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カルトヒット「Mouthwashing」を生んだWrong Organの新作「Carcass Clad」は,Co-op専用のホラー戦車シムだった[gamescom]
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印刷2026/08/28 15:50

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カルトヒット「Mouthwashing」を生んだWrong Organの新作「Carcass Clad」は,Co-op専用のホラー戦車シムだった[gamescom]

 カルト的な人気を誇るサイコホラー「Mouthwashing」で大きな注目を集めた,スウェーデンのインディーデベロッパWrong Organ。その最新作となるPCゲーム「Carcass Clad」のデモがgamescom 2026で初めて一般公開されたので,さっそく体験してきた。

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 本作の舞台となるのは,完全に崩壊して地獄絵図と化し,人造の怪物や得体の知れない有機的な脅威がうろつく都市「ヴォルゴロド」。プレイヤーは,戦車「ユクシア」に搭乗する3人のクルー――車長,操縦士,砲手のいずれかを担当する。

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 そんな本作の恐怖と独特のプレイフィールを生み出しているのが,徹底した役割の分業と,それに伴う情報の非対称性だ。戦車の内部は極めて狭く,視界も著しく制限されているため,乗組員それぞれが得られる情報や見ている光景はまったく異なる。

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 筆者が担当した操縦士は,小さな潜望鏡と,モノクロのセンサーモニタ越しに捉えた狭い前方視界だけを頼りに,重厚な車体を走らせる。エンジンを始動させてギアを入れ,車長の指示する方向へ前進し,障害物があればバックしたり迂回したりと,やるべきことは多い。

操縦士としてプレイした際の基本画面はこんな感じ。まるで鉄の棺桶のような閉塞感だ
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 一方の砲手は,暗闇のなか,モニタに映る不鮮明な照準と格闘しながら砲撃する役どころだ。

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 ちなみに会場のブースには,操縦士用の潜望鏡画面を覗き込む特製の造作物や,車長用の双眼鏡型潜望鏡デバイスといった実機が用意されており,乗組員気分を大いに高めてくれた。

gamescom 2026会場のデモでは,薄汚れた箱の中を覗き込んで操縦士用の潜望鏡画面を見るという,イベント専用のギミックが用意されており,臨場感を高めていた
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こちらは車長専用のデモ席。操縦士や砲手とは画面もまったく異なり,役割ごとにゲーム体験が別物になっているのが「Carcass Clad」の特徴だ
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 そして車長は,計器類やレーダーを監視しながら,「左へ30度旋回」「前方低空に正体不明の脅威」といった指示を,ボイスチャットで他の2人に伝えていく。

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 車長は,筆者の進むべき方向をセンサーモニタ上にペイントするかのように示してくれるのだが,その車長にも,操縦士の目の前の光景までは分からない。指示どおりに進もうにも,倒壊したビルの残骸が道を塞いでおり,迂回を余儀なくされる――といった場面も発生していた。

 「Carcass Clad」のデモの一般公開は今回が初めてとあって,当然ながら体験済みの来場者はいない。筆者とチームを組んだクルーも全員が初見だ。操縦士が潜望鏡を覗いた状態で3発のソナー弾を前方に撃ち込むと,モニタに映る風景がしばらく鮮明になる……といった各役割の能力を把握するだけでも一苦労だった。ほかのクルーが何を見て何をしているのかはさっぱり分からず,うまく連携するのは難しい。

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 結局,筆者たちの乗るユクシアは無駄な動きが多すぎて途中でガス欠。砲手の弾薬も尽きてしまい,鉄の塊に囲まれたコクピットのなかで,筆者は車体が炎に包まれて破壊されていくのをただ見守るしかなかった。

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 3人のクルーがそれぞれ何をすべきか,何を見ているのかを理解できれば,協力プレイはさらにスムーズになるだろう。一度きりのプレイでも,「Carcass Clad」の楽しさとゲームシステムの興味深さはしっかりと感じられた。車長はカネルヴァ,砲手はエルッキ,操縦士はタイストと,クルーそれぞれに名前が設定されている。「Mouthwashing」を手がけたスタジオの新作だけに,一筋縄ではいかない物語が描かれるのかもしれない。なお,1セッションのプレイは2〜3時間で完結するとのことだ。

 本作は6月に発表されたばかり。トレイラーやSteamストアページが公開されているので,気になる人はチェックしつつ続報を待とう。



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