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「Galaxy S22 Ultra」テストレポート。独自の魅力を備えたハイエンドスマートフォンだが,ゲーム用途には若干の課題も
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印刷2022/04/28 17:00

テストレポート

「Galaxy S22 Ultra」テストレポート。独自の魅力を備えたハイエンドスマートフォンだが,ゲーム用途には若干の課題も

 Samsung Electronics(以下,Samsung)の5G対応スマートフォン「Galaxy S22 Ultra」(以下,S22 Ultra)が国内発売となった。6.8インチサイズの大型ディスプレイに加えて,搭載SoC(System-on-a-Chip)に,Qualcomm製の「Snapdragon 8 Gen 1」を採用するなど,フラグシップと呼ぶにふさわしいスペックを備えた製品だ。
 今回,S22 Ultraのドコモ版である「Galaxy S22 Ultra SC-52C」を試用できたので,そのテストレポートをお届けしたい。

S22 Ultra SC-52C
メーカー:Samsung
問い合わせ先:サポートページ税込価格:18万3744円
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ベゼルレスの大画面ディスプレイ搭載


S22 Ultraは,下側面からS Penを本体に収納できる
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 S22 Ultraと,先代に当たる「Galaxy S21 Ultra」(以下,S21 Ultra)は,Galaxy noteシリーズで好評だったスタイラス「S Pen」を使ったペン入力に対応することが特徴である。しかし,S21 Ultraは,S Penを本体内に収納できないため,本体とは別に携帯する必要があり,実用性という面ではかなり難があった。その反省を踏まえたのか,S22 Ultraは本体内にS Penを収納できるようになり,ペン入力の実用性が大きく向上したのが見どころだ。
 しかも,S Penを収納できるようになったにも関わらず,S22 Ultraの本体サイズは,実測で78(W)×163(D)×9(H)mmと,S21 Ultraの76(W)×165(D)×11(H)mmと比べても,それほど大きくなっていないのがうれしいポイントと言えよう。
 とはいえ,現行モデルのスマートフォンとしては,最大級のサイズであることに代わりはなく,片手で操作をするのが難しい場面もあるのは事実だ。

 S22 Ultraが採用するディスプレイパネルは,約6.8インチサイズで解像度1440×3088ドットの有機ELパネルである。縦長部分の縁が湾曲した2.5D加工を施しているため,ベゼルが目立ちにくく,画面が広く見えるのがポイントだ。最大輝度は1750nitと非常に高く,日差しが強い状況で位置情報ゲームをプレイしていても画面が見やすいのはありがたい。

S22 Ultraのディスプレイ。ベゼルが目立ちにくく,端末の正面全体がディスプレイパネルに見える
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 インカメラはありふれたパンチホール型だが,レンズが小さめなので,表示が隠れてしまう領域は比較的少ない。また,ディスプレイパネルの四隅がほとんど丸められていないのも,ゲーマーにとっては好印象だ。

インカメラで表示が隠れてしまうが,影響は小さいほうだ
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設定からリフレッシュレートを変更できる
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 S22 Ultraの最大リフレッシュレートは120Hzなのだが,表示するコンテンツに合わせてリフレッシュレートを1〜120Hzの間で自動調整する機能を備えている。たとえば,写真などを見るときにリフレッシュレートを落とすことで,消費電力を抑えるという。また,設定からリフレッシュレートを60Hzに固定することも可能だ。
 なお,タッチパネルのサンプリングレートは公開されていないが,指の動きに合わせて画面がキビキビと動く印象を受ける。

 背面に目を向けてみると,左上にある大きなカメラユニットが目立つ。S21 Ultraでは,カメラユニットの周囲も含めて背面から出っ張っていたが,S22 Ultraはレンズのみが飛び出している形となり,いくぶん威圧感は減ったし,モバイルSuicaのようなタッチ式の電子マネーを使うときでも,邪魔になりにくくなった。

S22 Ultraの背面
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 カメラの構成は,標準と広角,2つの望遠という4眼式となっている。レンズや組み合わせる撮像センサーの有効画素数は以下のとおりだが,これはS21 Ultraと変わっていない。

