マフィア梶田の二次元が来い！：第7回「4GamerTシャツでCV:中村悠一な金属の歯車」

あの小島秀夫監督（右）とのツーショット写真ということで，緊張のあまり普段よりも力のこもった笑顔を張り付かせたマフィア梶田（左）

　「さくや は おたのしみ でしたか？」マフィア梶田です。昨日放送の「杉田智和のアニゲラ！ディドゥーーン」では，「メタルギア」シリーズの小島秀夫監督と，声優の中村悠一さんがゲストとして登場しましたが，奇遇なことにRADIO 4Gamerでも中村悠一さんがゲストでした。1時間半の“スーパー中村タイム”，お楽しみいただけたでしょうか？
　まぁラジガメの収録については「スライディング土下座!!」のほうで語るとして……あの“世界の小島監督”がディドゥーーンのゲストですよ。何の冗談かと思いますよね。俺も収録日が来るまでは完全に信じられませんでしたわ。
　文化放送に向かうまでの間，「下ネタでも言おうモノならCQCで殺られる……!!」と，そりゃもうメタクソに緊張していましたよ。ところが，実際にお会いしてみれば凄まじくフレンドリーかつ面白い方で，そんな不安は一気に霧散。むしろいつも以上にリラックスできたような気さえします。いや……リラックスというか，調子コイてました。ディドゥーーン冒頭のトーク部分が変なテンションで下ネタまみれです。カットされてるんじゃないだろうかアレ。

　収録後はみんなで食事に行ったのですが，そこで小島監督と「サンゲリア」や「マッドマックス2」など，好きな映画の話ができたのも非常に楽しかったです。よく考えれば，小島監督は俺の親父でもおかしくないくらいの年齢なんですよね。波紋使いなのかと思うくらいに若々しいですけど，俺が生まれる前からゲームを作ってたわけですから。初代「メタルギア」の発売が1987年の7月，俺が生まれたのが1987年の10月。「メタルギア」の方が少し先輩なんですよ。
　いやはや，まさか23年経って「メタルギア」とこんな絡み方ができるとは。何とも不思議な気分です。生まれてきて良かったなぁ。

　では，連載第7回。俺もゲーム業界のメタルギア（金属の歯車）として働いていきましょう。そこ，もう錆びてるとか言うな。

マフィア梶田の

スライディング土下座!!

マフィア梶田が公私にわたってお世話になっている，声優の中村悠一さん（右）。1ドリンク2ストローというシチュエーションは，梶田による悪質なねつ造である

　RADIO 4Gamerの第7回では中村悠一さんをゲストにお招きし，5月20日，つまり放送当日に発売されたPlayStation 3 / Xbox 360用アクションシューティング「ロスト プラネット 2」を特集しました。本作は「ロスト プラネット　エクストリームコンディション」（PC / PS3 / X360）の続編にあたる作品。前作の主人公の活躍によって緑化に成功し，10数年の歳月が経過した“EDN-3rd”を舞台に，そこに住む“雪賊”達の視点でストーリーが展開していきます。

　ちなみに，本作にはコラボレーションアイテムとして，ゲーム内に4GamerTシャツが登場します（関連記事）。番組では，4GamerTシャツを着させた雪賊を中村さん，岡本信彦さん，そして俺の3人で交代しながら操作し，キャンペーンモードを進めました。衣装はちゃんとムービーシーンにも反映されるんですが，4GamerTシャツを着た雪賊があまり目立ってないのが面白かったです。
　ホントもう，仲間内でハブられてんのかってくらい画面に映してもらえない。まぁ，確かにこれから死地へと向かうってときに，Tシャツ1枚で来るバカがいたら俺だって相手したくないですけどね。パニック映画なら間違いなく足引っ張って仲間巻き込んで死ぬタイプですもん。俺も4GamerTシャツを着たキャラで，マルチプレイにちょくちょく顔を出すつもりなので，みなさんもぜひ4GamerTシャツで出撃し，RADIO 4Gamerでの我々の突っ込みを思い出しつつ，仲間のために頑張ってください。


　中村さんは前作をちょろっとプレイしたくらいで，「ロスト プラネット」のことはあまり良く知らないとのことでしたが，さすがのゲームセンスですぐに操作をマスターしていました。予想以上にハマったようで，「これは一緒に遊びたいな。杉田にも買わせよう」とのこと。しばらくは「ロスト プラネット 2」でハッスルすることになりそうです。楽しみだ……。
　そういえば，岡本さんは何やらマンションの回線の問題で，オンラインプレイができないとのこと。ゲームマニアとしてそりゃあいかんでしょう！　なので，今度俺が家に突入して，色々と設定をイジイジしてみようと思います。引き出し開けたりベッドの下漁ったりするのが楽しみだウヘヘ。

マフィア梶田の

Let'sパリイorディフレクト

　最近，「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」で“メタルギア熱”が高まった勢いで，「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」をクリアしました。「MGS4」は前々からプレイしたかったのですが，発売当時，俺がPlayStation 3を持っていなかったこともあり，そのままズルズルと放置しちゃってたんですよね。
　しかし，クリアした今となっては，「MGS PW」のあとにプレイして本当に良かったです。これは，BIG BOSSの過去を知っているのと知らないのとでは，シナリオに対する感じ方が全然違うと思いました。あまりにも衝撃的で，まるで素晴らしい映画を見終わった後のような満足感というか……余韻でしばらく画面の前で放心していましたよ。

　「こちら」のレビューでも語られているように，本作は非常に映画的なゲームです。MGSシリーズの中でもダントツにムービーシーンが長い。
　もちろんゲーム部分がおざなりになっているわけではなく，むしろあらゆる面で「これでもか！」というくらいに作りこまれてはいるのですが……どうしてもゲームを遊んでいるというよりも，良い意味で“ムービーを見るためにゲームを進めている感”が否めません。プレイヤーの好き嫌いはハッキリと分かれるでしょう。

METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS

　しかし，これだけは言っておきたい。メタルギアファンなら，MGS4は絶対にプレイしておくべきです。
　「映画的なゲームをやるくらいなら，本物の映画を見るよ！」という意見もあるでしょう。俺もそれにはおおむね同意です。だけど，PlayStation 3の性能をフルに引き出して「ソリッド・スネーク」の物語を締めくくった本作は，映画にはないインタラクティブ性と相まって，下手なアクション映画なんか目じゃないくらいに，プレイヤーを血沸き肉踊らせてくれるんです！　
　そろそろ，「MGS PW」をクリアした人も多くなってきた頃だと思います。俺はこのタイミングでこそ，「MGS4」を強くオススメしたい。きっと，セリフひとつを取っても，重みが全然違うと思います。

　……なんか今回，メッチャ真面目に語りましたね。忘れている人がいるかもしれないけど，これでもゲームライターですからね，俺。下ネタお兄さんじゃないんだよ？　真面目なときは，例えるなら曖昧じゃない虎眼先生くらいガチだかんね。
　ボケ防止のためにも，たま〜に真面目な話はしていきますよ。ではまた来週〜……た，種ぇ……。

■■マフィア梶田（ライター）■■ 4Gamer契約ライター。しゃべりの素人なのに，なぜかラジオのレギュラーを2本も持っているうえ，人気声優 浪川大輔さんの第1回監督作品である映画「Wonderful World−ワンダフル ワールド−」に，龍興役として出演しているというという奇跡の男。彼の日常に興味があるTwitter利用者は，@mafia_kajitaをフォローしてみるといいかも。連載やRADIO 4Gamerが，より楽しくなること請け合いである。