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【PR】Corsairのゲーマー向けマウス「Raptor M45」をとことんテスト。最新世代の光学センサーを搭載する軽量マウスは驚くほど完成度が高かった
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印刷2014/09/13 12:00

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【PR】Corsairのゲーマー向けマウス「Raptor M45」をとことんテスト。最新世代の光学センサーを搭載する軽量マウスは驚くほど完成度が高かった


 いきなりだが,少し昔話をさせてほしい。
 筆者が初めて4Gamerでマウスのレビューを行ったのは2012年2月のことだ。そのとき扱った製品は,最初ということで今でも強く覚えているのだが,Corsairの「Vengeance M60 Performance FPS Laser Gaming Mouse」(以下,Vengeance M60)という製品で,これがまた,重すぎ,“誤爆”しやすいところにボタンがありと,褒めるところがほとんどない製品だった。

Raptor M45 Gaming Mouse
メーカー:Corsair
問い合わせ先:リンクスインターナショナル(販売代理店) 問い合わせフォーム
実勢価格:6000〜6800円程度(※2014年9月13日現在)
Raptor(旧称Raptor Gaming)
 あれから2年半。「CorsairはM60に対して寄せられたフィードバックを受けて,反省すべきところは反省して『Raptor M40 Gaming Mouse』というマウスを仕上げた」という話は聞いていたものの,Raptor M40 Gaming Mouse(以下,Raptor M40)をテストする機会は最後までなかったのだが,そんな筆者のところに,その後継モデルとなる「Raptor M45 Gaming Mouse」(以下,Raptor M45)がやってきたのだ。
 Raptor M45というマウスは,Vengeance M60と基本形状を同じくしているが,その実力は,ゲーマーを納得させるものになっているのだろうか。じっくりチェックしてみたいと思う。


Vengeance M60比で圧倒的に軽いRaptor M45

左サイドの持ちやすさも大きく向上


Vengeance M60
Raptor(旧称Raptor Gaming)
 Raptor M45の本体サイズは実測78(W)×120(D)×40(H)mmと,大きくも小さくもないといったところ。上で「基本形状を同じくしている」と述べたが,Vengeance M60の実測サイズは77(W)×118(D)×39(H)mmなので,測定誤差を加味すると,ほとんど同じと述べていいように思う。実際,ぱっと見た感じだと,Vengeance M60との違いはない。

Raptor M45を,4Gamerの比較用リファレンスマウス「G500 Laser Gaming Mouse」と比較したところ。横幅はそれほど変わらないが,縦幅(奥行き)と高さは明らかに一段小さい
Raptor(旧称Raptor Gaming) Raptor(旧称Raptor Gaming)
Raptor(旧称Raptor Gaming)

本体底面のウエイトシステム(上)と,それを全部取り払ったところ。標準でウエイトシステムは取り付けられているが,どうしても重いマウスを使いたいというのでなければ,購入後,最初にするのは,ウエイトシステムの取り外しということになるだろう。取り外せば一気に軽くなる
Raptor(旧称Raptor Gaming)
Raptor(旧称Raptor Gaming)
 一方,大きく変わったのはもちろん重量だ。Vengeance M60の場合,実測約4.5gの錘(おもり)と,それを固定する金属製のマイナスネジが3セット,合計約20.5gのウエイトを全部取り払った状態でも,ケーブル込みの重量は実測141.5g,ケーブルを重量計からどかせた参考値でも同108.5〜110.5g程度あった。
 Raptor M45にも,Vengeance M60と同じ仕様のウエイトが用意されているのだが,それらを全部取り外した状態のケーブル込み重量は実測約128.5gで,ケーブルを重量計からどかせた参考値は同101〜104g程度と,明らかに軽くなっている。

 実際,ちょっと握ってみただけでも,筐体にアルミ合金を採用するVengeance M60と,ごくごく標準的なプラスチック製筐体となるRaptor M45の重量感は明らかに異なる。Vengeance M60でゲームを長時間プレイしていると,腕がパンパンになっていたので,この変更は素直に嬉しい。

