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「Civilization: Beyond Earth」の日本語吹き替えトレイラーが公開。杉田智和さんのナレーションで背景設定を把握しテンションを最大まで高めるべし
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印刷2014/10/10 18:59

ムービー

「Civilization: Beyond Earth」の日本語吹き替えトレイラーが公開。杉田智和さんのナレーションで背景設定を把握しテンションを最大まで高めるべし

 2014年10月24日に発売を控えたターン制ストラテジー「Civilization」シリーズ最新作「Sid Meier’s Civilization: Beyond Earth」の日本語吹き替えトレイラーが公開された。


画像集#002のサムネイル/「Civilization: Beyond Earth」の日本語吹き替えトレイラーが公開。杉田智和さんのナレーションで背景設定を把握しテンションを最大まで高めるべし
杉田智和さん
 今回の映像は,未来の人類が荒廃した地球を捨て,新天地を求めて宇宙へと旅立つという本作の背景設定を描いたもの。ナレーションは,声優/クリエイターとして幅広く活躍する(4Gamerでもお馴染みの)杉田智和さんだ。

 Civilizationシリーズの関連トレイラーやオープニングムービーは伝統的にかなり凝ったものとなっており,世界設定にマッチしたBGMも相まって,プレイに挑むプレイヤーの気持ちを大きく盛り上げてくれるものだ。すでに遊ぶことが確定しているであろうファンはもちろん,今作から「気付いたら朝でした」となりがちな「One More Turn!」生活を送りたいという人も,ぜひ一度チェックしてみよう。

 また今回は,6分強というボリュームで本作の基本的な遊び方や戦略を紹介する攻略映像と共に,「テクノロジーウェブ」を始めとした新登場のシステムや,登場する各勢力のリーダー(と,勢力ごとのボーナス)の情報が届いているので,こちらにもじっくりと目を通して予習しておこう。


「Sid Meier’s Civilization: Beyond Earth」公式サイト


○アフィニティーと進化
 『Civilization: Beyond Earth』のゲームプレイは、極めて長い期間を舞台にしています。また、異星の環境は人類に大きな適応圧力をかけるでしょう。こうした点を鑑みれば、新世界での繁栄を目指す人類が順応に努めるのは当然のことです。『Civilization: Beyond Earth』では、調和、至高、純血という3種類のアフィニティーに対するプレイヤーの決定と行動を測定し、そうした潜在的な変化を表現しています。各アフィニティーは、遺跡の発掘や資源ポッドの確保などでも進行しますが、主な進行手段はテクノロジーウェブです。

 アフィニティーは、決して単なる雰囲気作りのためだけのものではありません。特定のアフィニティーに忠実であれば、その結果は都市の建築物の様式や軍事ユニットにも反映されます。リーダーたちの服装も、アフィニティーへの貢献度を反映して変化します。そして最も重要な点は、特定のアフィニティーを進行させると新たなユニットや建造物がアンロックされ、最終的にはそのアフィニティーに固有の勝利条件がアンロックされるということです。

・至高
 「至高」とは、「人類は自らが居住する惑星に依存すべきではなく、1つの星と密接に結びつくことは近視眼的である」とする信条です。至高系コロニーの住人たちは、ナノテクノロジー、オーグメンテーション、サイバネティクスといった技術を用いることで、人類はいかなる惑星にも入植できると考えています。アフィニティーが至高系へと近づくにつれて人間的特徴は次第に失われ、人工部品へと置き換わっていきます。最終的には、ロボット、無人ドローン、戦闘プラットフォームを生産するようになります。
固有資源:フィラクサイト

・純血
 純血系コロニーの住人たちは、人類が新世界に適応するのではなく、惑星のほうが人類に適応すべきだと考えています。このため、人類の歴史や生理機能を賛美し、それらを保ったうえで惑星のほうを人類の基準に適合させようとします。時代錯誤な身なりを好み、リーダーたちもゆったりとした古典回帰的な服装です。一方、最先端装備は、新奇な戦闘スーツや車両が中心となります。
固有資源:浮遊石

・調和
 調和アフィニティーは、遺伝子の組み換えや改変によって、人類を新惑星の在来種へと変化させることを目指します。異星の生態系を理解し、これに同化することで生存しようとする派閥です。調和アフィニティーが進むと、リーダーたちは輝く衣服を身に着け、インプラント技術で高度なオーグメンテーションを受けた姿になります。ゲーム終盤では、惑星在来の生命体を自ら生産できるようになります。
固有資源:ゼノマス

