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印刷2022/09/18 17:40

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[TGS2022]罪悪共鳴残酷RPG 「Limbus Company」の最新情報が公開。戦闘システムやダンジョン探索の詳細が明らかになるもまだまだ要素はありそうだ

 ProjectMoonは,東京ゲームショウ2022の公式配信にて,2022年冬のサービス開始を予定する罪悪共鳴残酷RPG「Limbus Company」(PC / iOS / Android) に関する最新情報を公開した。
 独特の世界観が目を惹く本作だが,今回の配信では,世界観だけでなく,戦闘やダンジョンについても詳しいシステムが明らかとなった。本稿では,その内容をまとめて紹介しよう。

Limbus Company
画像集 No.001のサムネイル画像 / [TGS2022]罪悪共鳴残酷RPG 「Limbus Company」の最新情報が公開。戦闘システムやダンジョン探索の詳細が明らかになるもまだまだ要素はありそうだ

 プレイヤーは,12人の囚人の管理人であり,囚人たちを指揮して「黄金の枝」と呼ばれるアイテムを探す旅に出る。本作の舞台は,26の区域に分かれる巨大な都市で,区域ごとに気候や地形,科学レベル,文化の違いがあるという。また,具体的な解説はなかったが,区域によって異なる規則と禁忌があるとのことだった。

区域にはアルファベットが割り振られている
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 26の区域を旅する間に,12人の囚人それぞれが抱える物語や事件などを経て,全貌が見えてくるようだが,ストーリーについては謎だらけのままだ。

12人の囚人。みんな何か大変そうな背景をもっていそうなただずまい
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 また,本作は「Lobotomy Corporation」や,「Library Of Ruina」といったProjectMoonの過去作品とリンクしている。「過去作やってないと楽しめないの?」と思ってしまいそうだが,ストーリー概要を見る限り,Limbus Companyからはじめても追いつけるようだ。筆者も初見だけど「面白そうなゲームだなー!」と思う。


 黄金の枝は,ゲームシステムの根幹に近いもののようだ。過去作にも登場する「ロボトミーコーポレーション」が持っていた技術の結晶であり,巨大な都市のあちこちにある支部の廃墟に隠されている。
 ロボトミーコーポレーションはかつて,幻想体という怪物からエネルギーを生産する会社だった。しかし,ある事件により没落してしまい,幻想体は廃墟となった建物内をいまだに徘徊している。
 プレイヤーは,囚人たちを指揮して幻想体を撃破しつつ,黄金の枝を探すことになる。ただし,幻想体はかなりの強敵のようだ。加えて,プレイヤー以外にも黄金の枝を狙う勢力があるとのこと。

 幻想体や黄金の枝を狙う勢力といった敵と戦うには,戦力が必要だ。Limbus Companyでは,無数にある「鏡の世界」から「人格」を借りる技術を用意しているという。また,幻想体から「E.G.O」と呼ばれる装備を取り出す技術もある。「E.G.O」を囚人に装備することで,強力な敵も倒せるだろうと紹介していた。


なにかと要素が多そうな戦闘システムを紹介


 続いては,戦闘システムの紹介だ。戦闘は12人の囚人のから6人を選出して,各囚人のスキルを選択して戦う広義のターン制コマンドバトルになる。
 戦闘には,人型の敵を相手にする「一般戦闘」と,幻想体と戦う「幻想体戦闘」という2種類があるようだ。まずは,一般戦闘から見ていこう。

 一般戦闘では,画面下部にあるパネルに表示されるスキルアイコンを,左から右につなげていく仕組みだ。「人格」が持つスキルはコインの形で構成されており,使用前にコイントスを行う。表が出るか裏が出るかで威力と効果が変わるという。

一般戦闘の画面。プレイヤーサイドは左になる。画面下部にあるパネルからスキルを,左から右につなげていくと戦闘が始まる
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「人格」が持つスキルは,コインで構成されている。コインの表裏で威力などが変化するのため,戦闘展開に大きく影響するようだが,放送の説明では不明な点が多かった
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 スキルにはそれぞれ色が設定されており,同色のスキルを使用すると「罪悪共鳴」が発生し,ダメージが増加する。同色のスキルを連続して3つ以上つなげると発生する「完全共鳴」では,大幅にダメージがアップするという。状況を見つつ,共鳴を狙っていくと,戦闘を有利に進めやすくといった具合だ。

スキルには色が設定されている
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共鳴を活用することで,戦闘が有利に進みそうだ
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 また,敵側もスキルを使ってくるようで,味方のスキルと敵のスキルが同じタイミングぶつかる場合に,戦闘開始後に「マッチ」と呼ばれるイベントが発生する。スキルの強さや運によりマッチの勝敗が決まり,マッチに負けるとスキルの使用が取り消されるという。

マッチに勝敗によって,スキルが発動するかが決まる
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 また,「人格」には精神力を示す数値があり,精神力が多いと,コイントスのときに表が出やすくなるといった影響を及ぼす。また,戦闘の状況によっても精神力は増減する。なお,精神力が低くなると,混乱状態になったり,「E.G.O」に浸食されたりして,指揮ができなくなるデメリットが生じるという。

キャラクターの右下にある球体が「人格」の精神力を示す。精神力が多い状態だと,コインの表面が出る確率が高くなり,精神力が減ると確率ダウンする。精神力の増減は戦闘状況によっても変化する
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精神力が最小値になると,混乱状態になったり,「E.G.O」に浸食され指揮ができなくなったりするなどのデメリットが生じる
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 Limbus Companyの戦闘は要素が多く,とても複雑に見える。プレイレポート(関連記事)によると,「直感的にプレイして,戦闘を観覧する」ことを重視した設計になっているという。攻撃の選択方法も「マッチの勝率」と「ダメージ量」をベースとした自動選択機能も利用できるそうだ。うん,配信番組ではそこは触れられていなかった。

