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【PR】重量約68gのROCCAT製軽量マウス「Burst Pro」は,軽いだけでなくゲーマー向けマウスのトレンドを押さえた優れたマウスだ
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印刷2020/12/26 12:00

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【PR】重量約68gのROCCAT製軽量マウス「Burst Pro」は,軽いだけでなくゲーマー向けマウスのトレンドを押さえた優れたマウスだ

画像集#023のサムネイル/【PR】重量約68gのROCCAT製軽量マウス「Burst Pro」は,軽いだけでなくゲーマー向けマウスのトレンドを押さえた優れたマウスだ

 ここ数年,重量が100gを切るゲーマー向け軽量マウスが増えてきた。Amazon.co.jpなど大手通販サイトにおける売れ筋ランキングで上位を占めており,人気の高さがうかがえる。そんなゲーマー向け軽量マウス市場にまた1つ,新たなマウスが登場した。2020年11月に国内発売となったROCCAT製の新型ワイヤードマウス「Burst Pro」は,公称本体重量約68gと軽量であるのが特徴だ。軽量マウス界に現れた新製品の実力を検証してみよう。
 本稿ではハードウェア紹介を編集部の千葉大輔が,使用感の評価やテストをライターのBRZRK氏が行う形でレビューをお届けする。

Burst Pro
メーカー:ROCCAT
問い合わせ先:サイズ(販売代理店)
実勢価格:税込5800〜7100円程度(※2020年12月26日現在)
画像集#001のサムネイル/【PR】重量約68gのROCCAT製軽量マウス「Burst Pro」は,軽いだけでなくゲーマー向けマウスのトレンドを押さえた優れたマウスだ


実は「肉抜き」している軽量マウス


 最近のゲーマー向け軽量マウスでは,外装部に孔を開ける(肉抜きする)ことで軽量化を図った製品が増えている。メッシュ状のボディを採用したマウスを見かけたことがあるというゲーマーもいるだろう。とくにローセンシ設定でマウスを大きく,素早く動かすFPSゲーマーには,こうした軽量マウスを好む人が多いという印象だ。他方で,ゲームのジャンルを問わず,長時間にわたってゲームをプレイする場合に,手首や腕に対して負担がかかりにくいので軽量マウスを選ぶ,というゲーマーも少なくないのではないだろうか。
 
 今回紹介するBurst Proも,肉抜きによって約68gという公称本体重量を実現している点では,他社の肉抜きマウスと変わらない。ただし,普通の肉抜きマウスは外装自体に孔を開けているのに対して,Burst Proは肉抜きした内部フレームの上に半透明のカバーを被せたというちょっと風変わりな構成となっているのが特徴だ。

画像集#006のサムネイル/【PR】重量約68gのROCCAT製軽量マウス「Burst Pro」は,軽いだけでなくゲーマー向けマウスのトレンドを押さえた優れたマウスだ
LEDイルミネーションをオフにした状態では,うっすらと内部に開けられた孔が見える程度
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イルミネーションをオンにするとはっきりとメッシュ状の内部レームが浮かび上がる構造になっている

 軽量であるのはもちろんのこと,肉抜きマウスは,かぶせ持ちやつかみ持ちの場合に手のひらが蒸れにくいという利点もある。その一方で,肉抜きした孔からほこりが入るのに加えて,孔の縁に汚れが付きやすいという欠点もある。通常のマウスと比べて,細やかなケアが必要になりがちだ。
 それに対して,Burst Proは内部フレームの上にカバーを乗せているので,一般的なゲーマー向けマウスと比べて軽量化しつつも,マウスの内部にホコリが入らないようになっているわけだ。

メインボタン付近(写真左)や底面の一部(写真右)も肉抜きしていることが分かる
画像集#004のサムネイル/【PR】重量約68gのROCCAT製軽量マウス「Burst Pro」は,軽いだけでなくゲーマー向けマウスのトレンドを押さえた優れたマウスだ 画像集#005のサムネイル/【PR】重量約68gのROCCAT製軽量マウス「Burst Pro」は,軽いだけでなくゲーマー向けマウスのトレンドを押さえた優れたマウスだ


