［E3 2010］スパイ達が活躍するオンラインFPS「The Agency」と久々に遭遇。E3に合わせて発表された最新のムービーを見てみよう

　今年のSony Online Entertainmentブースは，“DC Comics”に“Star Wars”，そして“Magic: The Gathering”と超有名IPが盛りだくさんだったが，一方で，2007年の発表以来，長らく音沙汰のない状態が続いていたSOEの独自IP作品も展示されていた。それが「The Agency」（PC / PlayStation 3）だ。ちょっと目立たない場所にではあったが，本作の最新ムービーが流されていたのだ。



　The Agencyは，オンライン専用のスパイアクションFPSだ。タイトルが発表されたのはもう数年前の話で，その後，開発が滞っていたのか，情報の公開がない状態が長く続いていた。だが，開発は続いていたようで，このE3開催のタイミングで新しいムービーが公開された。

　本作においてプレイヤーは，“agent（スパイ）”もしくは“mercenary（傭兵）”として活躍することになる。ゲームの舞台はスパイ映画を思わせる“弾丸と爆弾と裏切りの世界”。そこでプレイヤー達は，PvPバトルやCo-opプレイを楽しめる。

　ミッションには，ステルス型から突撃型まで幅広いタイプのものが用意される。一般的なMMO型のゲームとは一線を画するペースの速いアクションが特徴で，PvPマッチへのジョインも非常に簡単に行えるようになるとのこと。基本的には，気が向いたときに手軽に楽しめるゲームを志向していて，理不尽に殺されたりするようなことはないそうだ。


　FPSスタイルのアクションゲームであり，かつMMO的な要素も併せ持つという本作は，発表当時は，何だか全体像のイメージしづらいゲームにも思えたが，いま考えれば，いわゆるアジア製の，“オンラインFPS”と呼ばれて日本でもサービスが行われているゲームと近い内容なのかもしれない。リリース時期は依然未定のようだが，続報を楽しみに待ちたい。

「The Agency」公式サイト