・ステーションについて
 従来の『Civilization』シリーズの都市国家と同様、ステーションは単一の機能に特化した独立の集落です。クエストステーションでは、特定の条件を満たすと報酬を受け取ることができます。軍事ステーションは、アップグレードや完成済みユニットを提供してくれます。生産ステーションでは資源を獲得できます。ただし、ステーションは敵から攻撃を受けると破壊されるため、防衛が必要です。

・諜報活動
 諜報局を設立すれば、敵対都市に諜報員を派遣して諜報活動ができます。諜報員は派遣から数ターンのちに目的地に到着し、陰謀の準備を始めます。陰謀レベルが高いほど危険な行動が可能となり、その活動の内容は監視や密輸といったものから恐ろしいシージワームを呼び寄せる誘因の設置まで多岐にわたります。諜報活動を支援する軌道ユニットや遺産も存在するほか、ARC(アメリカン・リクラメーション・コーポレーション)派閥は諜報活動ボーナスを獲得できます。

画像集#003のサムネイル/「Civilization: Beyond Earth」の日本語吹き替えトレイラーが公開。杉田智和さんのナレーションで背景設定を把握しテンションを最大まで高めるべし

○新登場のシステム
・テクノロジーウェブ
 「テクノロジーは文明のエンジン」 − デイビッド・マクドナー(共同リードデザイナー)共同リードデザイナーのデイビッド・マクドナーは、次のように述べています。「『テクノロジーウェブ』は、このゲームにおいて恐らく最も大きな変更点でしょう。テクノロジーは文明のエンジンですが、本作ではまだ現実世界で生み出されていないテクノロジーを用いて、未知なる未来へと進んでいくことになります…」起こりうる人類の未来のパターンをすべて描くというのは、一筋縄ではいかない作業です。携帯電話の普及やデータの遍在化が、これほど早く実現するとは誰が予想できたでしょう? そこで、従来のツリーの代わりに、本作では相互に連結しあった「ウェブ」の中心からゲームを開始することにしました。中心の近くには私たちにもなじみのあるテクノロジーがあり、末端にはより未来的な技術が配置されています。

 主要な概念テクノロジーには、それぞれ枝に葉がつくような形で、小規模な実用的技術が付属しています。枝の部分を研究すれば、関連技術の研究費用が安くなり、アフィニティーへの影響も大きくなる傾向があります。とはいえ、ウェブ構造のため、横方向へ進むこともできます。つまり、新テクノロジーをアンロックしたら必ずしも上に向かう必要はなく、横や、ときには下方向へ進むことも可能です。ただし、ウェブはとても大きく、1周のプレイですべてをアンロックすることはできないため、慎重に選択することをおすすめします。

・軌道レイヤー
 「ショーの主役は、いつでも地上です。軌道レイヤーは、眼下で繰り広げられるドラマに華を添える助演なのです」−ウィル・ミラー(共同リードデザイナー)『Civilization: Beyond Earth』で最も目立つビジュアル上の変化は、ゲーム序盤に衛星を打ち上げると見ることができます。衛星は強力な静止ユニットで、軌道レイヤーにしばらくとどまります。軌道レイヤーは六角形のタイルを並べたグリッドで、地上レイヤーに並列しています。各タイルには軌道ユニットを1基だけ配置できますが、すでに打ち上げてある衛星の効果範囲内に新たな軌道ユニットを打ち上げることはできません。軌道レイヤー上の衛星は、眼下の地上レイヤーに対し、攻撃、防御、支援を行うことができます。例えば、気候を制御する「ウェザーコントローラー」は直下のタイルに食料生産ボーナスを付与し、「千里眼衛星」は効果範囲内での諜報活動を防ぎます。また、軍事衛星を使えば地上ユニットの爆撃も可能なほか、瘴気の除去または生成を行うもの、タイルを一時的に改良するもの、効果範囲内でユニットを簡単に移動させるものなどもあります。軌道から外れた衛星は地表に墜落することがあり、エクスプローラーはこうした墜落衛星をさまざまな用途に利用できます。