最新マウスのトレンドを押さえた製品設計


Burst Proはマウス後部に向かって膨らんだデザインを採用する。サイドボタンは左側面のみの搭載だ
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 もう少し詳しく外観を見ていこう。Burst Proは,形状こそ左右対称なのだが,サイドボタンは左側面のみに搭載する右手用のマウスである。マウス後部が膨らんだデザインを採用しており,かぶせ持ちやつかみ持ちにおいて,手のひらがフィットしやすい。
 本体サイズは実測で59〜67(W)×120(D)×39(H)mmと,比較的コンパクトだ。実測重量は,ケーブル込みで約104g,ケーブルを秤(はかり)からどけた状態で約68gと公称本体重量どおりである。最近の軽量マウスは,概ね60〜70g前後の重量であり,Burst Proもそのトレンドに載っていると言えようか。

比較用リファレンスマウス「Gaming Mouse G500」と比較した。軽量マウスらしく全体的にコンパクトなボディとなっている
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 左右のメインボタンは,セパレート型に見えるのだが,実際は上面カバーと一体化した,いわゆるワンピースタイプだ。指を置く場所にわずかにくぼみをもたせている。

スクロールホイールの手前に溝があるのだが,実際はボタンとカバーは一体化している
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メインボタンの先端は,スクロールホイール側から側面へ向かって傾斜しつつ,指を置く位置に若干のくぼみがある
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 メインボタンのスイッチは,約1億回の高耐久を謳うROCCAT独自の光学式スイッチ「ROCCAT Titan Switch Optical」を採用するとのことだ。ただ,ボタンを押したときのクリック感は,一般的なスイッチと変わらず,違和感なく操作できる。

軽い力で回せるスクロールホイール
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 センタークリック機能付きスクロールホイールは,横幅が実測約9mmで,幅約7mmのラバー素材で覆われており,ラバー上には約1.5mm間隔で滑り止め用の溝が設けられている。ホイールを回すときの抵抗感は軽く,あまり力を入れなくとも楽に回せる印象だ。

 左側面にある2つのサイドボタンは,いずれも長さが実測約23mmで,幅が最も太いところで約7mmというかなり大きめなものを採用している。手前(後方)側のサイドボタンは,マウス側面が膨らんだあたりまでかかっており,持ち方によっては気になるかもしれない。

左サイドボタンはかなり大きめな印象だ。マウス後方側のボタンを押すときとは少し慣れや調整が必要かもしれない
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 つまみ持ちではあまり気にならないが,かぶせ持ちの場合は,親指の基節骨(※指の根元と第2関節までの間の骨)あたりで押すのが良さそうだ。

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つまみ持ちの例。親指を少し上側に配置すれば快適に操作することが可能
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つかみ持ちの例。こちらも親指をサイドボタンにアクセスしやすいように持てば操作に問題はない

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かぶせ持ちの例。特に問題もなく快適に操作できる
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BRZRK持ちの例。小指と薬指を側面に立たせるとストレスがかかり,長時間の操作は難しかった。あまり向いていない持ち方だと言える

側面には細かな凹凸を施し,滑り止めとしている
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 左右の側面は,よく見るとハニカム状の細かい凹凸で覆われており,これが滑り止めとなっている。加えて,中央に向かって緩やかにくびれた形状となっており,指を置きやすい。滑り止め加工が功を奏したのか,手を大きく動かしていても,指が滑ったり,くぼみから外れてしまうことはなかった。

左右の側面は,マウスの後ろ側から中央に向かってくびれた形状になっている
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底面は前方と後方の大きなマウスソールが目立つ
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 底面に目を向けると,ソールは前後に大型のものを貼り付けていた。Burst Proの日本語版製品ページには,「熱処理グライド」という聞き慣れない素材が記載されているが,英語版製品ページでは「HEAT-TREATED PURE PTFE GLIDES」となっていた。ゲーマー向けマウスのソールとして,ポピュラーなPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)に,熱処理を加えてより滑らかな滑り心地を実現したものとのことだ。
 軽量マウスの中には,ソールの面積が広いものが多い。軽く,そして滑らかという最近のマウスにおけるトレンドに沿った仕様と言えようか。

 ケーブルは布巻タイプで,一般的なマウスに使われるものよりも少々太めだが,非常に柔らかく取り回しがしやすい。抵抗感も少なく,ある程度のケーブルマネジメントをしていれば,マウスを大きく動かしても問題は感じなかった。

