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期待の新作MMORPG「Dragon\'s Prophet」の開発元,台湾Runewakerを訪問してきた
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印刷2012/12/27 16:03

紹介記事

期待の新作MMORPG「Dragon's Prophet」の開発元,台湾Runewakerを訪問してきた

台湾・台中市にあるRunewakerの入っているビル。金ピカである。モーションキャプチャスタジオなどは別の場所だが,開発部門などはすべてここに集まっている
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 新作MMORPG「Dragon's Prophet」を開発している台湾Runewaker Entertainmentを訪問する機会があったので開発の進捗や現状のゲーム内容を確認してきた。さっそく紹介してみたい。

 最初にRunewakerという会社について書いておこう。Runewakerは台湾のオンラインゲーム開発会社だが,少し特殊な会社でもある。同社が現時点までに制作したゲームは2本,すなわち代表作となるMMORPG「Runes of Magic」(邦題:MysticStone -Runes of Magic-)とブラウザゲーム「Castellan」,そして制作中なのがDragon's Prophetの1本である。
 まださほど多くのタイトルを扱っているわけではないのだが,「比較的ちゃんとした西洋風のMMORPGを作る」という点で特異な位置を占めている会社だ。
 Runes of Magicにしても,別に洋ゲー臭あふれる作品というわけではないので,東洋的なMMORPGのシステムを使って西洋スタイルのMMORPGを作っているといったほうがよいだろうか。普通のアジア産西洋ファンタジー系のMMORPGとの違いを説明するのは難しいのだが,アジア向けに作って欧米でもサービスしているというタイトルとは逆に,欧米でサービスするタイトルをアジアなどでも展開してきており,ゲームの根本的な部分でのアプローチに少し違いが出ている。Runes of Magicについては「これは無料版のWoWだ」と欧州を中心に話題になり,大ヒットを記録している。西洋風ファンタジーのMMORPGはいくらでもあるわけだが,このように高く評価されているアジア産のゲームはほかにない。
 もっとも,ゲーム内容は西洋風だが,東洋で流行している便利システムはしっかり取り込んであり,日本人プレイヤーがプレイする分には不自由はないだろう。わりといいとこ取りのシステムに仕上がっている。

画像集#056のサムネイル/期待の新作MMORPG「Dragon's Prophet」の開発元,台湾Runewakerを訪問してきた

 そんなグローバルで評価されている会社が繰り出す新作,Dragon's Prophetは世界中から注目を集めている。日本ではアエリア,北米ではSony Online Entertainment,欧州ではInfemumによるサービスがすでに決まっており,台湾ではクローズドβテストが繰り返されている。
 ゲームの概要については,以前掲載したインタビュー記事で,かなり紹介してしまっているのだが,ここで改めてDragon's Prophetの特徴をまとめておこう。

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高鉄(台湾高速鉄道)社内から見た台中市。今回初めて訪問したが台北のゴチャゴチャした雰囲気とはまったく違った街並み
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高鉄の台中駅。どうでもいいが,RoyalHostはお弁当屋さんだった。高鉄は乗車中の風景も含めて日本の新幹線そのまんまという感じ

社内を案内してくれた副社長のTony Tang氏(左から3番め)とセールスチームの皆さん。Dragon's Prophet担当のChelsea Lee氏は右から三番め
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 Runewakerのセールス担当Chelsea Lee氏は,Dragon's Prophetの特徴を4点挙げていた。すなわち,高品質なMMORPGであること,ドラゴンが登場すること,アクションタイプの戦闘システムであること,そして広大な空間を自由に冒険できることだ。

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 Dragon's Prophetでは,独自開発のゲームエンジンが使用されており,実際のところ特徴は非常に多いのだが,なによりも「ドラゴン」にこだわっているところが最大の特徴といえるだろう。
 現在,実装されているドラゴンは300種類以上。プレイヤーはフィールドにいるドラゴンを狩って,ペット化することができる。捕らえたドラゴンは,騎乗用に使用できるほか,戦闘に参加させることも可能だ。そのほか,採集や生産でもドラゴンを活用できるという。
 ドラゴンの種類ごとにいろいろ特徴があり,攻撃力の高いもの,足の速いもの,防御力が高いもの,飛行ができるもの,飛行はできないが滑空はできるもの,水中を高速に移動できるものなどが確認できた。
 序盤のエリアではかなり動物っぽいドラゴンもいるのだが,高レベルエリアに行くにつれて,よりドラゴンっぽいドラゴンが出てくるとのこと。ドラゴンと動物の混血種から,純正のドラゴンに近づいていくのだ。もちろん,純血種に近いほど能力も高くなる。