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○リーダー
・サマタール・ジャマ・バレー
人民アフリカ連合
ボーナス:発展中の「健康」な都市での食料産出+10%
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 「我々が子どもたちを育てるのは、ここ地球での出来事を語り継ぐためだ。毎晩、眠る前に言い聞かせてやりなさい。アフリカを思い出せと。銃を持った男たちが、おまえたちの人権を奪いに来ると」

 アフリカ連合の「クブワ・ミョンバ(スワヒリ語で「大叔父」の意)」と呼ばれるバレーの出自は、謎に包まれています。確かなのは、ソマリアの貧困と暴力の中で育ち、その後、アフリカ連合の軍隊に参加したということです。30年以上にわたって軍部と在野を行き来してきたこの男は、当初は、「慈善の精神にあふれるが、上の空」という印象の人物でした。しかし、アフリカの「種まき」計画を実現させるため、持ち前の外交力と、良識と、密かに隠し持った非情さによって、アフリカの多言語諸文化を徐々にまとめ上げました。元平和維持活動家の経歴を持つバレーの得意分野は、外交、味方勢力の成長、および健康の促進です。反面、効率的な生産性の確保にはあまり秀でておらず、ビジネスに関しては全くの素人です。

・スザンヌ・フィールディング
ARC(アメリカン・リクラメーション・コーポレーション)
ボーナス:諜報活動の速度と陰謀上昇率+25%
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 「アメリカの歴史は、数ある民間企業の成功の歴史の1つであり、ARCはその筆頭です。我々は、自由と所有という4世紀にもわたる伝統と、西洋文明の栄華がもたらした遺産の継承者です。ARCは、この伝統を未来へと引き継ぐ役割を果たしていく所存です」

 父親の工具店の経営から始まり、遂には全世界をまたにかけるアメリカン・リクラメーション・コーポレーションの代表者にまで登り詰めたスザンヌ・フィールディングですが、彼女にとって、それはごく当然の流れでした。テキサスに生まれたスザンヌは、傑出した理数系の能力と政治力を駆使し、出世街道をひた走ります。大学で優秀な成績を収めた後、ARCに入社すると、瞬く間にCFO、そしてCEOへと昇進しました。スザンヌを最高経営責任者に据えたARCは、全世界の金融市場を席巻するまでに成長。次なる目標は当然、新世界における覇権を手中に収めることに他なりません。

・ダオミン・ソチュア
パン・アジア連盟
ボーナス:遺産の生産性+10% 、ワーカーの速度+25%
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 「新世界でコロニー群を建設する人々こそが、人類の未来なのです。PACは自らの選択で未来に参画できます。自国の臣民が帝国の国境を越えることを禁じた、中国の歴代皇帝たち。彼らは今や失われた霊廟の中で塵と消え去り、わざわざその名前を覚えようとする者さえいません」

 ダオミン・ソチュアはパン・アジア連盟諸国の代表者で、その所属国と同様に、連盟の後援者です。中国とカンボジアの血を受け継ぎ、両国の伝統を備えた環境で、大学教授の両親に育てられました。10代の初めに大学入学を果たし、30代までに物理学関連の4分野で博士号を取得。エネルギー抽出に関する研究で数多くの国際的な賞を受けた後、連盟宇宙庁による植民地計画のリーダーに抜擢されます。その極端な一意専心ぶりが災いし、コロニー入植者たちからの支持はいまひとつですが、彼女の手腕と献身に敬意を覚えない者はいません。

・カヴィサ・タークル
カヴィサン保護領
ボーナス:前哨地が都市に発展する速度+50%
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 「敵意とは、誤解と恐怖の産物に過ぎません。ビジョンを共有すれば、同胞たちは恒久的な平和を求める勢力となり、私たちに力を与えてくれます。そして、恒久的な平和は実現するでしょう。これが私の言葉です」

 その名が示すとおり、カヴィサン保護領は、そのリーダーであるカヴィサ・タークルにちなんで名付けられました。多くの崇拝者を持つインド人霊能力者の娘であるカヴィサは、その霊的な存在感で、全国民の心をとらえました。信奉者たちは彼女の年齢が200歳以上だと信じており、「大いなる過ち」以前に生まれたと考えています。その真偽はともかく、権力の座に祭りあげられて以来、カヴィサはその威光によって、インド亜大陸の住民たちを人道的および宗教的な目標に専心させてきました。そして「種まき」に参加することで、人類生存の道を示しています。
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