  • 標準:約1億800万画素,F1.8
  • 広角:約1200万画素,F2.2
  • 望遠:約1000万画素,F2.4,光学3倍
  • 望遠:約1000万画素,F4.9,光学10倍

S22 Ultraのカメラユニット。左側から縦に広角と標準,光学3倍の望遠カメラが並ぶ。右側はAFセンサーとフラッシュ,光学10倍の望遠カメラを搭載する
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 「そうなると,アウトカメラの撮影能力は,S21 Ultraと何も変わっていないのか」というと,そうでもない。Samsungによると,S22 UltraではSoCとAI処理用チップである「NPU」の性能が上がったことで,暗所での撮影能力や動画撮影時の手ブレ補正が強化されているそうだ。

 ボタン類はすべて右側面にまとめられており,音量調整ボタンと「電源/スリープ」ボタンが並ぶ。

左側面にはなにもない
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右側面に音量調整ボタンと「電源/スリープ」ボタンを備える
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 上側面はスピーカー孔,下側面はS Pen収納部とスピーカー孔,USB Type-Cポート,マイク孔,SIMカードスロットを配置する。

上側面(左)はスピーカー孔のみ搭載する。一方の下側面はS Pen収納部とスピーカー孔,USB Type-Cポート,マイク孔,SIMカードスロットが並ぶ
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SIMカードスロットはシングルスロット仕様
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 SIMカードスロットは,キャリアモデルということもあってか,シングルスロット仕様で,micro SDカードといった外部ストレージにも対応しない。
 なお,S22 Ultraは,5Gで利用する周波数帯のうち,6GHz以下のSub6に加えて,27〜29GHz帯を使用するミリ波にも対応する。ただし,いまのところミリ波はエリアというよりも通信キャリアのショップやスタジアムなど,特定のスポットで使えるのみに留まる。ミリ波による高速通信の恩恵にあずかるのは,もうしばらく時間がかかりそうだ。


高機能な専用スタイラスS Pen


 先述したとおり,Galaxy noteシリーズから受け継いだ専用スタイラス「S Pen」によるペン入力が可能なことが,S22 Ultraにおける大きな特徴だ。先代のS21 Ultraでは,S Penを収納できないことがスタイラスを重視する人にとって大きな欠点であったが,S22 Ultraでは収納できるようになったので,S Penを使ううえでの問題はなくなった。

S Penによる操作に対応する
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 S Penは,手書きのメモ入力やスケッチに加えて,画面のキャプチャ範囲を指定したり,選択した文字を翻訳したりと,書くこと以外の機能も備えている。BluetoothでS22 Ultra本体と通信できるので,カメラのリモートシャッターに使うといった,ユニークな用途にも使える。

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本体からS Penを取り出したときに表示されるメニュー。書くこと以外の機能も備える
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カメラアプリの起動時には,S Penでカメラのシャッターを切ることができる

 実際にS Penを使ってメモを取ってみると,スタイラスの動きに対する遅延が少なくて,かなり快適だ。画面上ではちょっとペンが滑りすぎる気もするが,市販のペーパーライクフィルムなどを利用すれば問題ない範囲だろう。
 筆者は,必要になったときに中身を検索しにくいことから,手書きのメモを敬遠していた。しかし,S22 Ultraは高精度かつ高速の文字認識が行えるので,ちょっと汚い手書き文字でもテキスト化できる。一旦デジタルでテキスト化してしまえば,あとから検索するのも容易で参照しやすい。S22 Ultraであれば,取材のメモも手書きで良いかもしれないと感じた。

汚い手書き文字も認識してテキスト化してくれる
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SoCにSnapdragon 8 Gen 1を採用


 続いては,スペックを確認していこう。
 冒頭で触れたように,S22 Ultraは,搭載SoCに最新のハイエンドSoCであるSnapdragon 8 Gen 1を採用している。Qualcommによると,Snapdragon 8 Gen 1は,CPUコアとGPUコアを最新世代に更新したことで,CPU性能で1.2倍,GPU性能で1.3倍の性能向上を実現したそうだ。

