制作陣が語るTVアニメ版制作のきっかけや見どころとは。「スクールガールストライカーズ 新プロジェクト発表会」の模様をレポート

　2016年10月24日，スクウェア・エニックスは，スマートフォンアプリ「スクールガールストライカーズ」（以下，スクスト。iOS / Android）の新プロジェクト発表会を，東京都内で開催した。
　すでに「こちら」の記事でお伝えしているとおり，発表会では，スクストを原作とするTVアニメ「スクールガールストライカーズ Animation Channel」が，2017年1月より放送される予定であることが明らかにされた。

　会場には，スクストでキャラクターを演じる声優の石原夏織さん（美山椿芽役），日高里菜さん（澄原サトカ役），小倉 唯さん（菜森まな役）に加えて，統括プロデューサーを務める水町稔規氏，アニメ版スクストで監督を務める錦織 博氏，同プロデューサーの大澤信博氏が来場し，トークセッションが行われた。本稿では，その模様をお伝えしよう。


　まず話題にあがったのは，アニメ版スクストが誕生するきっかけだ。水町氏によると，アニメ化の話は1年以上前から存在していたとのこと。そこで，さまざまなアニメ作品に携わってきた大澤氏にアプローチをかけたところ，偶然にも，同氏がスクストの大ファンであることが判明。とんとん拍子に話が進み，制作が決定したそうだ。


　続いては，アニメ版スクストの監督に錦織氏を起用した理由に話題が移る。大澤氏は，錦織氏について「可愛い女の子を描かせたら右に出る者はいない」と，その実力を高く評価。さらに，過去の実績や信頼などを鑑みてオファーしたのだという。一方の錦織氏は，「強力で信頼できるスタッフが脇をガッチリと固めているので，二つ返事でOKした」と語っていた。

　さらに大澤氏は，アニメ版の制作について，スクストの重要な要素である“日常”と“バトル”の描写に力を入れつつも，どちらかに偏るのではなく，いいバランスを保ちたいとコメントしていた。キャラクター個々だけではなく，チーム同士のやりとりにもスポットライトを当てていくことも検討しているとのこと。
　この発言を受けて声優陣は，チームでの会話や，キャスト同士の掛け合いが今から楽しみだと，アニメならではの収録ができることに心躍らせていた。

　気になるストーリーの内容は，水町氏曰く，オリジナルといえばオリジナルだが，そうでないといえばそうではない。いい落としどころを作りたいと述べ，明確な回答は避けた。ちなみに，アプリ版のスタッフもアニメの制作に携わっているそうだ。水町氏は，原作の魅力をアニメに置き換えて，そのままの形で観てもらえることが見どころになるのではと，語っていた。

　発表会の終盤では，アニメのオープニングテーマを，スクストに登場するチーム「アルタイル・トルテ」のメンバーが，エンディングテーマを日高里菜さん（澄原サトカ役）と小倉 唯さん（菜森まな役）が歌うことが明らかにされた。CDは2017年1月25日に発売される予定だ。
　このほかにも，インターネットラジオステーション「音泉」でWebラジオがスタートすることや，秋葉原の「SQUARE ENIX CAFE」内で「スクールガールストライカーズ」コラボカフェを実施することも発表された（関連記事）。

「スクールガールストライカーズ Animation Channel」公式サイト

「スクールガールストライカーズ」公式サイト

「スクールガールストライカーズ」ダウンロードページ

「スクールガールストライカーズ」ダウンロードページ