットに青丸で示されているような争奪対象のエリアがワールドに9か所存在し,そこでいわゆる攻城戦が行われる。Kim Jungkill氏によれば「リネージュのようなもの」だそうである。このエリアを制圧したギルドは,次の攻城戦まで周囲のエリアから税収などを得られる。
 赤丸で囲まれた27のエリアでは,もう少し規模の小さな戦闘ができるようだ。赤丸エリアにはインスタンスダンジョンがあり,ダンジョン内にはドラゴンが一匹棲んでいる。挑戦側のチームは,敵対チームとPvPを行いつつ,30分の制限時間内にこのドラゴンを倒すのが課題だ。30分以内にドラゴンを倒せれば挑戦者チームの勝利,倒せなければ防衛側チームの勝利となる。

 ここまでは多くのタイトルで見られるものだが,4Storyでは,このチームやギルド戦に「RSC System」(Real-time Strategic Command System)と呼ばれるシステムを採用しているのが特徴だ。まず最大7名で構成されるパーティがあり,それぞれのパーティにはリーダーたる「Commander」が存在する。インスタンスダンジョンに七つまでのパーティが参加可能で,全パーティ49名を統括する「Supreme Commander」が1名設定される。
 このSupreme Commanderは全パーティ全メンバーの位置情報や残りHPなどを,特別なミニマップ上で確認できる。そこでミニマップをクリックすると,移動方向や集中攻撃すべきターゲットが,味方メンバーだけに見える矢印で指示されるというものである。Supreme CommanderはCommanderを,Commanderはパーティメンバーを,それぞれ指揮する。
 従来のMMORPGによくある,チャットや会話マクロを使った指揮とは異なり,指揮官の意思が全メンバーへ,瞬時に,明確に伝えられる,RTS的なシステムだ。もちろんパーティメンバーはただのコマではないので,Supreme Commanderの作戦がおかしいと思えば,命令を無視して動いても構わない。MMORPGでは普段の対人コミュニケーション,信頼なども影響してくるだけに,単に優れた戦略家というだけではメンバーがついてこない難しさもありそうだが,逆に作戦が見事に決まり,メンバーを勝利に導いたときの爽快さも想像できる。

 そのほか,装備アイテムに「Magic Scroll」や「Craft Scroll」を使用して,オプション能力を付与したりグレードを上げたりするエンチャントシステムなども用意されている。
 同タイトルは海外市場での展開にも意欲的らしく,3月には日本でのパートナー探しのために,Kim Jungkill氏が来日するとのこと。もちろん,韓国でのサービス成功が第一の目標であろうが,日本国内で,プレイアブルな状態でお目にかかれる機会も,そう遠くはなさそうだ。(ライター:麻生ちはや)

  • 関連タイトル:

    Lost Eden 〜神々のきえた国〜

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