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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第142回「死は身近にあるものだから」
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印刷2011/08/11 11:00

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第142回「死は身近にあるものだから」

画像集#001のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第142回「死は身近にあるものだから」

 先日,サッカー元日本代表の松田直樹選手が亡くなったわ。けっこう大きなニュースになっていたので,サッカーに興味がなくても知ってる人は多いと思う。
 先に書いておくけど,私は松田選手のファンだといえるほど,彼について詳しくはないわ。だから,私には松田選手の思い出を語ることができない。でも,2002年の日韓ワールドカップに出場し,日本に熱狂をもたらした選手の一人であることは知っている。
 だから,同い年(学年は一つ上)のプロスポーツ選手が突然亡くなってしまったことに対して,心から冥福を祈ると同時に,月並みだけど「お疲れさまでした」と申し上げることしかできない。きっと松田選手は私のことなんて知らなかっただろうけども。
 それにしても,同い年の方が急逝すると,死というものについて考えさせられるわね。生きている我々は,死というのは意外と身近にあるのだということを,肝に銘じなきゃいけないわ。事故や急病で亡くなった方の多くは,何気ない毎日の中で……例えば朝起きたとき,その日自分が命を落とすことなんてきっと考えていなかったでしょうし。
 でも,急に,そして不意に襲ってくる事故を恐れながら生きていくわけにもいかない。生きている我々にできることと言えば,けっこう狭い範囲に限られている。事故を起こさないよう,事故に巻き込まれないよう努力すること。そして,今を大切に生きること。
 今こうやって私が思って書いていることは,ただのきれいごとかもしれないわね。でも,きれいごとでもなんでも,実際にそう思ってるんだから仕方がない。私はとくに,プロレスなんて野蛮なことを生業にしているから,いつ試合中に命を落としたり,そうでなくても大きな怪我をするか分からないし。
 でも,死ぬつもりで試合をしてはいないし,当然相手を殺すつもりで試合をしてるわけでもない。生きるためにプロレスをやっている。全力でやっている。今を大切に生きているっていう点においては,けっこう誇りを持てるレベルだったりもする。
 私のことを知らない人からすれば,私の誇りなんてどうでもいいことではあるんでしょうけど,この誇りって生きてく上で大事だと私は思うの。結局,どのように生きたかなんて,自己満足だからね。自己満足できるかどうか,言い方を変えれば,自分を満足させてあげられるかどうか。今を大切に生きるって,そういうこだわりのことなんだと思う。もちろん,自己満足っていっても,世の中のルールを守った上でね。
 松田選手だって,きっと誇りを持ってサッカーに取り組んでいたと思うし,もっとサッカーをやりたかったことだろうと思う。それだけに惜しい。重ね重ね,松田選手のご冥福をお祈りいたします。

画像集#003のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第142回「死は身近にあるものだから」
 という重い話から入ってしまったんだけど,なぜ松田選手の話をしたかというと,先日「J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!7 EURO PLUS」(以下,サカつく7)を遊んでいたら,松田選手にまつわるちょっと不思議な出来事があったの。
 サカつく7を――テレビ見ながら,インターネットでネットサーフィンしながら,ご飯を食べながら――ずっとプレイしていたのよ。で,スカウトから松田選手がリストアップされて,獲得したの。その少しあとで松田選手が練習中に倒れたというニュースがテレビで流れたの。
 繰り返すけど,もちろん私は松田選手とは面識もないし,彼は彼で男色ディーノなんてゲイレスラーがいること自体知らなかったでしょう。だから「虫の知らせ」なんて言葉は軽々しくは使えない。でも,不思議なタイミングだったの。きっと,このあまりにも悲しい偶然の出来事を,私は一生忘れないわ。だから何? って聞かれても,それ以上のことはとくには無いんだけど。
 ただ一つ言えるのは,っていうか言いたいのは,ファンの記憶や日本サッカー界の記録とともに,サカつく7の中で松田選手はしっかりと生きているってこと。存在として生きて,しかも輝いている。
 松田選手のファンは,サカつく7をヤってみるといいわよ。これは,オススメという意味ではなく,本当にそう思う。サカつく7という虚実入り交ったサッカーの世界の中で,松田選手は(ほかの選手もだけど)生きている。サッカーゲイムに実名で出演する――それは,松田選手が生前積み上げてきた努力と実績の成果の一つだと私は思うから。なので,是非。

