ローマ時代をテーマにした新作RPG「Expeditions: Rome」の制作を発表。2021年後半の発売を予定

　パブリッシャのTHQ Nordicが，新作の歴史RPG「Expeditions: Rome」の制作を発表し，トレイラーを公開した。対応機種はPCで，2021年後半のリリースが予定されている。

「Expeditions: Rome」公式サイト

　開発は，デンマークのコペンハーゲンに本拠を置くLogic Artistsで，彼らが2013年にリリースした「Expeditions: Conquistador」，そして2017年の「Expeditions: Viking」に続く，「Expeditions」シリーズの第3弾となる。8世紀のバイキング，16世紀のスペインの征服者を描いてきたシリーズだが，今回のテーマは古代ローマだ。主人公は若き軍団長Legatusで，父親が謎の政敵によって殺害されたことからローマを脱出し，ギリシャの反乱勢力を鎮圧する軍団に身を潜めている。プレイヤーは戦闘を重ねてスキルを高め，部下の尊敬を受け，同時に恐れられる歴戦の軍団長を目指す。


　紺碧のエーゲ海を一望するギリシャや，深い森の広がるガリア（現在のフランスやドイツの一部）など，ゲームのロケーションは豊富で，5人の個性的な仲間と一緒に冒険しつつ，政治的陰謀と人々のドラマが織り成すストーリーを体験していくという。ジャンルは「クラシカルなRPG」となっているが，ゲームの自由度は高く，プレイヤーキャラクターや武器，軍団の詳細なカスタマイズが可能。戦闘はターン制が採用されており，発表によれば，ギリシャ，北アフリカ，ガリアでの3つの大規模なキャンペーンに挑むとのことで，ストラテジー要素も色濃いようだ。


　Staamのストアページもすでにオープンしているが，残念ながら現段階で日本語対応の予定はない。歴史ファンに刺さりそうなタイトルだけに，続報を楽しみにしよう。