協力プレイで“混沌”のロボ軍団を撃破！ブラウザゲーム「コズミックコマンダー」オープンβテスト先行レポート

　サイバーステップは，同社が運営・開発するブラウザゲーム「コズミックコマンダー」のオープンβテストを12月8日に実施する。本作は戦略型ロボットシミュレーションゲームで，プレイヤーはコマンダー（司令官）となり，コズミックロボの部隊を指揮して「混沌軍」と戦うのだ。
　今回，4Gamerではオープンβテストに先駆けてその内容を確認してきたので，さっそく紹介しよう。

「コズミックコマンダー」公式サイト

1クールの中で進化するコズミックロボを生産・部隊編成して「混沌軍」と戦おう

　コズミックコマンダーはリアルタイムと連動したクール制を採用しており，約2か月間で1クールが完結し，ゲームがリセットされ新たなクールが始まる。1クール中では時間の経過に応じて「ジェネレーション」が進み，より強力なコズミックロボを生産できるようになっていく。そしてクール終盤に最終段階となるジェネレーション6（G6）を迎えると，いよいよ混沌軍との決戦になるのだ。

同じコアでもジェネレーションが進むほど，性能の高いコズミックロボを生産できる

コズミックロボの性能を考えながら部隊を編成していく

　ゲームには，ストーリーに沿った「メインミッション」，一人でプレイする「シングルミッション」，PvPを楽しめる「アリーナ」と3つのモードが存在し，それぞれ報酬としてコズミックロボを生産・強化するための「コア」や素材が提供される。一度入手したコアは生産に使用したものも含めてすべて新しいクールに引き継がれるので，長期間遊んでいるプレイヤーほど有利にゲームを進められるのだ。

　ゲームは，基本的にコズミックロボ6体を1部隊とした部隊単位で進行していく。部隊は前衛/中衛/後衛に分かれており，またコズミックロボは種類によってパラメータ/スキル/特殊能力が異なっているので，ミッションの内容などに合わせて部隊の編成を変えられる。
　また，ゲーム開始当初は，各プレイヤーに5部隊分のG1コズミックロボ30体が提供される。それを報酬として得た素材で強化したり，あるいはコアを使って新機体を生産し部隊数を増やしたりしながら，自分の率いる部隊全体を増強していくわけである。

コズミックロボ各種。それぞれ異なる性能を持っている

基地を拡張すると，それだけコズミックロボの所有可能数も増えていく

　プレイヤーは自身の基地を拡張していくことによって，最終的に300体以上のコズミックロボを所有できる──つまり50以上の部隊を持てるわけだ。所有するコズミックロボの種類が多いほど，部隊編成のバリエーションが豊富になるのはもちろんのこと，部隊数が増えるのでほかのプレイヤーのミッションに参加したり，ミッションの参加者を待ちながらアリーナで遊んだりできるという利点が生まれる。

　また，コズミックロボはミッションやアリーナに出撃させるごとにライフが減少し，ゼロになると使用不能となる。使用不能となったコズミックロボを復活させるアイテムも有料提供されるが，上記のとおりジェネレーションの進行でより強いロボを生産可能になるので，それほど必要となる局面は多くなさそうである。

基地のビジュアルは4種類用意されており，好みに合わせて選べる

ほかのプレイヤーと協力するとメリットが生ずる「メインミッション」

　メインミッションは，混沌軍が待ち受ける戦場に攻め込んでいくという内容だ。各戦場は複数の拠点によって構成されており，一定時間ごとにフェイズが進んで順次拠点に侵攻していく。拠点はそれぞれ混沌軍の部隊編成が異なっているので，プレイヤーはそれぞれの特徴を把握し，「EN」（編成コスト）を消費しながら自分が有利になるような部隊を編成・投入して戦場に臨むこととなる。そして最後の拠点で混沌軍のボスロボを討伐すると，見事ミッションクリアとなり，戦利品としてコアや素材を入手できるという次第である。

ミッションの待機画面では援軍を募ることもできる

複数の部隊で攻め込む場合は，どの部隊がどの拠点を攻めるかを決める

　なお，メインミッションは複数プレイヤーによる協力プレイが可能となっており，ほかのプレイヤーから「援軍」を要請できる。援軍は基本的に全プレイヤーが要請の対象となるが，「グループ」（プレイヤー同士で結成する，いわゆるギルド/クラン）からの参加が多いほど，フェイズ開始までの時間を短縮するポイントが発生しやすくなり，ミッションクリアまでの時間を短縮できる可能性が高まるとのことだ。
　また援軍として参加する場合には，多くのプレイヤーのミッションに援軍を出していたり，あるいはミッションのホストプレイヤーとフレンドになって友好度を高めていたりすると，1ミッションあたりに投入可能な部隊数を増やすことができる。

戦闘は基本的に自動進行。編成した部隊の活躍を分析して次に活かそう

部隊編成が大きな鍵となる「シングルミッション」とPvPコンテンツ「アリーナ」

　シングルミッションは，同じく用意された複数の拠点をクリアしていく内容だが，最初から最後までプレイヤー一人で進めていくこととなる。また，あらかじめ決められたENの範囲内で全拠点に対応できるような部隊を編成する必要があるという意味で，少しパズルゲームっぽい要素もある。
　シングルミッションはオープンβテスト時で200以上が用意されており，今後，アップデートで追加される予定だ。

ボス戦とリザルト画面。ボスは見た目に大きいだけでなく，性能も高い

　アリーナは，プレイヤーが編成したロボ部隊の戦力を競い合う場で，部隊数など参加条件の異なるさまざまなカテゴリーが用意されている。試合は自動進行で，カテゴリーごとの予選を勝ち抜いた上位16人のプレイヤーが決勝トーナメントに出場し，雌雄を決することとなる。順位に応じてコアや素材などの報酬が提供されるが，トーナメント出場者以外であっても勝率の高い参加者には恩恵があるとのことだ。

アリーナの各カテゴリーでベスト16にはいると，決勝トーナメントに参戦できる

各カテゴリーの上位入賞者には報酬が提供される。上位入賞を目指そう

　そのほか，本作には専用のSNSがあり，フレンドリストがゲーム内と共有できる。さらにゲーム内でプレイヤーの基地を訪問すると，コズミックロボから素材をもらえたり，逆にそのロボのライフが回復したりと，訪問する側/される側双方にメリットが生ずる。
　また，コズミックロボはオープンβテストの時点で100種類以上用意されており，アップデートごとに新機体が追加されていく予定だ。同じサイバーステップの「鋼鉄戦記C21」および「コズミックブレイク」で人気の女の子型ロボもいずれ登場するとのことなので，ファンはお楽しみに。

　なおコズミックコマンダーは，公式サイトのトップページにアクセスするといきなりゲームのオープニングデモが始まり，その途中で会員登録手続きが始まるという，新たな手法を採用している。これは会員登録から実際にプレイを始めるまでのプレイヤーの離脱率を抑えるべく考案された試みなのだが，ちょっと面白い演出なので，こちらもぜひ確認してほしいところだ。
　ともあれ，コズミックコマンダーに興味を持った人は，12月8日から始まるオープンβテストに参加してみよう。

アリーナだけでなく，メインミッション進行度や総合戦力などのランキングもある。またグループ内ランキングも用意されている

オープニングデモの途中で，アカウントなどを入力する。これまでにない演出なので，一度は見ておきたい

「コズミックコマンダー」公式サイト