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東西の凄腕プレイヤー達が5つのジャンルで激突。初開催となった「Red Bull 5G FINALS」の模様をレポート
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印刷2012/12/10 17:17

イベント

東西の凄腕プレイヤー達が5つのジャンルで激突。初開催となった「Red Bull 5G FINALS」の模様をレポート

画像集#002のサムネイル/東西の凄腕プレイヤー達が5つのジャンルで激突。初開催となった「Red Bull 5G FINALS」の模様をレポート
 レッドブル・ジャパンは2012年12月9日,東京・渋谷でゲーム大会「Red Bull 5G FINALS」を開催した。
 今年からスタートした本大会では,トッププレイヤー達がレース,FPS,スポーツ,格闘,フリージャンルの5ジャンルで競い合うのだが,ユニークなのは東西対抗の団体戦という形をとっているところ。東軍・西軍の旗の下に異なるジャンルのプレイヤー9名ずつが集って競い,3ジャンルを先取した方が優勝となる。プレイヤーそれぞれの技はもちろん,どちらのチームが勝利するかという点も見どころとなる大会だ

 東西それぞれの代表メンバーは,10月開催のオンライン予選と11月開催のオフライン予選によって決定された。予選参加者は東西合わせて1700名を越えたと言うから,代表入りがいかに狭き門か分かるだろう。
 そんな凄腕プレイヤーが激突する決勝戦は,西軍キャプテンkamestry選手が「一致団結し,これまで培ってきた技術を遺憾なく発揮し,日本一を目指します」,東軍キャプテンくまちょむ選手が「東日本チーム全員で勝利を目指し頑張りたい。情熱を多くの人に伝えたい」とそれぞれの意気込みを宣言して幕を開けた。

左から,西軍キャプテンkamestry選手,MCの佐野文俊氏,東軍キャプテンのくまちょむ選手
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本大会のために用意された特別車種で激戦が繰り広げられた「グランツーリスモ5」


 レースゲームの使用タイトルは「グランツーリスモ5」。ドライビングシートに,Thrustmasterブランド製のステアリングコントローラ「T500 RS GT RACING WHEEL」が装着されるという,レースゲーマー垂涎のプレイ環境が用意されていた。
 また,使用車種「Red Bull X2012 5G」も見逃せないポイント。グランツーリスモ5には同作の開発スタッフとF1チーム「レッドブル・レーシング」が共同設計したレーシングカー「Red Bull X2010」が収録されているが,Red Bull X2012 5Gは,このRed Bull X2010が今大会のためにアレンジされたものなのだ。
 そのRed Bull X2012 5Gを使って行われる決勝戦は2対2で争われる。作中屈指の高速コース「ハイスピードリンク」と,ドイツの実在コースを再現した「ニュルブルクリンク GP/F」を走り,2コースの合計タイムが一番速いプレイヤーが優勝となる。

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左から西軍のマサル選手,kh選手,東軍のYAM選手,やまどぅー選手
画像集#003のサムネイル/東西の凄腕プレイヤー達が5つのジャンルで激突。初開催となった「Red Bull 5G FINALS」の模様をレポート

 東軍のプレイヤーは「GT5 アジアチャンピオンシップ2012」の優勝者であるYAM選手と,「グランツーリスモ5タイムトライアルチャレンジ」日本10位のやまどぅー選手。対する西軍のプレイヤーは「86 GRAND PRIX」2位のkh選手と,2005年の「グランツーリスモ日本一決定戦」で3位となったマサル選手。いずれもグランツーリスモのトップランクプレイヤーだ。
 ハイスピードリンクでのレースは4台の車が一糸乱れぬ走りを見せ,レースと言うよりまるでデモ走行を見ているような印象だった。トップのkh選手と4位のやまどぅー選手のタイム差がわずか0.577秒という大接戦で勝負はニュルブルクリンクへ。

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 ニュルブルクリンク GP/Fのレースは,トップに立ったやまどぅー選手をYAM選手とkh選手が追うという展開になったが,YAM選手がkh選手を抑える間に,やまどぅー選手が独走状態へ。東軍のチームプレイが光った。YAM選手はkh選手と激戦を繰り広げながら最終的に2位となり,東軍は1・2フィニッシュを決めた。


