［TAIPEI2008＃04］UserJoyで見かけた麻雀ゲーム「搓麻將 Online」どこかで見たようなキャラクターが登場？ その正体とは

　台湾の台北貿易センターで1月24日〜28日まで開催されているTaipei Game Show 2008のUserJoyブースで，ちょっと気になる麻雀ゲーム「搓麻將 Online」を見かけた。

　何が気になったのかというと，その絵柄が，どこかで見かけた何かを想起させたからだ。もったいぶってもなんなので書いてしまうが，それは幻想三国誌シリーズ。ブースで見かけた本作の絵柄が，以前見たようなキャラクターだったため，思わず幻想三国誌シリーズのスピンオフタイトルか？　と気になって足を止めてしまったわけである。


　ちなみに，幻想三国誌といえばUserJoyが開発し，日本ファルコムが日本語版を発売していることで知られるシリーズで，知っている4Gamer読者も多いのではないだろうか。シングルの専用タクティカルRPGで，日本では2作目まで発売されている。

　そんなわけで，この搓麻將 Onlineがどんな麻雀タイトルなのか，ブースを担当している王忠麟氏に聞いてみよう。
　まず，作品に登場するキャラクターについて質問したところ，どうやらこのタイトルを開発しているのが同じUserJoyであり，しかも同じクリエイターの作品なので，似たキャラクターになったのではないかとあっさり答えられてしまう。残念ながらスピンオフ作品だというわけではないらしく，たしかに似てはいるものの，キャラクターの性格や口調などは違うということだった。しかし，本当のところについては王氏も分からないとのことで，もしかするとクリエイターが遊び心で描いたキャラクターなのかも？

　以上のような結果になったのだが，ここで「残念でした」で終わらせずに，麻雀タイトルとしての本作について紹介しておこう。

　搓麻將 Onlineは，基本無料のカジュアルオンラインゲームとして，2007年の12月から正式サービスが始まったばかりの麻雀ゲームだ。プレイヤーには毎日1000点が配布され，それで麻雀勝負を挑み，勝利すれば点数が加算され，上位になればランキングに名前が表示されるというシステムだ。また，1日のプレイが1000点では足りない，もっと点棒が欲しいという人は有料で追加することになる。

　また，いまだに気になるキャラクターは全部で12人用意されており，エモートのように表情が変更できるほか，“リーチ”で格好良い（？）カットインが挿入されたりする。これらのキャラクターの服装などを変更できたりしないのかと尋ねたところ，将来的には有料アイテムとして導入したいという話である。

　このほか，麻雀卓の視点を2Dと3Dに切り替られるという，麻雀ゲームとしては台湾初のシステムがある。相手の表情を見て楽しみたいときは3Dで，相手の河（捨て牌）を，よく確認しておきたいなと思ったときには，2Dにして全体を確認するといった使い方が考えられそうだ。


　日本など海外への展開については，「台湾で人気が出るようであれば，海外展開を考えたい」ということであった。