Raptor(旧称Raptor Gaming)
 搭載するセンサーは,Vengeance M60がPixArt Imaging(旧Avago Technologies,以下 PixArt)のレーザータイプ「ADNS-9500」,Raptor M40がPixArtの光学タイプ「ADNS-3090」だったのに対し,Raptor M45では,最近の光学センサー搭載型ゲーマー向けマウスにおける主流的な存在である「PMW3310DH」となっている。
 CorsairはRaptor M45の詳細なスペックを明らかにしていないのだが,PMW3310DHを搭載するという事実と,実機で確認した内容を踏まえるに,Raptor M45の主な仕様は以下のとおりということになるだろう。

●Raptor M45の主なスペック(※一部筆者推測)
  • 基本仕様:光学センサー搭載ワイヤードタイプ
  • ボタン数:7(左右メイン,センタークリック機能付きスクロールホイール,ホイール手前側×2,左メインボタン脇×2)
  • トラッキング速度:130IPS(≒3.3m/s)
  • 最大加速度:30G
  • 画像処理能力:未公開
  • フレームレート:未公開
  • DPI設定:50〜5000DPI(50DPI刻み)
  • USBレポートレート(ポーリングレート):125/250/500/1000Hz
  • データ転送フォーマット:16bit
  • 本体実測サイズ:78(W)×120(D)×40(H)mm
  • 重量:約149g(※ケーブル,ウエイト含む),約136g(※ケーブル含む,ウエイト含まず),101〜104g程度(※参考値。ケーブル,ウエイト含まず)
  • マウスソール:未公開
  • ケーブル長:1.8m
  • 製品保証:2年

左右メインボタンとホイール部に寄ったところ
Raptor(旧称Raptor Gaming)
 左右メインボタンは上面カバーと一体化しているワンピースタイプ。マウスの中央から本体奥側(=前側)のエリアであれば,問題なくクリックできる。
 スクロールホイールの横幅は実測約9mmと大きめで,指と接触するところにはラバーが巻かれている。
 ラバーには約0.5mm間隔で約2mmの溝が掘られており,スクロールは非常に行いやすい。ただ,センタークリックは,押し込むときこそ適度な抵抗感としっかりした感触があるものの,押し返しの力は弱く,正位置に戻るまでのテンポが若干悪く感じられた。

 左側面は,「親指を置くべき場所に配置されており,非常に“誤爆”しやすい」という問題を抱えていた「Sniper Button」――押すごとに標準のDPI設定と専用の低DPI設定を変更できる,例のアレだ――がきれいさっぱりなくなっており,操作時の安定感が格段に向上している。

左サイドは親指を自然に配置できるように湾曲。底面部側は少しずつ広がるスカート状となり,マウスの安定性を高めている
Raptor(旧称Raptor Gaming) Raptor(旧称Raptor Gaming)

Raptor(旧称Raptor Gaming)
 サイドボタンは,そんな左側面のカバーと上面カバーの間に置かれている。ボタンは奥側(=左右メインボタン側)が実測約13mm,手前側(=本体後方側)が同15mmで,幅はいずれも同4mmだ。コンパクトなうえ,サイドカバーとの段差があまりないため,慣れるまではサイドボタンの位置を一瞬探してしまうような事態が発生するかもしれない。ただ,その場合でもSniper Buttonをうっかり押下する心配はないので,安心感が高いといえる。

 一方の右サイドは,奥側は内側へ切れ込み,手前側はわずかに外へ広がっている。指を立てるように右サイドを持つ人からすると,指の腹が凹みに合うので,かなり握りやすいはずだ。

Raptor(旧称Raptor Gaming)
右サイドは,メインボタン側が内側へ切れ込み,マウス後方側が膨らむことで,薬指と小指を自然に置けるようになっている
Raptor(旧称Raptor Gaming)
ちなみにこちらはケーブル。布巻き仕様で,太さは実測約3mmと,なじみやい。引っ張られるような印象もなく,グッドだ