「バトルフィールド3」はスピーディーな接近戦


 FPSの「バトルフィールド3」では,今年6月に配信開始となったDLC「Close Quarters」が使用された。このDLCは屋内での近接戦がテーマとなっているため,両軍の兵士が入り乱れるスリリングな戦いになることが予想された。

 東軍のプレイヤーであるGoldenUnnpi選手PlatinumUnnpi選手JadeUnnpi選手BronzeUnnpi選手は,結成して約1年ほどのクラン「GeM」のメンバー。中には同じ学校の知り合いもいるという。
 西軍のザロメ選手ゲンキ選手GATTUSO選手らいこう選手は16戦無敗を誇るというクラン「AKS」に所属している。今大会で,ザロメ選手はAKSのクラン長であるゲンキ選手に替わってリーダーを務めているとのことだ。
 東軍メンバーは試合の前に円陣を組み,大声で気合いを入れての必勝の構え。連勝で勢いに乗りたい東軍と,まず1勝を掴みたい西軍との戦いがスタートした。

東軍GeMチームは円陣を組んで気合いを入れ,ハイテンションで試合に臨んだ
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 試合形式は「コンクエストドミネーションモード」。ABC3つの拠点を奪い合い,敵軍の「チケット」を0にすれば勝利となるルールだ。マップが比較的狭いうえ,拠点制圧にかかる時間が短いため,展開がスピーディーとなる。
 4人全員がアグレッシブに動く東軍に対し,西軍は3人がアタッカーとなり,残る1人が引いた位置からサポートするという対照的な構えを取った。使用武器も東軍がアサルトライフル中心,西軍はサブマシンガン中心と,こちらも対照的。

青色のユニフォームの西軍AKS
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 戦いは予想通り,両軍の兵士が入り乱れ,3つの拠点をめまぐるしく取り合う展開に。相手の死角から攻めていたはずが,いつのまにか回り込んだ別の相手に撃たれていた……という場面が続出するなど,機動力がキーとなっていた。また,2人の兵士が組になり,互いに撃たれた相手を蘇生し合う場面もあり,両軍のチームワークがかなりのものであることがうかがえた。
 試合中盤辺りまで両軍のチケット数はほぼ互角だったが,西軍のらいこう選手の活躍もあって,状況は西軍有利に。そのまま西軍が押し切って勝利となった。らいこう選手は猛者揃いの東軍を相手に最終的に25キル7デスという好成績を記録。

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「FIFA 12 ワールドクラス サッカー」はフィールド中盤が白熱


西軍ともプー選手(左)と,東軍jengaman選手。試合前に握手で健闘を誓い合った。
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 「FIFA 12 ワールドクラス サッカー」は,6分ハーフというルールで,東軍のjengaman選手と,西軍のともプー選手が競い合った。jengaman選手はFIFAインタラクティブワールドカップ2012日本大会の優勝者。ともプー選手はeスポーツJapan cup FIFA部門で3連勝中と,どちらも勢いのあるプレイヤーだ。

 jengaman選手はレアル・マドリード,ともプー選手はブラジル代表を選択。ゲームならではの豪華な対戦カードとなった。
 試合開始直後にjengaman選手がヘディングシュートを決めたかと思えば,ともプー選手も負けじと点を取り返す。ボールのキープ力に優れたjengaman選手と,果敢に攻めるともプー選手がフィールド中盤でのボールを取り合い,試合は1対1のまま延長戦に入った。
 そしてjengaman選手が右サイドからドリブルで切り込み,待望の2点目を獲得。その後もプー選手渾身の攻めを受けながら,カウンターで一気に敵陣へ切り込むなど,手を緩めずに勝利。東軍は2ジャンルを取り,マッチポイントとなった。

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「STREET FIGHTER X 鉄拳」は対照的な2つのタッグが激突