ケーブルは柔らかいタイプをものを採用する。比較的早くクセも取れた
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搭載センサーは,PMW3389ベースのカスタムセンサーを採用する
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 搭載センサーは,PixArt Imaging製の光学式センサー「PMW3389」をベースに,ROCCAT向けにカスタマイズした「ROCCAT Owl-Eye optical sensor with 16000DPI」を採用している。PMW3389は,ミドルクラス市場向けのゲーマー向けマウスで採用例が多いセンサーだ。

 センサーの話に触れたついでというわけではないが,ROCCAT独自の統合設定ソフトである「Swarm」についても触れておこう。
 Swarmを使うと,トラッキング解像度の変更や各ボタンへの機能割り当てといった基本的な設定だけでなく,リフトオフディスタンスのキャリブレーションやアンクルスナップの設定といった細かい調整も可能だ。LEDの発光色や発光パターンのカスタマイズも,Swarmで行える。ゲーマー向けマウスの設定ソフトとして,求められる機能はおおよそ網羅していると言えよう。

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Swarmのトップ画面。トラッキング解像度の変更やホイールのスクロール速度を変更するといったことが可能だ。なお,Burst Proのホイールにチルト機能はないので「横ティルト速度」の設定はできない
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ボタンの機能割り当て画面。FPS向けや動画視聴向けなど,プリセットもいくつか登録されている

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LEDイルミネーションは,本体の後方とスクロールホイール部分に搭載しており,それぞれ別々に色やエフェクトを設定できる
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リフトオフディスタンスのキャリブレーションなど,より細かな設定も可能だ

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Swarmのプリセットカラーでマウス手前側のLEDを光らせた様子
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 センサーのテストに入る前に,Burst Proの主なスペックを掲載しておこう。

●Burst Proの主なスペック
  • 基本仕様:光学センサー搭載ワイヤードタイプ
  • 搭載センサー:ROCCAT「Owl-Eye optical sensor with 16000DPI」(=PixArt Imaging製「PMW3389」)
  • ボタン数:6個(左右メイン,センタークリック機能付きスクロールホイール,スクロールホイール手前×1,左サイド×2)
  • メインボタン耐久性:約1億回
  • トラッキング速度:400IPS
  • 最大加速度:50G
  • フレームレート:未公開
  • 画像処理能力:未公開
  • トラッキング解像度:50〜16000DPI
  • レポートレート(ポーリングレート):1000Hz
  • データ転送フォーマット:未公開
  • リフトオフディスタンス:未公開(※調整機能あり)
  • オンボードフラッシュメモリ:未公開
  • LEDイルミネーション:搭載(※Swarm対応)
  • 公称本体サイズ:58(W)×120(D)×38.7(H)mm
  • 公称本体重量:約68g(※ケーブル含まず)
  • マウスソール:熱処理グライド
  • ケーブル長:約1.8m
  • 対応OS:Windows 8以降


Burst proのセンサー性能をテスト


 ここからは,Burst Proのセンサーの性能がどれほどのものか,実機を用いて検証したい。今回は,マウスをどれくらいの高さまで持ち上げると,センサーの反応がなくなるかを示すリフトオフディスタンスの検証と,マウスのテストツール「MouseTester」を用いたセンサー性能のテスト,およびアングルスナップ(直線補正)の検証という3種類のテストを実施した。

 検証を行った環境は,以下のとおり。すべてのテストで,マウスパッドにARTISAN製「飛燕 MID」を使い,Swarm上でキャリブレーションを行ったうえでテストを行っている。

●テスト環境
  • CPU:Core i7-7820X(8C16T,定格クロック3.6GHz,最大クロック4.3GHz,共有L3キャッシュ容量11MB)
  • マザーボード:MSI X299 TOMAHAWK(Intel X299チップセット)
  • メインメモリ:PC4-19200 DDR4 SDRAM 8GB×4
  • グラフィックスカード:MSI GeForce GTX 1080 GAMING X 8G(GeForce GTX 1080,グラフィックスメモリ容量8GB)
  • ストレージ:Intel SSD 600p(SSDPEKKW128G7X1,PCI Express 3.0 x4,容量128GB)
  • サウンド:オンボード
  • OS:64bit版Windows 10 Pro