画像集#004のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第142回「死は身近にあるものだから」 画像集#005のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第142回「死は身近にあるものだから」

著者近影
画像集#002のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第142回「死は身近にあるものだから」
 で,ここからはいつものように一ゲイマーとして,サカつく7をプレイした感想を述べるわ。一言で表すと,“サカつく7はいよいよ隙の無いゲイムに育ってしまった”わね。
 正直なところ,一部実名選手の顔グラフィックスが似てない気がするところとか,一部の海外有名選手しかプロフィールを見ることができないところとか,細かい不満もなくはない。でも,それはゲイムとしての本質とは別の不満なの。
 シミュレーションゲイムとして見た場合,今回のサカつくは本当に穴が見当たらない。もちろん個人の好みはあるだろうけど,とにかく遊び続けやすい作りになってるの。
 というのも,今回はポイントを溜めて監督としての能力をアップさせるっていう要素があるから,プレイしながら目標を立てやすいのね。つまり,「次はあのスキルを取ろう」って思いながらプレイできるわけ。といっても,成長は少しずつなのよ。でも,チームとしても監督としても,着実に成長しているってことを実感できる。
 この“成長の実感”こそが,シミュレーションゲイムのだいご味で,サカつく7はサッカーという題材で見事にそれを表現できていると思うわ。この手のシミュレーションが好きな人はプレイしといたほうがいいでしょうね。
 こういうのって,少なからず偏見があると思うのよ。「Jリーグに詳しくないから楽しめない気がする」っていう。でも,大丈夫。選手のことを知らなくてもゲイムとして面白いから。むしろ,Jリーグに詳しいとどうしても――例えば選手の能力に関して,ゲイムを作った側と自分の評価のギャップが出てきてしまったりするじゃない。
 例えば有名どころで言うと,日本代表の遠藤保仁選手に「イケメン」の特徴がついているとか! ……イヤ,遠藤選手がイケメンじゃないって言ってるわけじゃないわよ! イヤホラ,イケメンかどうかってのは個人の好みの要素が多いわけで,一般的な感覚で見たら……遠藤選手って「ガチャピン」という愛称で親しまれてるわけで。イヤ,イケメンじゃないって言ってるわけじゃなくて。ガチャピンはイケメンだという世論が強いならば,まあ謝るわ。私が悪かった。
 ともかく! 要するに,なまじJリーグを知っていると,このようにサカつく7内評価と自己評価ではどうしても差が出てきてしまうってこと。だから私から言わせれば,いっそ選手について知らないほうが,むしろ純粋にゲイムを楽しめる気すらしてるのよ。
 少なくとも,選手について詳しくないことは,ゲイムをプレイする上での障害にはならない。そのことだけは,はっきりと断言しておくわね。シリーズファンは鉄板でヤったほうがいいわよ。あと,前作が好きだった人も。

画像集#006のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第142回「死は身近にあるものだから」 画像集#007のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第142回「死は身近にあるものだから」
画像集#008のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第142回「死は身近にあるものだから」 画像集#009のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第142回「死は身近にあるものだから」

 というわけで,今回は比較的まともにサカつく7をヒヒョってみたわ。これはこれでオススメなんだけど,ここだけの話,実はみんなが気付いていないかもしれないことに,私は気付いてしまったわ。それは,最近しれっと面白いゲイムがいっぱい出ているってこと。
 来週はそんなしれっと面白ゲイムに焦点を当てて紹介していくんでヨロシク! 今回は外は暑いし食欲もないし休みもないし,ついでにお金もないのであっさり目にまた来週!

今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 3:「ワールドサッカー ウイニングイレブン2011
PSP:「J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!7 EURO PLUS
ニンテンドー3DS:「謎惑館 〜音の間に間に〜
Wii:「ファミリーフィッシング
Xbox 360:分かってくれよ

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
夏といえば,ビアガーデンですよ。先週もお伝えしましたが,ディーノ選手が所属するDDTプロレスでは,8月13日(土)まで連日,新木場1st.Ringにて「闘うビアガーデン2011」を開催中です。飲んだり食べたりしながらプロレスを楽しもう! というイベントで,入場料はなんと平日は500円,土曜日だって1000円とお手頃価格になっております。「入場料分は誰にでも楽しんでもらえる自信があるから,たまには来たら? 暑いけど」とディーノ選手は語っていました。
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