結のほえほえゲーム演説：第126回「2020年にハマったゲーム，アニメ，漫画，それぞれ7〜8作品を選んでみた」

　ごきげんよう。女優・タレントとして活動しております。結です。

　2020年12月12日。師走ですねぇ。2020年も残りわずかとなりました。ということで、私が2020年にハマったエンターテイメント作品をゲーム（スマートフォン用を挙げ出すとそれだけで埋まってしまいかねないので，今回はあえてPCおよび据え置き機限定です），アニメ，漫画という三つのジャンルから，悩みに悩み，それぞれ7〜8のタイトルを選んで紹介していきます。

ゲーム部門

・「ライフ イズ ストレンジ 2」（PC / PlayStation 4 / Xbox One）

　プレイヤーが選ぶ選択肢が，兄弟の運命を決めるアドベンチャーゲーム。なぜ自分はこれを選んだんだろう？　と考えていくうちに，弟や家族に対する想いが深くなっていきます。



・「十三機兵防衛圏」

　こんなに複雑で繊細なSFアドベンチャーは，もう二度と生まれないんじゃないかと思います。それぞれの登場人物視点で謎が一つずつ明かされ，点と点が線になったときの感動は忘れません。



・「FINAL FANTASY VII REMAKE」

　原作では出番の少なかったアバランチのエピソードをていねいに描いてくれて嬉しかったです。彼らに愛着を抱けば抱くほど，この先に待っている展開が怖くもありました。早く続きがプレイしたいですね。



・「グノーシア」（Nintendo Switch / PlayStation Vita）

　人狼をコミュニケーションツールとして描いてくれた作品。役割を演じている登場人物に対し，信頼関係が生まれます。ループを繰り返して物語の結末にたどりつく展開を，プレイヤーが身をもって体験する発想が素晴らしいです。



・「Among us」（PC / iOS / Android）

　人狼的ゲームでありつつも，人狼経験の有無にほぼ左右されずワチャワチャ楽しめるのが良いですね。一緒に遊んでくれるプレイヤーが増え続けてほしいので，今後のアップデートにも期待してます。



・「Chinese Parents」（PC / Mac / Nintendo Switch）

　我が子を育て，お受験バトルを勝ち抜く作品。思いがけず何十周もしてしまいました。両親のメンツを保つ「メンツバトル」のばかばかしさがたまらないです。



・「桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番！〜」

　幾多の理不尽を実力でねじふせられたときの達成感は，半端なものじゃないですね。物件駅の食べ物がどれも美味しそうで，プレイ中にお腹が空いてしまうのが悩みのタネです。

アニメ部門

・「映像研には手を出すな！」

　生きていくうえで絶対に曲げられない正義を，そっと肯定してくれる作品です。個人的には，NHKで映像研の魅力を語る番組に出演させていただいたのも思い出深いです。


・「推しが武道館いってくれたら死ぬ」

　売れない女性アイドルグループを，全力で推している女オタクの物語。女性オタクが女性を推す，ってどういうこと？　って，私もよく聞かれるんですが，この作品を見てもらえれば伝わる気がします。


・「キングダム」（第3シリーズ）

　歴史モノでありながら，フィクションとノンフィクションの良いところどりをしている作品。敵味方それぞれの視点がバシバシ切り替わる，群像劇としての良さが出ているのが，函谷関の戦いだと思います。残念ながら放送が中断されてしまっていますが，来春の再開が楽しみです。


・「日本沈没2020」

　小松左京さん原作の「日本沈没」を初めてアニメ化した作品。賛否両論ありましたが，私は圧倒的に賛です。物語が進むにつれ，リアリズムとエンターテイメントの境目が，どんどん分からなくなってくのが最高でした。


・「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」

　幼少期，この物語に惹かれたのは，間違ってなかったんだ……という気持ちに毎週させてくれる作品。新しく主人公ダイを演じる，声優の種崎敦美さんも素晴らしいです。


・「BNA ビー・エヌ・エー」

　トリガーの最新作。どこか90年代を彷彿とさせる色調や，EDテーマが印象的な作品です。差別問題を描くストレートな作品メッセージと，アニメーションの爽快感の相性が抜群。


・「フルーツバスケット」

　かの有名な少女漫画の再アニメ化。触れたら壊れてしまいそうにはかない物語が，愛情を持ってていねいに描かれています。


・「アクダマドライブ」

　ダンガンロンパの小高和剛さんによるオリジナルアニメ。現在放送中ですが，小高さんらしい展開に目が離せません。緒方恵美さん演じる女医が好きです。

漫画部門

・「チェンソーマン」

　これ本当に「週刊少年ジャンプ」の連載作品なの？　と疑いたくなるようなダークヒーロー物語。魅力的なキャラクター達がわんさか登場してはバッタバッタと死んでいきます。このスピード感が素晴らしいです。


・「カラオケ行こ！」

　ひょんなことからヤクザと青年が出会ってカラオケに行く，ただそれだけの話なのになぜか面白いです。読み終わると，カラオケで「紅」を歌いたくなります。


・「あげくの果てのカノン」

　女性主人公のセカイ系作品として，これ以上のものを知りません。読み進めるにつれて胃が重くなります。最高です。


・「往生際の意味を知れ！」

　妊娠＆出産したい元カノのドキュメンタリームービーを撮る，トンデモ物語。まだまだ油断出来ない展開が続きそうです。


・「推しの子」

　第1巻のラストで「こういう物語だったんかーーい！」って大声でツッコミたくなる作品。素晴らしいタイトル回収。2020年らしい感情がたっぷり盛り込まれています。


・「娘の友達」

　娘の友達に誘惑されちゃう真面目なお父さんのお話。最初は可愛いな？　と思ってた娘の友達が，どんどん怖い存在に思えてきます……。


・「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い！」

　友達のいない孤独な主人公がひねくれまくる話……のはずだったんですが，最近は主人公に友達が増えまくっています。友達ができてもなお，人との距離感を意識しすぎてしまい，こじらせる主人公に共感が止まりません。


・「九龍ジェネリックロマンス」

　巨大高層コンクリートスラムともいわれる街で静かに生活する男女の，謎多きラブストーリー。人やモノに抱く懐かしさという感情について考えさせられる作品です。


　気になる作品があればぜひチェックしてみてくださいね。来年はどんな作品に出会えるでしょうか。

最近プレイしているゲーム（2020/12/12）
Steam:「Among Us」
PlayStation 4：「GUILTY GEAR Xrd REV 2」
Nintendo Switch：「桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番！〜」
PC：「インペリアル サガ エクリプス」
iOS：「ロマンシング サガ リ・ユニバース」
iOS：「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」

■■結（女優・タレント）■■
女優・タレントとして活動中。国内映画祭にて主演女優賞を多数受賞。幼少期からのゲーム好きが高じ，数多くのゲーム番組でMCを務め，イトキチ（糸吉）の愛称で親しまれている。

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