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印刷2026/09/17 07:00

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「BanG Dream! Our Notes(アワーノーツ)」メディア向け体験会レポート。“明るい闇”を描く「millsage」と,苦難を爆音でかき消す「一家Dumb Rock!」が登場

 「BanG Dream!(バンドリ!)」は,“次世代ガールズバンドプロジェクト”を掲げ,アニメやゲーム,ライブなどさまざまなメディアで展開しているシリーズだ。キャラクターを演じる声優陣が,現実でもバンドを結成して音楽活動を行っていることでも知られている。

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 これまでには,リズムゲーム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!(ガルパ)」をはじめとする作品が展開されてきた。2023年以降は,「MyGO!!!!!」「Ave Mujica」「夢限大みゅーたいぷ」といった新たなバンドも登場し,それぞれのメンバーが織り成す人間模様を掘り下げた物語も注目を集めている。

 今回の新作リズムゲーム「BanG Dream! Our Notes(アワーノーツ)」iOS / Android)では,これら3バンドに加え,新バンドの「millsage(ミルサージュ)」「一家Dumb Rock!(いっかだんらん)」が登場する。ジャンルは“撃奏リズム×アドベンチャー”。対応機種はiOS/Android。基本プレイ無料のアイテム課金制でサービスが行われる予定だ。

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 体験会には,バンドリ!プロジェクト総合プロデューサーの根本雄貴氏,本作を開発するフロムトーキョー代表の森川修一氏,開発ディレクターの橋本匠矢氏,アートディレクター/キャラクターデザイナーの信澤 収氏が登壇。「BanG Dream! Our Notes」のコンセプトやゲーム内容について説明した。

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“明るい闇”の「millsage」と,爆音で家族になる「一家Dumb Rock!」。5つのバンドが紡ぐ物語


 森川氏によれば,「BanG Dream! Our Notes」は「新しいバンドリの世界を描く」作品になるという。魅力的なキャラクター表現や,知っている楽曲で遊べるという「ガルパ」の楽しさはそのままに,ドラマ性やリアルな人間描写により重きを置いた作品を目指しているとのことだ。

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 本作で初登場となる新バンド「millsage」と「一家Dumb Rock!」についても,その詳細が明かされた。

 「millsage」は,白を基調としたコスチュームが印象的な,一見すると明るい雰囲気のバンドだ。しかし,そのコンセプトとして掲げられているのは“明るい闇”

 メンバー5人は,いずれも未熟で不器用な“何者かになりたいと思う者たち”。それぞれが矛盾を抱えながら,別れをはじめとしたつらい出来事にも向き合っていく。ストーリーはドラマ性の強いものとなり,驚くような展開も待ち受けているそうだ。

millsage 左から,琴平 凪(CV.結川あさき),浜崎 まほろ(CV.伊駒ゆりえ)汐見 蛍(CV.薬師寺李有),和泉 朋花(CV.咲川ひなの),伊沢 なつめ(CV.千春)
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 森川氏は「(『millsage』のストーリーは)現代の主流になりつつあるストレスのない物語とは逆行するものの,5人が間違えながら進んでいく様は今の10代のリアルではないか」と語った。そんな「millsage」が扱う音楽ジャンルは,マスロックやプログレッシブロックに近い音楽性といえそうだ。

 「millsage」とは対照的に,“振り切ったパワフルさとコミカルさ”で描かれるのが「一家Dumb Rock!」の物語だ。キャッチフレーズは“生活の苦難を爆音でかき消す”。縁あって同じ学生寮で暮らすことになった5人が,共同生活を送りながらバンド活動に励んでいく。

一家Dumb Rock! 左から,矢倉 蓬咲(CV.花宮初奈),梅里 ちえり(CV.菱川花菜),須賀 蕾叶(CV.橘 めい),四宮 寧月(CV.遠野ひかる),馬橋 心玖(CV.涼泉桜花)
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 メンバーはいずれも家庭や生き方に問題を抱えているが,“ファミリー”のために奮闘するなかで,やがて本当の家族のような関係を築いていくという。森川氏は,「(彼女たちの共同生活は)大変そうだが,ちょっと混ざってみたいな」と思ってもらえるような物語を目指していると説明した。音楽ジャンルはファンクやスカで,この点でも「millsage」とは対照的なバンドとなっている。

 もちろん,「MyGO!!!!!」「Ave Mujica」「夢限大みゅーたいぷ」のストーリーも収録される。アニメでおなじみのシーンに加え,その後の物語も描かれるとのこと。サービス開始時点では,各バンド20話ずつ,計100話のストーリーが全キャラクターフルボイスで実装される。オートモードで視聴した場合の総再生時間は,約24時間に達するという。

MyGO!!!!! 左から,千早愛音(CV.立石 凛),長崎そよ(CV.小日向美香),高松 燈(CV.羊宮妃那),椎名立希(CV.林 鼓子),要 楽奈(CV.青木陽菜)
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Ave Mujica 左から,豊川 祥子(CV.高尾奏音),八幡 海鈴(CV.岡田夢以),三角 初華(CV.佐々木李子),祐天寺 にゃむ(CV.米澤 茜),若葉 睦(CV.渡瀬結月)
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夢限大みゅーたいぷ 左から,峰月 律,千石 ユノ,仲町 あられ,藤 都子,宮永 ののか
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最大5人で競う「撃奏ライブ」を体験。カジュアルさと編成の奥深さを両立した対戦プレイ