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開発風景。人が少ないのは,お昼寝タイムだから(台湾では一般的らしい)
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デザインや開発部門の机の上は,おなじみの光景。アジア圏だとフィギュアなどが並ぶのはだいたいどこへ行っても同じで,ガンダム率高し。ここも例外ではない。ねんどろいどなどもあちこちに
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作成中のドラゴン。似たデザインのドラゴンも多く存在する。高レベルエリアに行くほど真龍に近い存在となっている
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とにかく楽しいドラゴンの捕獲


捕獲したドラゴンは騎乗用に使用可能。降りた状態で戦闘に参加させることもできる
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 ドラゴンの捕獲には,専用の捕獲スキルを使用する。
 ドラゴンに近寄って捕獲スキルを使うと,プレイヤーキャラクターは自動的に背中に飛び乗ってくれる。すると画面に円が表示されて,その内部に表示されたプレイヤーを示すマーカーが揺れ動く。これをできるだけ円の中央に留めるようにキー操作をするわけだ。時間経過とともにドラゴンの体力がじわじわ減っていくのだが,マーカーが円の枠に達してしまうとプレイヤーの体力が大きく減少してしまう。この我慢比べでプレイヤーが勝利すればドラゴンを捕獲できるわけだ。ときどきドラゴンが大暴れするとマーカーが枠に張り付いてしまうことがあるのだが,そういったときは,Fキーを連打すると離脱できる。
 実際にやってみると捕獲自体はかなり簡単だった。先のエリアに進んで高レベルのドラゴンでも試してみたのだが,乗り移る一瞬に殺されるか,捕獲中に周りのモンスターにやられるかしなければかなり高い確率で成功していた。
 以前のバージョンは,捕獲が難しすぎて誰も捕まえられなかったという話も聞いたので,その反動で甘くなっているものと思われる。序盤はよいのだが,高レベル地域のドラゴンがレベル1のキャラクターにやすやすと捕まってしまうのも問題だろう。このままリリースされるとは思えないが,ほどよい調整に期待したいところだ。

 捕獲は,このゲームの大きな楽しみになりそうだ。ドラゴンには実にさまざまな種類があるので,あちこちを回って変わった種類を探していくだけでも結構楽しい。それに加えて,ドラゴンには,それぞれにランダムでユニークなスキルが用意されており,同じ種類のドラゴンでもさまざまなタイプが存在するとのこと。自分のプレイスタイルに合ったドラゴンを得るまで狩りを続けるというのは,当然の成り行きだ。

ゲーム冒頭のクエストの模様
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 結局,ろくに戦闘もせずにドラゴンを捕まえて回っていたのだが,それだけでもかなり楽しめる。
 なお,フィールドには,爬虫類でもドラゴンの仲間ではないものが存在する。また,あまり爬虫類っぽくないのにドラゴンだというものも存在する。台湾版では,モンスター名の末尾が「〜龍」となっているものはドラゴンだと判断できたのだが,英語版や日本語版ではどうなるのだろうか。また,たまに捕獲できないドラゴンも存在するようだったが,それらは捕獲時に「捕獲できない」旨のメッセージが出てくるので混乱はないだろう。

 捕まえたドラゴンを入れておけるスペースには限りがある。ドラゴンは龍棚というところに保存されるのだが,試遊バージョンの初期時点では3スロットだった。新しいドラゴンを捕まえるには,あらかじめ空きを作っておかなければならない。新しいのを捕まえるたびに,どれをキープするかを悩みつつ管理するのも悪くはないが,これだけドラゴンの豊富なゲームで3スロットは少なすぎる。かつて「リュックでストレスを感じさせるゲームはもう古い!」とぶち上げていたアエリアさんなら,きっとなんとかしてくれると信じておこう。