軽くなり,余計なボタンがなくなって

とても握りやすくなったRaptor M45


 実際にRaptor M45を握った感覚も確認しておこう。
 前段で触れたとおり,Sniper Buttonの排除によって,左サイドで親指を置く場所の自由度が上がったわけだが,これによって,どの持ち方をしても,違和感を覚えることはなくなった。また,本体が軽量化を果たしたことで,「この持ち方だと持ち上げたときにマウスがズリ落ちる」という心配も,ほぼ無用になっている。

 以下,写真とともに短評をまとめておくので,参考にしてほしい。

Raptor(旧称Raptor Gaming)
「つまみ持ち」の例。右サイドカバーが左サイドよりも若干短いため,人によっては小指と薬指を前寄りに配置する必要がありそうだが,おおむね問題ない
Raptor(旧称Raptor Gaming)
「つかみ持ち」の例。つまみ持ちとは異なり,気持ち前寄りにグリップすれば,「右サイドカバーが短い問題」はクリアできる。十分握りやすいといえるレベルだ
Raptor(旧称Raptor Gaming)
「かぶせ持ち」の例。とくにこれといった問題点はなく,実に快適だ。Raptor M45にとってベストな持ち方かもしれない
Raptor(旧称Raptor Gaming)
筆者独自の持ち方である「BRZRK持ち」の例。右サイドに配置する指を気持ち前に置けば普通に使える。親指は少し立てた感じがベターか

 個人的には,ボタンが1個なくなっただけで,ここまで握りやすさの評価が変わることに驚いた。「機能が増えるからボタンを配置する」のではなく,「使いやすさを重視してボタンを減らす」ことのほうが,当たり前だが,ゲーム用途ではより大きな意味があるというわけだ。


シンプルな作りの設定ツール

マニュアルを読まずとも利用可能


 Raptor M45はWindowsのクラスドライバで動作する,いわゆるドライバレス仕様のマウスだが,専用のソフトウェアを使用することで,センサーやボタンの設定を細かく行えるようになる。
 ファームウェアとソフトウェアはCorsairのダウンロードページから入手可能。今回は,テスト開始時点の最新版となるファームウェア1.05とソフトウェア1.0.0.4のセットパッケージを入手して導入した。

 ファームウェアの更新とソフトウェアのインストールが終わると,タスクバーに「Corsair Gaming Software」(以下,CGS)のアイコンが表示され,それ以降は,このアイコンからCGSのメインウインドウを開けるようになる。CGSのタブは3つで,標準の「ボタンの割り当て」は,マウス本体にあるボタンの役割を変更したり,マクロを設定したりするための項目で,「パフォーマンスの管理」ではDPIやレポートレートといったセンサーに周りの設定項目,「プロファイルの管理」は設定内容をプロファイルとして保存したり削除したりするための設定項目となる。

「ボタンの割り当て」を開いた状態で開いたメインカバー。ここではボタンの割り当てと,マクロ関連の設定が可能。あと,マウス手前側のCorsairロゴ部に仕込まれたLEDイルミネーションの有効/無効もなぜかここで行える
Raptor(旧称Raptor Gaming)
Raptor(旧称Raptor Gaming)
「パフォーマンスの管理」を開いた状態。アングルスナップやリフトオフディスタンス,レポートレートの設定を行える
Raptor(旧称Raptor Gaming)
リフトオフディスタンスは5段階で設定可能だが,このあたりは後述する

プロファイルの管理画面もシンプルで見やすい
Raptor(旧称Raptor Gaming)
 総じて,CGSの仕様はシンプルだ。一部で日本語のおかしいところもあるが,見れば分かるレベルなので,大きな問題にはならないだろう。
 とくにマニュアルを見たりしなくても,たいていの設定は行えるので,ゲーマー向けマウスに慣れていない人も使いやすいだろうと思う。


光学センサーらしい挙動もあるが

総じてセンサー性能は優秀


 前述のとおり,Raptor M45が搭載する光学センサーは,PixArtのPMW3310DHだ。PMW3310DHを搭載する製品はすでに市場で流通しており,どれもセンサー性能で高い評価を得ているため,Raptor M45にも期待が持てるが,実際のところはどうだろうか。下に示した設定でテストを行いたい。