 公式番組では,戦闘システムを解説した後に,解説ナシの戦闘シーンが流れる構成となっている。よく分からんと思ったら,解説パートに戻ろう。筆者も何度か巻き戻ってシステムを確認したが,実際にプレイしてみないとなんとも言えないところだ。ところで「人格」に関する具体体な説明がなかったのだが,囚人のバフ要素と考えてよろしいのかしら。



ストーリーダンジョンと幻想体戦闘


 章立てのストーリーの最後は,ストーリーダンジョンが出現する。ダンジョンを1マスずつ移動する仕組みで,それぞれのマスで一般戦闘や幻想体戦闘,特殊選択肢といったイベントが発生するという。それらを乗り切って最奥にある黄金の枝を回収することで,目的達成となる。

ストーリーダンジョンの中。マスごとに部屋の名前が用意されている
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 ストーリーダンジョンは,ローグライク方式で,戦闘中で受けたダメージや減少した精神力は,戦闘終了後もそのまま持ち越しとなり,死亡した囚人は復活しない。12人の囚人たちのステータスをチェックしつつ,歩を進めていくわけだ。なお,道中にあるセーブポイントに到達すると,囚人たちの体力と精神力が回復する。

緑のアイコンがセーブポイント。ここでは職員休憩室がセーブポイントになる
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 ストーリーダンジョンで発生する幻想体戦闘は,一般戦闘とはシステムがやや異なる。幻想体には部位の概念があり,スキルごとにどの部位を攻撃するか選ぶ。部位を破壊すると弱体化するのだが,中には部位が再生する幻想体もいるそうだ。
 プレイレポートによると,部位に攻撃することで,幻想体の行動をキャンセルできるといったシステムもあるそうだ。

ボスの上にある〇が部位を示しており,それぞれに囚人のスキルを繋いで攻撃する
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幻想体戦闘の最中には,TRPGのような判定イベントが起こることも
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 幻想体を倒すと「E.G.Oギフト」を得られることがある。これは,特定のダンジョンで,強力な効果が発生するものだ。ストーリーダンジョンの踏破には重要な要素となるのだが,アイテムとあるため,あえて次のストーリーダンジョンのために持ち込む選択もできそうだ。

 キャッチコピーである「罪悪に直面し,E.G.O.を救え。」から推測すると,「E.G.Oギフト」を使用したら潜在的なデメリットが高まりそうな気がするのだが,どうだろうか。



鏡ダンジョン


 メインコンテンツのひとつで,鏡の世界にあるダンジョンを探索するというもの。ストーリーダンジョンと似ているが,ダンジョンはランダム生成で囚人とE.O.Gの強化ができるやり込みコンテンツのようだ。

鏡ダンジョン
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 セーブポイントがないが,到達した階層に応じ手「パトルパス」経験値がもらえるというチャレンジ要素もある。そんな鏡ダンジョンに挑むには,「エンケファリンボックス」が必要だが,1日1回は無料でトライできる仕組みだ。
 また,報酬は得られないが,エンケファリンボックスを消費せずに鏡ダンジョンを探索できるシミュレーションモードもある。こちらで様子見をしてから挑めということだろう。

画面右側にある「シミュレーション」のスイッチをONにすると,エンケファリンボックスを消費せずに,鏡ダンジョンの様子見が可能だ
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 鏡ダンジョンでは,まず,E.G.Oギフトを選び,それから参加する囚人を3人選出して,探索を開始する。E.G.Oギフトの性能が活かせるような「人格」や「E.G.O」を組み合わせることで,ダンジョンが攻略しやすくなるという。
 また,鏡ダンジョン内のイベントルームでは,いくつかの選択肢が表示され,どれを選ぶかでE.G.Oギフトを獲得できたり,逆にペナルティを受けたりする。

 鏡ダンジョン内の戦闘は,一般戦闘と幻想体戦闘に加えて「危険戦闘」と「階層ボス」もある。「危険戦闘」についての紹介はなかった。ただし,E.G.Oギフトは,戦闘でも獲得でき,強い敵との戦闘であるほど,高性能なものをドロップするとのこと。そのため,より深くダンジョンを進むには,避けて通れないだろう。

道中で入手できるE.G.Oギフトは,冒頭に選んだ「E.G.Oギフト」と相性がいいものを積極的に選んでいくと,攻略が楽になるような解説もあった
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 階層ボスは,鏡ダンジョンにいるボスで,撃破することで次の階層に進むか,ダンジョンを抜けるかを選べるという。今回は簡単な紹介に留まっており,まだまだ要素がありそうだ。


 本作の発売は2022年後半,つまりあと3カ月以内になるが,現在はローカライズ真っ最中のようで,スキル関連の名称が不鮮明な部分があった。記事中でも触れているが,公式番組では解説のなかったシステムの存在も明らかになっている。
 サービス開始が迫れば,さらなる情報公開があると思われるので,続報を期待しよう。とりあえず,予習代わりに「Lobotomy Corporation」をプレイしてみようとおもった次第だ。

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 TGS初出展のProject Moonは「Limbus Company」体験版を2種類出展しており,スマホ版では「一般戦闘」,PC版では「幻想体戦闘」を体験できる。戦闘を構成する要素は過去作と同様に複雑なのだが,本作では簡略化されたプレイスタイルも選べて,サクサクと楽しむことが可能だ。まあ,恐らく死ぬときもサクサクなのだが。

[2022/09/15 22:49]

「Limbus Company」公式サイト

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