建築物とそのパーツだけを集めた特殊なマップ。キャラクターを登場させて,スクリプトなどのチェックも可能だ
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サウンドチームの部屋とレコーディングルーム。同社製ゲームで使われている音楽の演奏はドイツのオーケストラが担当している。ドラゴンの鳴き声などは,動物園に行ってサンプリングした素材を加工しているとのこと
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もちろんコンボも。アクションタイプの戦闘システム


 Dragon's Prophetの戦闘は,いわゆるアクション戦闘方式で,最近ではよく見かけるタイプとも言える。W/A/S/Dキーで移動し,マウスの左クリックで通常攻撃,右クリックで少し強い攻撃,あとはキーボードのショートカットでスキルを出していく方式だ。
 ゲームでは,初期マップでも比較的アクティブなモンスターが多いので多少注意が必要になる。戦闘時は,ほかのモンスターに絡まれないように気をつけたい。

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 また,Dragon's Prophetの戦闘システムにはコンボが用意されている。特定のスキルのあとに左クリック・左クリック・右クリックのようにつなげると,出てくる技が変わったりするのが確認できた。
 とはいえ,ほとんど左クリックだけの1・2・3コンボで済ませていたのだが,これだけでも十分戦闘に勝てるのも確かだ。アクション戦闘なので,コンボ自体よりも,位置取りや回避などが重要になるのはいうまでもない。囲まれないように立ち回り,より多くの敵をまとめて攻撃していくのが基本だ。より効率がよい方法を試したければコンボを覚えていくということになるのだろう。

画像集#073のサムネイル/期待の新作MMORPG「Dragon's Prophet」の開発元,台湾Runewakerを訪問してきた
いわゆるボスモンスターも存在する
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サーバーを超えた交流も。新時代のサーバーシステム


 MMORPGでよく言われる「人が多いサーバーでないと,物価も高いし,パーティも組めないからダメだよね」といったことは,Dragon's Prophetにはあまり当てはまらない。オークションなどは全サーバー共通であり,インスタンスダンジョンに行くメンバーは,サーバーを超えて探すことができるのだ。PvPもサーバーを問わずマッチングが行われる。
 じゃあ,逆に同じサーバーでないとできないことは何かと聞くと,PvEだとのこと。MMOエリアでの戦闘は同じサーバーにいる人としか楽しめない。また,新サーバーが追加されても,「新天地でイチからプレイ」といった感じにはならなくなるのだが,トータルで見ればメリットのほうが大きそうだ。


交流エリア「空の城」では攻城戦やハウジングも


 メールやオークションもサーバー間を超えて利用が可能であり,ギルドメンバーですら同じサーバーである必要がない。
 サーバーを超えたプレイヤーの交流の場の中核となるのが「空の島」である。空の島というのは,メインキャッスルを中心にした街で,文字通り空中のあちこちに配置されており,ハウジング用地やPvPアリーナなどもここに用意されている。

 空の島は交流の場であるとともに,領地でもある。メインキャッスルの支配ギルドが収める土地という設定だ。その争奪を行う攻城戦は,定期的に行われることになるとのこと。
 まず,攻城戦に先立って行われるイベントで,城の周りにあるクリスタルタワーを破壊したギルドに翌日の攻城戦参加権が与えられる。クリスタルタワーの数は空の島の規模によって異なり,大きな島ならたくさんのタワーが用意されているという。攻城戦では,防御側のギルドと挑戦者側のギルド達が戦うことになるわけだ。
 対する城の支配ギルドは,街に各種施設を建設して,城の守りを固めることができる。そのための準備期間は2週間とされているが,これで十分なのかは不明なので,実際に攻城戦をやってみて調整していくとのこと。
 支配ギルドが変わると建設されていた施設などは作り直しになる。もっとも,敗戦になる場合には各種施設は破壊し尽くされているだろうとのことだったが。

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 空の城でもう一つ重要なのが,ハウジングである。土地を購入し,自分の家を建てられるのだ。これは,よくあるマイルームシステムのように,部屋の中だけ模様替えするといったものではなく,フィールド上に実際に家を建てていくことが可能なものとなっている。MysticStoneのプレイヤーであれば,室内の模様替えでの自由度の高さは理解してもらえると思うが,あの感じで家そのものを作り上げることが可能なのだ。
 家の外側自体はいくつかのパターンから選択するようなものになる模様だが,構成の自由度が上がれば,かなり楽しくなりそうな要素である。

