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[プレイレポ]オープンワールド的要素を持ったメトロイドヴァニア!?「Venture to the Vile」デモ版の第2弾では,新たなステージがお目見え
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印刷2023/10/10 14:55

プレイレポート

[プレイレポ]オープンワールド的要素を持ったメトロイドヴァニア!?「Venture to the Vile」デモ版の第2弾では,新たなステージがお目見え

 アニプレックスが,2024年にリリースを予定している「Venture to the Vile」。昨日(2023年10月9日)から開催されている「Steam Nextフェス」に合わせて,新たなデモ版が配信されたので,そのプレイレポートをお届けする。

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 本作は,カナダのモントリオールに拠点を置くStudio Cut to Bitsが開発しているアクションゲームだ。主人公は,鹿の仮面を身に着けた謎の人物で,ビクトリア朝風のファンタジー世界を舞台に,敵と戦いフィールドの探索を進めていく。

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 「BitSummit Let's Go!!」のアニプレックスブースに,新作メトロイドヴァニア「Venture to the Vile」デモ版が出展され,来場者の注目を集めていた。まだまだ明かされていない部分が多い作品だが,デモ版のインプレッションプロデューサーインタビューをお届けしよう。

[2023/07/25 15:09]

「Venture to the Vile」公式サイト



さまざまアクションを活かせる新ステージ

“パリィ”は攻撃と守りに大活躍


 今年の「BitSummit Let's Go!!」では,沼地のステージをプレイできたが,今回のデモ版は大きな教会の内部を探索できる。
 使用できるアクションは,2段ジャンプ,前方に素早く移動するビーストダッシュ,特定のポイントに腕から出したツタのようなもので捕まり移動できるグラップル。今回は最初から使えるビーストダッシュは,進行方向に方向キーを入れながら発動すれば,影のような残像とともに前へとダッシュし,方向キーの入力をせず発動すると,バックステップになる。

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ビーストダッシュは,敵の攻撃を避けたり,2段ジャンプの後に使うことで飛距離を伸ばしたりと,さまざまな場面で使える便利なアクションだ

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特にチュートリアルメッセージはなかったものの,前回のデモに登場したウォールジャンプも使うことができた。しかし今回のステージでは,使う機会はなさそうだ

 攻撃は,自身の腕にある大きな爪で行う。この爪は,怪物の一部を吸収して変化させたもの。通常攻撃のほか,敵のモーションにあわせ発動することで,攻撃を弾きつつ強力な一撃をお見舞いする“パリィ”も使用できる。使いこなせれば頼もしい攻略の味方になりそうなパリィは,今回,鳥の形をした敵の急降下攻撃に対して活躍してくれた。

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敵の攻撃とタイミングを合わせ発動させる“パリィ”。敵の攻撃の予備動作は分かりやすいので,落ち着いて動きを見れば,さほど難しくない。タイミングもシビア過ぎないので,キメると気持ちいい

 画面左上に見える心臓の形をしたものは体力ゲージで,その下にあるフラスコの形をしたものは回復薬の残量だ。セーブと各種ゲージの回復は,マップに点在するテントで行える。

 なお前回のデモ版にも登場した“オレンジ色の結晶”は,敵を倒したり,地面から生えている植物のようなものを壊したりすると入手できるが,今回も用途は不明であった。集めることで,レベルアップやスキルアップできたり,ゲーム内通貨として使えたりするのだろうか。

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敵を倒すと,バラバラとこぼれてくる結晶。現時点では用途がないと分かってはいても,集めるのが楽しい

 本作の大きな特徴は,奥や手前に移動できる奥行きあるステージ構成だろう。探索の途中,進路が閉ざされていることがあるが,今いるフィールドの奥や手前に進むことで新たなルートが開けることもある。
 今回のステージは,屋敷の奥と手前の二階層に分かれている。障害物が邪魔をして進めない場所では,別の場所から周りこんでレバーを引くと,閉ざされていた扉が開き先に進めるようになることもあった。

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ステージに奥行きがあることで,見た目以上のボリュームがある

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正しく滑車を動かして足場を作るギミックも

 マップの奥行きによって生まれる情報量の多さは,プレイを充実させてくれる。“背景として見えていれば,いずれ行くことができる”ということが,次々に攻略の目標を見つけ,高いテンションを保ち続けることにつながるからだ。
 今回は体験できなかったが,昼夜のサイクル天候変化により,出現する敵,アイテム,NPCの種類・配置なども変わってくるという。また,サブイベントやNPCも豊富に配置され,プレイヤーが能動的に世界を探索していけるオープンワールド的な要素を取り入れているそうだ。
 このような“メトロイドヴァニア”と“オープンワールド”という組み合わせは,今までにあまりなかったのではないだろうか。

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今回のボスは,チョウチンアンコウのような巨大な敵。追いかけてくるボスから,より高いところへどんどん逃げていくという,手に汗握る展開も

まだまだ謎の多い,魅力的な世界の一端を見てみよう


 ストーリーの導入部は,凶悪な敵である「ヴァイル」の力を得た主人公が,親友“エラ”を探して旅に出かけるというものだ。英国的でダークな雰囲気は,主人公の着けている鹿の面などの美術からも窺い知れる。
 公式サイトでは,主人公が旅に出るまでのいきさつを含めたトレイラームービーが公開されているので,ぜひ視聴してみてほしい。童話のようなかわいらしさのなかにある,ほの暗い美しさが感じ取れるはずだ。


 ただムービーを見ても,まだ物語の謎は多い。親友・エラの行方はもちろん,主人公だけに発現しているこの能力は何なのだろうか。その謎を解明する一助となるかは不明だが,デモプレイでは,街の住人であったと思われる遺体が2体登場している。彼らはどうやら立派な人物だったようで,丁寧に安置されている。

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ここに安置されている人は, “ジェーン・ジャックドー”というらしい。貧しい人を助けた,心優しい人物だったそうだ。彼女はなぜ亡くなったのだろう

 今回足を踏み入れることができなかったエリアにも,埋葬された遺体の姿が見受けられた。死者となっている彼らは,主人公の冒険にどう関係するのだろうか。こういった演出からも,この世界に対する疑問と興味は尽きない。

 一見するとオーソドックスな2Dアクションゲームだが,立体的なフィールドとオープンワールド要素が効いており,満足感の高いゲーム体験ができる「Venture to the Vile」。不思議な世界や,先が気になる謎の多い物語,高いクオリティの美術も,プレイへのモチベーションを上げる要素だろう。

 まだまだ明らかになっていない点も多いが,今回の短いプレイの中だけでも,探求心と好奇心が掻き立てられた。本作が気になる人は,ぜひ今回のデモ版をプレイしてみてほしい。

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「Venture to the Vile」公式サイト

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