●テスト環境
  • CPU:Core-i7 4770(定格クロック3.4GHz,最大クロック3.9GHz,4C8T,共有L3キャッシュ容量8MB)
  • マザーボード:GIGA-BYTE TECHNOLOGY GA-Z87X-UD4H(Intel Z87 Express)
    ※マウスのレシーバーはI/Oインタフェース部のUSBポートと直結
  • メインメモリ:PC3-12800 DDR3 SDRAM 8GB×2
  • グラフィックスカード:GIGA-BYTE TECHNOLOGY GV-760OC-2GD(GeForce GTX 760,グラフィックスメモリ容量2GB)
  • ストレージ:SSD(CFD販売「CSSD-S6T128NHG5Q」,Serial ATA 6Gbps,容量128GB)
  • サウンド:オンボード
  • OS:64bit版Windows7 Ultimate+SP1

●テスト時のマウス設定
  • ファームウェアバージョン:1.05
  • CGSバージョン:1.0.0.4
  • DPI設定:50〜5000 DPI(主にデフォルト設定の800 DPIを利用)
  • レポートレート設定:125/250/500/1000Hz(※主にデフォルト設定の1000Hzを利用)
  • Windows側マウス設定「ポインターの速度」:左右中央
  • Windows側マウス設定「ポインターの精度を高める」:無効

Raptor(旧称Raptor Gaming)
 前述のとおり,Raptor M45では,CGSからリフトオフディスタンスを変更できる。
 現在,多種多様なマウスパッドが市場には出回っており,布製やプラスチック製といったタイプの違いだけでなく,表面のテクスチャもそれぞれ異なるわけだが,それによって生じがちな「マウスパッドの表面とセンサーの相性問題」に一定の対策を行えるようになっているわけだ。その意味において,価値のある設定項目といえるだろう。

 CGS上の選択肢は「高く」「中くらい高く」「中くらい」「中くらい低く」「低く」の5つ。率直に述べてこの日本語はどうかという気もするのだが,ともあれ,デフォルトは最もコンサバな「高く」となっている。
 では,変更するとどうなるのか。ARTISANの「隼XSOFT」を用いて,厚さの異なるステンレスプレートを重ねながらチェックした結果は表1のとおりだ。あくまでも隼XSOFT上での参考結果ではあるが,マウスパッド次第では,リニアに変わらないこともあるということだろう。ここは,自分で設定を追い込む必要がありそうである。

表1 CGSからリフトオフディスタンス設定を変更した結果
テスト結果
高く(※最長設定) 1.4mm
中くらい高く 1.1mm
中くらい 1.3mm
中くらい低く 1.3mm
低く(※最短設定) 1.2mm

 続いては,筆者のマウスレビュー記事で恒例となっている,マウスパッドごとのリフトオフディスタンスだが,今回はデフォルトの「高い」に設定のうえ,全14製品で検証してみることにした。その結果が表2だ。

表2 Raptor M45のリフトオフディスタンス検証結果
テスト結果
ARTISAN 隼XSOFT(布系) 1.4mm
ARTISAN 疾風SOFT(布系) 2mm以上
ARTISAN 飛燕MID(布系) 1.9mm
Logicool G440(プラスチック系) 2mm以上
Logicool G240(布系) 2mm以上
Razer Destructor 2(プラスチック系) 2mm以上
Razer Goliathus Control Edition(布系) 1.9mm
Razer Goliathus Speed Edition(布系) 2mm以上
Razer Manticor(金属系) 0.6mm
Razer Sphex(プラスチック系) 2mm以上
SteelSeries 9HD(プラスチック系) 1.7mm
SteelSeries QcK(布系) 2mm
ZOWIE G-TF Speed Version(布系) 1.9mm
ZOWIE Swift(プラスチック系) 1.4mm

 Razer Manticorでのスコアが非常に短いが,PCを再起動させたりと,テストを何度かやり直しても変化はなかったので,Razer Manticorとの相性は異常なほどよいということになる。
 そのほか全体的には,光学センサーらしく,ややバラつく印象がある。ただ,光学センサー搭載マウスとしては標準的ともいえそうだ。