 メインメモリ容量は12GBで,今どきのハイエンドスマートフォンとしては標準的といったところか。とはいえ,十分大容量なのでメモリ消費の大きいゲームも余裕を持ってプレイできる。
 内蔵ストレージ容量は256GBだ。先述したように,キャリアモデルの場合は外部ストレージを利用できない点に注意したい。

 内蔵バッテリー容量は,約5000mAhとなっている。最大45Wでの急速充電に対応しており,約20分で50%まで充電できるという。
 S22 Ultraの主なスペックをにまとめておこう。

表 Galaxy S22 Ultra SC-52Cの主なスペック
メーカー Samsung Electronics
OS Android 12
ディスプレイパネル 約6.8インチ有機EL,解像度1440×3088ドット,最大リフレッシュレート120Hz
プロセッサ Qualcomm製「Snapdragon 8 Gen 1」
・CPUコア:Kryo(最大2.995GHz)
・GPUコア:Adreno
メインメモリ容量 12GB
ストレージ 256GB
アウトカメラ 4眼式
・標準:約1億800万画素,F1.8,DualPixel AF
・広角:約1200万画素,F2.2
・望遠:約1000万画素,F2.4,光学3倍
・望遠:約1000万画素,F4.9,光学10倍
インカメラ 約4000万画素,F2.2
対応5Gバンド n78/n79/n257
対応LTEバンド 1/3/4/5/7/12/13/19/21/28/38/39/40/41/42
対応3Gバンド 1/5/6/19
無線LAN対応 Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)
Bluetooth対応 5.2
バッテリー容量 約5000mAh
連続待受時間 約290時間
連続通話時間 約1940分
USBポート USB 3.2 Gen 1 Type-C
公称本体サイズ 約78(W)×163(D)×8.9(H)mm
公称本体重量 約229g
本体カラー Burgundy, Phantom Black,Phantom White,Green


Galaxy独自のゲーム向け機能「Game Booster」


 Galaxy独自のゲーム向け機能である「Game Booster」についても触れておこう。
 Game boosterでは,ゲームアプリの動作を継続しつつ,画面をロックする「誤操作防止」機能や,通知の抑制といった基本的な機能に加えて,端末の温度やメインメモリの使用率を監視して,性能を自動的に調整する「パフォーマンスモニター」,プレイ中のゲームにプロセッサやネットワークのリソースを集中する「ゲーム優先モード」といった機能を標準で搭載する。

Game Boosterの起動画面
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パフォーマンスモニター
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ゲーム優先モード

 また,ゲームの画面内に別アプリの画面を表示する機能も備えており,ゲームにWebブラウザで調べ物をしたり,YouTubeを視聴したりできる。

フローティングウインドウでWebブラウザを表示
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 このほかにも,拡張機能「Game Plugins」として,動作モードを切り替える「Game Booster Plus」,CPUやGPUの使用率やフレームレートを表示する「Perf Z」といった機能を選んでインストールできるのもポイントだ。

Game Plugins
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 ところで,いち早く発売となったS22 Ultraの海外モデルでは,端末の発熱を抑えるために一部のアプリで意図的に性能を落としていたとの報告があった。それを受けて,ベンチマークアプリ「Geekbench」は,S22 Ultraを含む4製品のスコアをリストから削除していた。


 これを受けてか,最新バージョンのGame Boosterでは,設定に「ラボ」という項目が追加されており,「代替ゲームパフォーマンス管理」機能が利用できるようになった。この機能を有効化すると,一部のゲームで性能低下が防げるようだ。ただし,発熱は増えるとのことなので,使う場合は注意が必要かもしれない。

Game Boosterの設定メニュー(左)にある「ラボ」を選択すると,代替ゲームパフォーマンス管理(右)の有効と無効を切り替えられる
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S22 Ultraの性能を検証


