記憶をテーマにしたアクションアドベンチャー，「Remember Me」のサウンド技術を紹介するトレイラー公開

　フランスの新たなデベロッパ，DONTNOD Entertainmentが制作し，カプコンが海外でのパブリッシングを担当するアクションアドベンチャー，「Remember Me」（PC/PlayStation 3/Xbox 360） の最新トレイラーが公開された。2012年8月にドイツで開催されたGamescom 2012で発表されて以来，ほとんど情報が出てこなかった作品だが，変更がなければ海外で2013年5月にリリースされる予定になっている。


　Remember Meは，2084年のパリを舞台に，他人の記憶に自由にアクセスできる特殊能力を持った“メモリーハンター”のNelinが主人公。何かの理由で，彼女を雇っていた企業，Memoreyesによって自分の記憶を消され，さらには政府からも追われる立場になった彼女が，自分の記憶を取り戻すために戦っていくという設定だ。

　本作の特徴といえるのは，Nelinの技をあらかじめつなげてコンボを繰り出すという「Combo Lab」機能で，コンボの数は，実に5万パターンにもおよぶという。さらに映画「ブレードランナー」を思わせるディストピア風な未来像なども注目できる作品になっている。


　公開されたトレイラーで紹介されているのはサウンド周り。本作はサウンドにもこだわった作品になっている様子で，ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を使って収録した重厚な楽曲に，ポストプロセッシングを施し，わざわざ雑音や電子機器の接触音などを入れ込むという挑戦的な試みが紹介されている。

　海外での発売は近いものの，まだ公式ページもオープンしていない本作。日本での展開についても未発表だが，ゲームの持つ独特の雰囲気は非常に気になるところなので，続報を期待したい。