CGSから「角度スナッピング」,つまりはアングルスナップの設定を切り替えながら,Windows標準の「ペイント」で線を描いた結果。上段が直線補正有効時(=「角度スナッピング」チェック時),下段が無効時のものだ。有効化すると若干の補正を感じるものの,くどいレベルではない。ただ,それでもゲーム用途では無効化したほうがいいだろう
Raptor(旧称Raptor Gaming) Raptor(旧称Raptor Gaming)
Raptor(旧称Raptor Gaming) Raptor(旧称Raptor Gaming)

 続いては,今回試験的に導入したツール「MouseTester」を使ってのセンサー挙動検証である。……と書いたものの,現在4Gamerでは,マウスのセンサー挙動検証方法については鋭意検討中だ。そのため,ひとまず,欧米でマウステスターがよく使っているツールを使ってみることにしたが,今後,変更する可能性もある。また,テスト方法を間違えている可能性もあるので,気づいた点があれば,4Gamerの問い合わせフォームから知らせてもらえればと思う。

 ともあれ今回は,Raptor M45のDPI設定を800・1600・2400の3パターンに設定しつつ,レポートレートはデフォルトの1000Hzで固定のうえ,MouseTesterを使ってみることにした。MouseTesterでは,マウスを一定時間左右に振ることで,ネガティブアクセルなど,センサー固有の特性をチェックできる。
 というわけで,下に示した画像は800DPI設定時のものだ。このグラフではY軸のプラス方向が左への移動,マイナス方向が右への移動時におけるそれぞれカウント数,横軸がms(ミリ秒)を示している。
 青い点が実際のカウント,青い波線はそれを正規化したもので,簡単にいうと,点が波線の上に乗っていればいるほどセンサー性能は優れている,ということになるが,800DPI設定時のスコアは,かなり優秀だと述べていいだろう。マウスが停止するところ(=急カーブ)のところで若干のネガティブアクセル(=グラフの点線における上下のブレ)とセンサーの飽和(=点のジャンプ)が見えているものの,破綻はほぼない。

800DPIでのテスト結果。ざっくり見て,ひどい曲線の乱れはない
Raptor(旧称Raptor Gaming)

 では,1600DPIや2400DPI設定時はどうかというと,これまた優秀だ。800DPI設定時と比べると飽和してしまう状況が減っているのも目を引く。

Raptor(旧称Raptor Gaming)
1600DPI設定時。800DPI設定時と比べても綺麗なグラフになっている
Raptor(旧称Raptor Gaming)
2400DPI設定時。波形の乱れはさらに少なくなった印象だ

 実際,ゲームをプレイしていて,ネガティブアクセルなどに起因する違和感を感じることはなかった。定評あるPMW3310DHを搭載するRaptor M45のセンサー性能は,やはり優秀だったというわけだ。


限られたスペースを活かした3層構造

職人芸的な作りはCorsairらしい


 センサーの型番が明らかになっているRaptor M45だが,それでも内部構造は知りたいところ。というわけで分解してみよう。

上面カバーを取り外した状態。ケーブル類が入り組んでいるため,強く引き抜きすぎると問題が生じそうで,ちょっと焦った
Raptor(旧称Raptor Gaming)
 Raptor M45は,底面部にある特殊なネジを2本外すと,上面カバーを上方向へ引き抜けるようになる。その基板は3段(+サイドボタン用基板)構造になっており,本体後方にスペースがほとんどない筐体に必要なものを収めるための工夫が見て取れた。
 いま3段構造と述べたが,具体的には最下段がPMW3310DH搭載の基板で,その上に左右メインボタンを搭載する基板が用意され,上面カバーの裏側にネジ留めされている最上段にはUSBマイクロコントローラとスクロールホイールが乗っていた。それとは別に,サイドボタンの乗る小型基板も用意される格好だ。

Raptor(旧称Raptor Gaming)
最下段で,筐体の底面部にネジ留めされていた基板には,PMW3310DHとレンズユニットが搭載されている
Raptor(旧称Raptor Gaming)
こちらが中段の基板。左右メインボタン用スイッチはオムロン製のD2CF-F-7N(10M)だった。センタークリック用は型番分からず
Raptor(旧称Raptor Gaming)
USBマイクロコントローラはFreescale Semiconductorの「MC9S08JM3」だった
Raptor(旧称Raptor Gaming)
サイドボタンは楕円に「W」マーク入り。現時点でメーカー名は未詳だ