 今回は,S22 Ultraの性能を確かめるために,ベンチマークソフトの「AnTuTu Benchmark v9.3.7」と「3DMark」でテストを行った。

 AnTuTu Benchmark v9.3.7の総合スコアは「979198」であった。参考までに,前世代のハイエンドSoCである「Snapdragon 888」を搭載した「ROG Phone 5」の総合スコア80万台前半なので,Snapdragon 8 Gen 1の高い性能がうかがえる。
 CPUスコアは「226805」,GPUスコアが「431481」とこちらも高く,最上位モデルと呼ぶにふさわしい性能と言えよう。

 3DMarkのクロスプラットフォーム対応テストである「Wild Life」と「Wild Life Extreme」のスコアは,順に「9978」,「2568」であった。ROG Phone 5で行った同テストのスコアが「5535」と「1524」なので,1.7倍から1.8倍ほどの大幅な性能向上を示している。

 また,3DMarkの「Wild Life Stress Test」を使い,持続的な負荷をかけた状態での安定性も検証した。このテストは,Wild Lifeを20回連続実行してスコアを計測していくことで,スコアの変化を通じて端末にかかる負荷を計測するものだ。
 S22 Ultraの場合,計測開始直後は9000台のスコアを記録したが,テストの回数が増えるごとに,どんどんスコアが落ちていく。そして20回めのテストでは5000台後半と,最も高いスコアと比べておよそ6割まで性能が落ち込んだ。SoCが発する熱によって,処理性能が低下しているわけだ。

Wild Life Stress Testの結果。回数を増すごとにスコアが落ちている
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 テスト時の表面温度を,Android用赤外線カメラ「FLIR ONE Pro」で測ってみたところ,最も熱い部分は43.1℃もあった。発熱による性能低下は明らかで,S22 Ultraでは長時間のゲームプレイを避けるか,画質設定で描画負荷を落としたほうがよさそうだ。

表面温度は最も高い個所で43.1℃となっている
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 続いて,実際のゲームにおける動作の検証として,Android版「原神」をプレイした。なお,プレイ中はGame Boosterの「Perf Z」昨日を使って,画面中にフレームレートを表示させて動作を確認している。

 まずは,設定メニューの「画面」から,グラフィックスのプリセットを「高」,フレームレートを60Hzに設定してプレイした。建物が多い場所などで少しフレームレートは落ちるものの,おおむね60fpsに張り付いた状態でプレイできる。発熱による影響も,30分ほどの連続動作であれば影響が小さいようだ。

開けた平原では60fps
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街中では60fpsを下回ることも
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 次に,グラフィックスのプリセットを「最高」にした状態でもプレイしてみた。この設定では,フレームレートが20まで下がり,プレイできないわけではないが,快適とはいえず,発熱も非常に高い。S22 Ultraで原神をプレイするのであれば,グラフィックスのプリセットを高にしておくのがよさそうだ。

グラフィックス設定を最高にすると,フレームレートはかなり下がる
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フラグシップモデルとして完成度は高い

ゲームで使うなら工夫が必要


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 まとめに入ろう。
 S22 Ultraは,ディスプレイやカメラ,SoCなど,構成する要素がすべてハイエンド機相応のスペックを備えており,2022年のスマートフォンとして最高峰の製品と言えるだろう。S Penによるペン入力は思った以上に快適で,S22 Ultraを選ぶ十分な理由になると感じた。

 一方で,ベンチマークテストの結果を踏まえると,ゲーム用途で使うには少し課題があるのは明らかだ。とくに,連続で高負荷をかけたときの性能低下が顕著で,長時間ゲームをプレイするのであれば,外付けの冷却機構を別に用意するといった何かしらの対策が必要かもしれない。それほど高い負荷でなくとも,これから夏にかけて気温が上がるなか,屋外でゲームをプレイするような場合は,S22 Ultraの性能を十分に発揮できない可能性がある。

 気になるのは,これがS22 Ultra固有の問題ではなく,Snapdragon 8 Gen 1搭載スマートフォン全般で起こりうるのではないかということだ。今後もSnapdragon 8 Gen 1を搭載したスマートフォンが続々と登場するが,発熱対策にどれくらい注力しているか確認してから選ぶのが重要となるだろう。

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[2022/02/10 00:00]

NTTドコモのS22 Ultra製品情報ページ

SamsungのS22 Ultra製品情報ページ

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