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配置も自在に変更できる
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もちろん,屋内の模様替えも自由自在
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ありそうでなかった? 実際に汽車が走るゲーム内交通システム


 本作の特徴として挙げておかねばならないものに,「交通システム」がある。これには2種類が用意されている。
 一つは飛空挺のような空中に浮かんだ船であり,いわゆるワープポータルのようなものだ。そばにいる管理人に話しかけることで,別のマップに瞬間移動できる。ムービーでは,ドラゴンと船が戦闘しているようなシーンもあったのだが,現状では船自体は動かないとのこと。

 もう一つの移動手段として用意されているのが鉄道だ。マップ間に張り巡らされた線路を汽車が走り回っているのだ。駅にくると自動的に停車/発車を繰り返すので,停車時に駅のプラットフォームから自由に乗ることができる。見たところ運賃は無料のようだ。
 線路はかなり遠くまで設置されているようなのだが,汽車は基本的に隣の駅との間を往復運行しており,先に行くには着いた駅で隣の路線に乗り換える必要がある。汽車自体は二つの駅の間を往復するだけなのだ。ただし,駅ごとに乗り換えればどんどん先に行くことができる。

駅のホームで待っていると数分で汽車がやってくる
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車内はこんな感じ。飛び降りも可能
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 必ずしも車内に入らなくても乗れるので,ホーム間の連絡橋から汽車の屋根の上に飛び降りたりすれば,そのまま移動も可能だ。移動中の汽車は,通常マップでも運行している様子が確認できる。ゲームで用意された移動手段というと,ワープポータルであることが多いMMORPGではちょっと珍しい光景となっている。

駅の陸橋から屋根に飛び乗るなんてこともできる
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線路を走っている汽車がマップ上からも確認できる
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デザインのチーフだという人の机。写真ではよく見えないが,おっぱいマウスパッドを使っているのは彼一人だった
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 開発中のバージョンをプレイしてみての率直な印象は,荒削りなところが残っているものの,ドラゴンの捕獲やあちこちの散策が素直に楽しいというものだった。井戸の中に降りてみるとダンジョンが広がっていたり,滝の中にトンネルがあったりと冒険心を掻き立ててくれる。

 プレイして少し気になったのは,飛行による移動の自由度が高すぎることだ。現状では,空中にいるプレイヤーを攻撃するモンスターがいないため,飛行できるマップでは,どこまででも行ける。「飛行できるマップでは」と断ったのは,マップには飛行可能なマップとそうでないマップがあるということを意味している。なぜ飛行できるのかについては,ストーリー上の設定があるとのこと。

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 また,MysticStoneと比較するとグラフィックスは格段に進化しているものの,最近の高画質が特長的なUnreal Engine 3やCryENGINE採用のゲームと比肩するところまではきていない。それでもノーマルマッピングが追加されていることで,質感が大きく向上しており,背景世界の描写も十分魅力的なものとなっている。個人的には,もうひと頑張りしてほしい部分だが,世界各国での展開が前提であり,要求スペックを抑える必要もあるため難しいところなのだろう。

ノーマルマッピングの効果。左がオフで右がオンの状態
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 とにかく,サーバーシステムからグラフィックスエンジン,戦闘システムなど,丸ごと新世代を目指して刷新しており,今回紹介した以外でも,いろいろと次世代MMORPGを作ろうという気概が感じられる仕様になっている。2013年には海外,そして日本サービスが開始される予定となっている。期待の次世代MMORPGだけに,じっくりとローカライズに手間をかけてほしいところである。
 なお,アエリアでは,現在同社のゲームのプレイヤーを対象にした「Dragon's Prophet優先抽選キャンペーン」を開催している。一定の条件を満たすと,Dragon's Prophetのクローズドβテスターに優先採用されるというものなので,いち早くゲームに触れてみたい人は活用するとよいだろう。

Dragon's Prophet優先抽選キャンペーン


社内で最も過酷な作業を行うというデバッグチームには,社内で最も眺望のよい部屋があてがわれている。しかし,窓には朝日が眩しいからと新聞紙が貼られていたりする
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