 内部はもう純粋に「よくもまあ,これだけ狭いスペースに詰め込んだなあ」といった感じ。ケーブル類は元に戻すのも一苦労だったほどで,いかにもCorsairらしい職人芸的な作りに感服した次第である。


マイナスイメージを完全払拭

Raptor M45の完成度は文句なしに高い


Raptor(旧称Raptor Gaming)
 以上,筆者にとって2年半ぶりとなるCorsairのマウスを試してみたわけだが,とくに強い印象の残っているVengeance M60と同じ筐体デザインを採用しつつ,ここまで特性が変わり,しかもそれが総じてうまくいっているという点には,本当に驚いた。これがCorsairの技術力ということなのだろう。
 軽く,自然体で持てるため,腕に与えるストレスは限りなく少なくなり,また,最新世代で定評のある光学センサーを採用したことで,挙動も申し分なくなっている。

 実勢価格は6000〜6800円程度とまずまず。コンパクトで持ち方を問わず,センサーの信頼性が高いマウスを探しているのであれば,Raptor M45は文句のない選択肢となるだろう。

リンクスインターナショナルのRaptor M45製品情報ページ

Corsair公式Webサイト(英語)



■Raptor M45と一緒に揃えたい

■Corsairのゲーマー向けデバイス


 以上,Raptor M45の評価をお届けしてきたが,Corsairはほかにもゲーマー向け周辺機器を用意しており,一式で揃えることも可能だ。Raptor M45とセットで入手したい製品を,最後にざっと紹介しておこう。

Raptor M45と,Corsairのゲーマー向けデバイス主力モデル
Raptor(旧称Raptor Gaming)

Vengeance K70 Fully Mechanical Gaming Keyboard
  • 実勢価格:1万7000〜2万円程度(2014年9月13日現在)
 ZF Electronics製の「Cherry MX」キースイッチを採用した,日本108キー配列のUSB接続型ワイヤードキーボード。“赤軸”と“青軸”の2モデル展開だ。Nキーロールオーバー対応,誤操作を防止する[Windows]キーロック機能,光り方を調整できるLEDバックライト,手元で操作できる音量&ミュート操作系と,ゲームで必要な機能はひととおり搭載。キートップが本体から浮いたような,独特のデザインも魅力である。

非常にユニークな外観と必要十分の機能を持つVengeance K70。[W/A/S/D]キーと[1〜6]キーは交換用キートップも付属する(※左の写真は交換後)
Raptor(旧称Raptor Gaming) Raptor(旧称Raptor Gaming)

Vengeance 1500 Dolby 7.1 Gaming Headset
  • 実勢価格:1万300〜1万4000円程度(2014年9月13日現在)
Raptor(旧称Raptor Gaming)
 Dolby Labotatoriesの技術に基づいてバーチャル7.1chサラウンドサウンド出力に対応した,USB接続のワイヤードヘッドセット。50mm径スピーカードライバーを採用するエンクロージャ部は,厚さ25mmの大型クッションで,すっぽりと耳を覆うようなデザインになっている。

Vengeance MM600 Dual-sided Gaming Mouse Mat
  • 実勢価格:4600〜5200円程度(2014年9月13日現在)
 352(W)×272(D)×5(H)mmという大型のアルミ製マウスパッド。製品名にもあるとおり,片方の面が滑らかなサーフェスと,もう片方が粗めのサーフェスになっており,滑り重視するときは前者,止まりを重視するときは後者と,切り替えながら使えるのが特徴だ。

滑らかなサーフェス(左)と粗めのサーフェス(右)
Raptor(旧称Raptor Gaming) Raptor(旧称Raptor Gaming)
  • 関連タイトル:

    Raptor(旧称Raptor Gaming)

  • 関連タイトル:

    Corsair Gaming(旧称:Vengeance Gaming)

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