●テスト時のマウス設定
  • ドライババージョン:V1.10
  • ソフトウェアバージョン:V1.19382
  • DPI設定:400/800/1000/1200/1600/3200 DPI
  • レポートレート設定:1000Hz
  • Windows側マウス設定「ポインターの速度」:左右中央
  • Windows側マウス設定「ポインターの精度を高める」:無効

 リフトオフディスタンスの設定は,Swarm上の「ディスタンスコントロールユニット」で行い,「最低」「低」「カスタム」という3つの項目からいずれかを選択できる。最低と低は,あらかじめSwarmに設定されているプリセットなので,最適化をしていない状態なのだが,どちらもリフトオフディスタンスは1mm以下と優秀な結果となった。手動でキャリブレーションを行う「カスタム」でも,1mm以下のリフトオフディスタンスに設定できることを確認している。4Gamerではリフトオフディスタンスについて,2mm未満を基準としており,Burst Proは,プリセットと手動のいずれもこれをクリアしており,文句なしの合格と言えるだろう。

 続いては,センサーのトラッキング性能をMouseTesterを用いて確認していこう。Burst Proを一定のリズムで左右に振り,トラッキング解像度を400,800,1200,1600,3200と切り替えながらその挙動をチェックした。
 計測結果のグラフは,Y軸のプラス方向が左方向への振り,マイナス方向が右への振りで,横軸がms(ミリ秒)単位での経過を示してる。グラフ上の青い点はセンサーが実際に読み取ったカウントで,青い実線はそれを正規化したものだ。実線がなめらかで点がその上に並んでいるほど,センサーのトラッキング性能が優れているということを意味する。

 結果は,どのトラッキング解像度でも,マウスを最も早く動かしているタイミングである頂点付近で,ちょっとした乱れこそあるものの,振り返し時でも安定してトラッキングしている。つまり良好と見てかまわない。

400DPI設定時。最高速でカウントが少し乱れている以外は良好だ
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800DPI設定時。400DPIと変わらない傾向だ
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1200DPI設定時。400DPIや800DPIと同様に最高速でカウントが乱れる傾向なとっている。ただし,カウントの乱れ方に何か規則性があるようにも見える
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1600DPI設定時。振り返しの安定性と最高速の乱れ方のいずれも,これまでと変わらずといったところ
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3200DPI設定時。初めて頂点付近でカウントが飛んだが,基本的には安定している
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 最後は直線補正(アングルスナップ)の検証を行った。Burst Proは,Swarmの「高度な設定」タブにある「角度スナップ」から直線補正を有効化できる。ここでは,Windows標準の「ペイント」を使い,直線補正を有効化した状態と無効化した状態で線を引いて比較した。結果は以下のとおりで,初めが直線補正を無効化,続いて有効化した状態となる。有効にすると,直線に対する補正がかかっていると分かるものの,カーブを描くような場合の補正はあまり感じられなかった。

直線補正を無効にした状態。特に特筆するようなこともなく,普通に線を引くことができた
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直線補正を有効にした状態。直線に対する補正は分かるのだが,カーブを描くときの補正は,あまり感じられない程度だ。補正はそれほど強くない
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 以上がBurst Proのテスト結果となる。「Apex Legends」や「Rainbow Six Siege」といったタイトルをプレイしていても,センサー性能については特に問題はなかった。筆者(BRZRK)の肌感覚としては,ゲーマー向けマウスとして十分な性能を備えた製品だと感じた。


ゲーマー向けマウスとして必要十分な機能を備え,なおかつ軽いBurst Pro


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 まとめに入りたい。Burst Proは,最近のゲーマー向けマウスに求められる要素を盛り込んだ軽量マウスだ。形状にも変わったところがなく,一見すると普通のマウスと同じようなデザインであり,違和感なく利用できる。軽いマウスを使いたいが,孔が多く空いたデザインは好まないという人や,メンテナンスが面倒だという人にとっても選びやすい製品と言えよう。
 また,税込5800円〜7100円前後という手に取りやすい実勢価格も魅力だ。ミドルクラス市場における軽量マウスの選択肢として,十分な機能と性能を備えている。手ごろで安定感のある軽量マウスがほしいという人にとって,試す価値が大いにある製品と言えよう。

ROCCATのBurst Pro製品情報ページ

  • 関連タイトル:

    ROCCAT

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