 ゲーム面の大きな特徴として森川氏が挙げたのが,新たな対戦プレイ「撃奏ライブ」だ。協力プレイを採用するリズムゲームも多い中,本作であえて対戦を導入したのは,登場する5バンドがそれぞれ自分たちの道を進んでいくことをコンセプトとしているためだという。

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 楽曲のプレイ中には3つの「撃奏区間」が設けられており,それぞれで異なるお題に挑戦する。
 「COMBO撃奏」は,ノーツのコンボ数を競うスタンダードなルール。「JUST撃奏」では,撃奏区間中のみ「PERFECT」よりもさらに判定の厳しい「JUST」が出現し,その獲得数を競う。そして「LUCK撃奏」は,その名のとおり運が勝敗を左右するルールだ。うまくプレイを続けることで「抽選ゲージ」が溜まり,最大まで到達すると抽選がスタート。「LUCKY RUSH!!」「SUPER LUCKY!!」「LUCK!」「NO LUCK」の4種類から結果が決まり,より良い結果を引いたプレイヤーが勝利する。

 勝利を目指すうえでは,リズムゲームの腕前だけでなく,キャラクターの育成も重要になるという。とはいえ,対戦要素を備えながらも,プレイヤー同士がパーティー感覚で楽しめるような内容を目指しているとのことだ。

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 ライブシーンを鑑賞できるLive2Dモードでは,キャストが実際に楽器を演奏する姿を参考にしたモーションが用いられており,キャラクターが「3Dと見紛うくらいにヌルヌル動く」(森川氏)という。

 さらに,現実のライブを参考にしたステージセットが背景として再現されるほか,実際のライブスタッフが制作したVJも流れるなど,ライブ演出にもこだわっているとのことだ。

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 会場では,実際にゲームを試遊することができた。端末を横持ちにし,両手の親指でノーツをタップ/フリックしていくという,リズムゲームとしてはオーソドックスで遊びやすい操作方式だ。リズムゲームというジャンルに慣れている人であれば,すぐに楽しめるはずである。

 そして,特筆すべきはやはり「撃奏ライブ」だろう。このモードでは,それぞれの楽曲に3つの「撃奏区間」が設けられている。各区間のお題が「COMBO撃奏」「JUST撃奏」「LUCK撃奏」のどれになるかは楽曲によって異なり,3種類がバランスよく組み込まれているものもあれば,「COMBO撃奏」のみで構成されたものもある。

 自分がプレイしたい楽曲を選んでモードを開始すると,最大5人でのランダムマッチングが行われる。自分でルームを作成し,IDを共有することで,友達同士でのプレイも可能だ。実際にプレイする楽曲は,参加者が選んだ候補のなかからランダムで決定される。3種類の撃奏すべてに対応できるバランス型の編成にするか,得意なルールに合わせた特化型の編成にするかはプレイヤー次第。このあたりには,ちょっとした読み合いの面白さも感じられた。

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 また,対戦だからといって,特別な操作が求められるわけではないのもポイントだ。通常どおりにリズムゲームをプレイしていると,カウントダウンのあとに撃奏区間へ突入する。撃奏区間でも特殊な操作は必要なく,「COMBO撃奏」「JUST撃奏」「LUCK撃奏」それぞれのお題を意識しながら,普段どおりにプレイすればいい。

 楽曲が終了すると,各プレイヤーが獲得したスコアの合計に応じてライブ報酬が決まり,ルームは解散となる。つまり,5人全員が高いスコアを出せれば,そのぶん報酬も豪華になるようだ。1プレイごとのテンポは良く,次へ,また次へと気軽に遊びたくなる仕組みになっている。

 一方で,事前のキャラクター編成には奥深さもありそうだ。たとえば「JUST撃奏」では,「PERFECT」よりもシビアな「JUST」判定を取る必要があるが,キャラクターのなかにはそれをサポートするスキルを持つ者もおり,編成に加えれば「JUST」を取りやすくなる。

 とはいえ,対戦は楽曲1プレイ分で完結するため,1回の勝敗にそこまでこだわる必要もない。カジュアルに遊べる一方で,編成を突き詰める奥深さもある。不思議なバランスの対戦プレイという印象だ。

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 このほか,ストーリーモードでは,動画配信サービスのように読了までの概算時間が表示され,途中で中断しても同じ場所から再開できるなど,自分のペースで物語を楽しめる仕組みが用意されている。実際に触れた「millsage」と「一家Dumb Rock!」のストーリーも,それぞれまったく異なる方向性ながら,続きが気になる内容だった。

 新たな対戦プレイ「撃奏ライブ」をはじめとしたリズムゲームとしての新しい遊びに加え,5つのバンドそれぞれの生き方や人間関係を深く描いていく「BanG Dream! Our Notes」。森川氏が語った「新しいバンドリの世界を描く」という言葉どおり,これまでのシリーズの魅力を受け継ぎながら,新たな一歩を踏み出す作品になりそうだ。2026年9月24日のサービス開始後,5つの音がどのような物語を奏でていくのか,ぜひ自分の目で確かめてほしい。

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