［E3 2006＃166］大ヒット確実なピクサー映画をゲーム化したTHQの「Cars」

　驚異的なクオリティのCG映画を次々と生み出す，ピクサーの劇場版最新作「Cars」（邦題 カーズ）。日本では7月1日に公開されるこの映画のゲーム版「Cars」が，THQから発売される。会場にPC版はなかったが，PC版の発売も6月6日（海外）に予定されているので，紹介しよう。
　「トイ・ストーリー」のジョン・ラセター監督が6年ぶりにメガホンをとったという「カーズ」は，クルマ達が泣き，笑い，生活しているクルマの世界を描いた物語だ。ある日，都会育ちの天才レーサー，ライトニング・マックィーンが，ルート66でつい回り道をしたがために立ち寄った，小さな片田舎ラジエーター・スプリングス。これまでレースで優勝することしか頭になかったマックィーンは，この田舎で出会った不思議なクルマ達との出会いによって，少しずつ心を動かされていく……というストーリーだ。



　ゲームのほうは，映画に登場する10種類のキャラクターが使用可能なレースゲーム。登場キャラクターのボイスは映画と同じキャスティングで，映画と同じ物語を追体験できる。Grand Theft Autoのようなオープンワールドのマップ上に，30種類以上のレースゲームと多数のミニゲームが仕掛けられているのだ。

　2006年3月に発足したばかりというTHQジャパンは，この「カーズ」日本語版の発売が最初のコンテンツとなる。残念ながら発売が予定されているのは各種コンシューマ版のみだが，ピクサーファンにはとても嬉しい話だろう。できることなら，「Titan Quest」や「Compay of Heroes」なども日本で出してもらいたいのだが……。（Kawamura）

※画面写真はすべてプレイステーション2版のものです