横スクロールアクション「Aerial_Knight’s Never Yield」が2021年2月3日に発売。スタイリッシュで超高速な3Dプラットフォームアクション

　HeadUp Gamesはgamescom 2020にて，デトロイト在住の個人ゲーム制作者である“Aerial_Knight”ことNiel Jones（ニール・ジョーンズ）氏が手掛ける「Aerial_Knight’s Never Yield」を，PC向けで2021年2月3日にリリースすると発表した。


　本作は，黒人系アメリカ人青年の主人公Wallyが，自分の未来を救うべく，過去のアイテムを回収するために走り続けるという，公式解説だけでは少し分かりずらいストーリーのアクションゲームで，日本語の看板も並ぶ未来的なディストピアを舞台にしている様子だ。
　キャラクターは常に左から右へと走っていく横スクロールタイプとなっており，敵の銃撃や様々な障害物を高速で乗り越える，いわゆる“エンドレスランナー”と言われるプラットフォームアクションだ。


　ジャンプ，スライド，ダッシュといったアクションを加えて軽快なパルクールを行えるだけでなく，アニメ風のカットシーンや「チェックポイント」などカタカナ表記されている部分に日本へのリスペクトも感じられる作風が気になるところ。ジャズを取り入れたオーガニックなヒップホップサウンドは，ローカルアーティストの“Danime-Sama”が提供しているという。


　Jones氏は，これまでUnity 3Dを独学で勉強しながら，3Dアートからインタフェースやレベルデザイン，ビジュアル効果やアニメーション，そしてオプティマイゼーションや開発費用の捻出まで，まったく他人の手を借りずに続けてきたという努力家だ。
　うれしいのは，英語を含めて3言語にしか対応していない状態で，日本語がしっかりと含まれているということだが，アニメとヒップホップ，そしてパルクールを加えた作風に興味があるという人なら，Steamストアページでウィッシュリストに追加しておくと良いだろう。
　なお，新たに公開されたトレイラーには，PS5とXbox Series Xのロゴが入っており，次世代コンシューマ機でもリリースされるようだ。具体的な発売時期など，こちらの続報にも期待しよう。

「Aerial_Knight’s Never Yield」公式サイト