西軍エートロ選手(左),東軍いんこ選手(右)。キャラクター選択もプレイスタイルも対照的だった
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 4試合目の格闘ゲームは「STREET FIGHTER X 鉄拳」。東軍いんこ選手は同作の公式大会「格闘秋祭り」のベスト8,西軍のエートロ選手は「ストリートファイターIV」の全国大会「闘志再撃“拳を燃やせ”」のベスト32にそれぞれ進出しているプレイヤーだ。
 本作は1人のプレイヤーが2キャラクターを操る格闘ゲームだが,決勝戦ではPS3専用のクロ,トロ,コール,メガマン,パックマン以外のキャラクターがすべて使用可能で,キャラクターをパワーアップさせる「ジェム」の使用も無制限となっていた。
 3試合を先取した側の勝利となっていたが,ユニークだったのは試合ごとのキャラクター変更が認められていたこと。最初に選んだキャラクターで全試合戦うのか。それとも,相手の苦手なキャラクターに変更するのか……という点が見どころとなった。

 いんこ選手はファランとルーファスという,どちらも空中でのターゲットコンボ(特定の順番でボタンを押すと出る連続技)を持つ組み合わせ。対するエートロ選手はジャックXにサガットという大型キャラクターコンビだ。

 試合は,いんこ選手がルーファスの「ファルコーンキック」,ファランの「エアレイド」「ハンティングホーク」などを使った変幻自在の飛び込みでハードに攻める一方,エートロ選手のジャックXは下段技「ユンボ」を中心に攻めを構築し,飛んだ相手を「ロケットアッパー」で落とすというじっくりとした構えを取るという展開。
 お互いにキャラクターを変更せずに持ち味をぶつけ合い,タイムアップが少なくない本作では珍しく,ほとんどのラウンドがKO決着になった。その激戦の結果は西軍エートロ選手の勝利。東西対決を2対2のタイに持ち込んだ。

巧みな立ち回りあり,強烈なコンボありと,STREET FIGHTER X 鉄拳らしい戦いとなった
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東西対決の行方は「ぷよぷよ!!」に


西軍kamestry選手(左),東軍くまちょむ選手。優勝を懸けた試合は,お互いに全力を尽くした対決となった
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さまざまなジャンルで競われた本大会だが,2対2で迎えた最終決戦はフリージャンル枠のパズルゲーム「ぷよぷよ!!」。隠しキャラクターを除く24人が使用可能で,1試合2本先取,3試合を先取すれば勝利というルールだ。
 東軍くまちょむ選手は日本ぷよ連盟理事長,西軍のkamestry選手はAJAPAの公認・公式大会で多数の優勝経験ありと,どちらもぷよぷよ界では知らぬ者のいない有名「ぷよらー」だ。

 くまちょむ選手がアミティを,kamestry選手がユウちゃん&レイくんを選んで試合がスタートしたが,いきなりお互いが8連鎖をぶつけあうというハイレベルな応酬。kamestry選手が連鎖のためにぷよを積み上げているところに,くまちょむ選手がこまめな攻撃を仕掛けて1本取れば,次のラウンドではkamestry選手がカウンターの打ち合いからまさかの全消しを披露して逆襲と,連鎖が起こる度に場内から歓声が上がった。決勝戦にふさわしいハイテンションな試合となったが,勝利の女神はくまちょむ選手に微笑み,同時に東軍の優勝が決定。

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東軍の勝利が決定。メンバー達は全身で喜びを表現していた
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 表彰式では,それぞれのゲームで勝利したチームにトロフィーが贈られたほか,優勝した東軍には優勝旗に加え,2013年のF1日本グランプリ観戦ツアーとレッドブル1年分がプレゼントされた。

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レース,FPS,スポーツ,格闘,フリージャンルの優勝者には,それぞれのジャンルで実況を務めたコメンテーターからトロフィーが贈られた
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優勝した東軍には,プロジェクトアドバイザーの松井 悠氏から優勝旗が授与された
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 レース,FPS,スポーツ,格闘,そしてパズル。さまざまなジャンルのプレイヤー達が1つのチームになって優勝を目指したRed Bull 5Gだが,今回限りではなく,2013年も開催されることが明らかにされた。現時点で詳細は公開されていないが,対象となるゲームや試合形式など,続報を待ちたいところだ。
 今回東軍に渡された優勝旗は,来年果たしてどちらが手にすることになるのか。来年を見据えての戦いはすでに始まっているのかもしれない。

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